これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第7章 第216話 一網打尽?(2)

第7章 マスター権限
第216話 一網打尽?(2)


前回のあらすじ。
マヤシタの里、ドウドウゾ村、ジャッコタウン、コイーンタウン、ヤーセナイ村で、盗賊同時討伐を計画。
コイーンタウンの市を盛り上げようと、レーベルGM権限で妖精のバンドを作る。
コイーンタウンで、参加パーティーの武器等の新調。


ヤーセナイ村分所所長が信用出来る冒険者パーティーを妖精に呼びに行かせる。
「言ってきた。もうすぐ来るって。」
「ご苦労様。」魔力寄付ドネーションして帰館してもらう。

分所所長が信用出来る冒険者パーティー到着。
杖を突いた魔法職ぽい男性と女性3人。
パーティー4人共、魔法職?ではなく、ご年配の方でした。

【神眼】
そういうことか…。
「凄いですね、ここまで完璧な変装は初めてです。」
※人化・擬態以外の変化系は、初めてです。

4人と所長が驚いた。
男「ほほほっ、ワシ等の変装を一目で見破るか?」
女A「驚きですねぇ。」
女B「見ない顔だね、誉めてあげますよ。」
女C「私達の正体が解って、驚かないのにも驚きですよ」
喋り言葉もご年配…、実際、老人老婆に変装しているのではなく、人に変装していたから…、タヌキとキツネの獣人がです。

特技『変体』『変装』
この村では、長老と呼ばれていて、普段から老人老婆の姿です。

ファンソン・ゴン
男 獣人(タヌキ)
Lv.70 [ B ]
通称『ゴン爺』
クラス[ B ]『ミスッタ・チェンジ』リーダー

オ・フリフリ
女 獣人(キツネ)
Lv.62 [ B ]
通称『フリ婆』
クラス[ B ]『ミスッタ・チェンジ』

ミヤ・アレポ
女 獣人(キツネ)
Lv.65 [ B ]
通称『ミヤ婆』
クラス[ B ]『ミスッタ・チェンジ』

カーネ・プロチオネ
女 獣人(タヌキ)
Lv.66 [ B ]
通称『カネ婆』
クラス[ B ]『ミスッタ・チェンジ』

※昇格試験を受けていない為、ランクB

ショウリ「盗賊のアジトは、2ヶ所なんですが、1組、4人だけですか?」
ゴン爺「盗賊は、何人じゃ?」
地図を見ながら
ショウリ「アジトは、こことここ。4人と6人です。」

この辺りで、商隊を襲う盗賊は、4人だと聞いた。 実行する際、(6人組の内の)2人が隠れているということもあり得る。 現在の情報では、どちらも考えられる。オーラ診断を使うと両方赤くなるし。

カネ婆「2、2に別れても大丈夫そうだね」
エスプリ「本当に大丈夫?」

ミヤ婆「あら? 可愛いお嬢ちゃんは、私達の実力を疑うのかい?」
「ボクは、エスプリ。お嬢ちゃんじゃなく、お嫁さん。」
フリ婆「お嫁さん?」
「エスプリは、僕の妻です。まゆとルージュも。」
「…「なんですとぉー!」…」

ゴン爺「なんじゃろ?このイライラ…、この怒りは、盗賊にぶつけるしか無いのかの?」
ゴン爺は、僕を睨む。
(私もまだなのに、エスプリこの子は、結婚してる?)ブツブツ
エスプリが睨まれてます。

ショウリ「ところで何故、老人や老婆に変装しているのですか?」
エスプリ「お爺ちゃん、お婆ちゃんじゃ、モテないよ」
「「「「あっ!」」」」
天然ですか?(--;)

元の姿、タヌキとキツネに戻りました。
ゴンさん、狸です、メタボスタイル。
カーネさんは、狸ですが、狸というより子パンダ…、白と黒だからです。
フリフリさん、ミヤさんは、人です、耳が頭の上にあり、フリフリさんだけは、キツネの尻尾が有ります。ミヤさんは、人に近い獣人ということです。耳だけ隠せば、変装の必要が無いと思うのは、僕だけ?

長い年月老人老婆に変装していて、他への変装の仕方を忘れたらしい。変装ってそんなものなの?(--;)

パーティー『ミスッタ・チェンジ』のメンバー全員、『幻術』系の魔法が使え、魔物を使役するスキルの持ち主。
ゴンさん
メイン:剣士
副 職:魔獣使い

ミヤさん
メイン:武闘家
副 職:蛇使い

フリフリさん
メイン:魔導師の槍使い
副 職:召喚師

カーネさん
メイン:狩人
副 職:熊使い
属 性:風、光(回復系の魔法が得意)


4人であって、4人でない。
ゴンさんは、3体の大狼の主人ヴィルマ
ミヤさんは、森などに居る、蛇を笛で操れる。まだ、蛇系の魔物を使役出来ていない。
(笛の音は人には聞こえない)
フリフリさんは、スケルトン、スケルトンナイト、リザードを召喚出来る。
カーネさんは、カードモンスター『ビッグベア』の主人ヴィルマ

まだ、蛇を使役していないと言うことで、ミヤさんに、聞く。
蛇系の魔物を討伐の仕方、状況、回数、等。
この辺りには、蛇系の魔物が少い、討伐時、カーネさんのビッグベアが居ることが多い、カーネさんが留めを指すことが、少い。
笛の音で動きを封じ、他のメンバーが留めを指している…。

「カードモンスターを増やす際、側に(自分の)レベルより高いカードモンスターが居た場合、カード化出来ません。 これがパーティーでも影響するのかは僕は解りませんが、カードモンスターを使わない方がいいかも知れません。 最後ミヤさんが留めを指すことをお勧めします。」「今度、試してみてください。」

ミヤさん達は、理解・納得した。
ミヤ「カードモンスターが側に居たらダメだとは知らなかったよ、ビッグベアのレベルは、60なんだけど、倒した蛇の魔物のレベルも関係するのかも知れないね…。」
カーネ「なら、私もカードモンスターを使わず魔物を倒せば、カードモンスターを増やせるんだね?」

「えぇ、僕がカードモンスターが増えない理由を訪ねた召喚師の方は、そう言ってました。」(#63話参照)
ゴン「と言うことは、ショウリさんもカードモンスターをお持ちなんですか?」
「はい、100体以上」
「…「なんですとぉー!?」…」同調シンクロした

カーネ「そのカードモンスターの中で、1番強い魔物は?」
「カードモンスターの中でだと…、幻獣ケルベロスでしょうか?それとも、霊獣の精霊喰いの大蜘蛛かな?」
「…「なんですとぉー!」…」
「幻獣?」「霊獣?」
「ケルベロス?」「精霊喰いの大蜘蛛?」

「ショウリ、亀の助も強いんじゃない?」
フリフリ「亀の助?」
「亀の助は、巨大暴走海ガメで、体長50m有ります。海ガメですから、水中なら兎も角ともかく、陸上ではどうでしょう?」
「…「巨大暴走海ガメ!? 50m!?」…」

「あ あんた 何者だ?」
「自己紹介が、まだでしたね。僕の名は、ショウリ。Sランクの冒険者で、16歳にして、エスプリ、まゆ、ルージュ、エナ、シーレン、スイレン、ミーゼ、イヴの夫です。」
「…「えっ!え Sランク!」…」

「16?」「はい」
「レベルは?」「580です。」(隠蔽して)
「ご ごひゃくはちじゅう…。」
「冒険者歴は?」
「飛び級して、1ヶ月でしょうか?」
「…「1ヶ月!?」…」
「ど ど どうやったら、1ヶ月で、レベルが、580になるんだ? 有り得んだろうが! 嘘を着くのにも程があるぞ。」
「嘘じゃないもん! ショウリは、シーズーで、2万の蟹の大群を1人で、退治したもん!嘘じゃないもん!」
「…「2万! 1人で!」…」

ミヤ「聞いたことあるわ。 シーズーに
2万を越える蟹の大群が出たと。」
カーネ「蟹暴走祭カニイバルの始まり。1組の冒険者がそれを討伐したと…。貴方達の事だったの?」
納得してもらった、レベルが、上がった事だけ
ゴン「納得いかん。8人も奥方が居るのは」
グラビス「本当に、人族ですか?」

「そう言われても…。」

“ショウリ、出来たよ”プツッ

「終わったみたいです」
エスプリ、まゆ、ルージュと、フリフリさん、ミヤさん、カーネさんは、地下の牢屋でお着替えしてました。
メークのレクチャーを含め。
エスプリの『人化ヒューマネゼイション』『擬態』で変装の強化も手伝っていた。

「「嘘だぁー!?」」「嘘~?」
そこには、3人のモデルの女性が居た。
 フリフリさんは、キツネの獣人…、尻尾を出して、ロングスカートを履いている。髪がウェーブ、まゆを真似たお姉さんタイプの美人さん、Cサイズの胸を強調したキャミソールに、ベスト。

 ミヤさんは、黒い右肩の無いチャイナ服、太もも付け根までのスリット。
 茶髪のオールバックポニーテール、頭の上の耳がアクセント。ルージュに似せた大人の女性。

 カーネさんは、日本の弓道をするときに着る、はかま姿、パンダからショートヘアーの雪のような白い餅肌の、丸顔がキュート。エスプリに似せた少女姿。

「別人ですね。」
「目立っちゃいますね」

ゴンさんが、僕に似せた男性に、僕が30代になったらこんな感じかな?そんな事を思わせる姿になる。

「始めから、それなら、モテたのに…。」
「エスプリそれは言っちゃダメ」
3分で元に戻った…。(--;)公衆電話?ウル○ラマン?

「身体強化じゃないですよね? 3分しか持たないなんて…。(--;)」
ミヤ「自然に出来るようになるには、時間がかかりそうです。」
ゴン「でも、出来たよ」
フリフリ「慣れですね、精進しないと…。」
カーネ「今回の盗賊、討伐には関係ないから。その内その内」

…。(--;)変化の際、タヌキとキツネの頭に葉っぱを乗せるのが日本の昔話とかに出てくるけど…、まさかね。
ポーチから霊木の葉を出し
「これを頭の上に乗せて、宙返りして、変化してもらえます?」
「…「は?」…」
「そう、葉を」

宙返りが出来たのは、ミヤさんだけ。
「変化」クルリ ボン
3分経っても10分経っても変化は、解けなかった。
「うそ~」
宙返りの練習が特訓が始まりました。
鉄棒を作り、逆上がりの練習から。

僕とエスプリは小腹が空いてきた。
「お菓子、食べます?」
「い 要らない、き 気持ち悪い…。」
目が回ってました。

2時間程で、宙返り習得、宙返り変化で、1時間経っても解けなかった。
「何で、こんな事を知ってる?」
「本?」
「本は、読まないからなぁ~」

「明日は、よろしくお願いします」
と、分所を出た。


◆ハウス リビング◆
エナ、シーレン、スイレンを召喚で戻し、報告を聞く。夕食を取りながら。


アジトの回りのトラップ、位置や数、盗賊の特徴(写真)や装備(武器)の確認。

 遠距離攻撃(弓)には風の妖精、回復に光の妖精を手配する、ライトとデュークをジャッコタウンへ、シーレンとスイレンをマヤシタの里、フレイとカオルをドウドウゾ村、エナ、スキマとミホはヤーセナイ村、残りはコイーンタウンで、市と盗賊討伐ということにした。
 ロンとミーゼ+商業ギルドのお手伝いとで、コイーンタウンで武器屋の店。
「ロン、盗品が中級者向けの武器・防具が多い、チタンの宣伝を兼ねた手法で行きたいから、よろしく。」
「主の仰せのままに」
「ミーゼに任せるよ、お願いね。」
「はい」
 ミーゼが、こちらが安くすれば、普通の商売人は、仕入れ値よりは下げません、盗品なら仕入値を切っても販売するか、こちらの邪魔をするでしょう、妨害行為は違法です、現行犯で捕まえられます。って言うので、こちらは在庫数では絶対に負けないし、売値は相手より安くしても困ることはない。
(商業ギルドのお手伝いは、妨害行為の予防線、妨害行為での摘発は、元締めボスまで届かない可能性があるから)

 まゆとルージュ+商業ギルドのお手伝い&妖精のお手伝いとでvictory、僕とエスプリは、雑貨屋(商業ギルドのお手伝い付)。
くも爺さんとバカデさんは、コイーンタウンの盗賊狩り、と言うことで解散。
(まゆ達の商業ギルドのお手伝いは、適正価格が解らないから、通常僕らのランジェリーの設定価格は、2セット金貨1枚。盗品の中には、ランジェリーは無い)
(僕らのお手伝いは、取り扱い商品がちょっと訳有りだから)

お風呂に入って、いつもより多く泳いで、変化へんげを試して、注文書を処理して、ログアウト寝た




残り1762日 → 1761日(2月7日)




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