これって?ゲーム?異世界?
第6章 第203話 乙姫様って…。?
第6章 再会?〈疑似体感装置〉
第203話 乙姫様って…。?
前回のあらすじ。
ガチャで出したカードモンスター引換券を、具現化。
21405歳の神獣、亀仙人(エンシェント・タートル)を具現化する。
「言ってませんでした? くも爺さんもまゆも、神獣ですよ。」
「…「なんですとぉー!? ははぁ」…」
「ですから、土下座は止めて下さい。」
「言ったろ、一々、気にしとったら、頭が上げられんと。」
「はははははっ」「ほほほほほっ」クスクス
「タトルさん、途中で、商船に会いまして… 説明中 …、イカしたタコ(イカの様な巨大タコ)に、竜宮城に連れて行かせたんですが、イカしたタコが行って、驚かれませんかね?」
ポカーン の、タトルさん。
「あの~、いつ そう言う事が、起きたのですか?」
「スタトベガスを出て、1時間くらいした頃だったと思います。」
「そう言えば、それくらいに亀の助が、浮上してましたね。 あの時でしたかぁ…。 間違いなく、驚くと思います。 下手をすると、攻撃されるかもされませんね。」
「その島が、現れなくなるってことは、無いのですか?」
「島は、制御して、そうなるものではなく、自然の物ですから。現れなくなる事は、ありません。 ですから死守する必要がありますので…。」
「攻撃される可能性があると…。」
コクリ 頷くタトルさん。
「僕らの到着予定は、27日の午前中です。その時に、報告しておかないといけませんね。」
「そうですね。 でも、商船に気づいたのは、亀の助ですか?」
「いいえ、僕ですけど?」
「はぁ…、やはり、規格外なんですね。 亀の助が、黙視出来ない距離で、海の中から商船に気づける察知スキルをお持ちとは…。」
「タトルさんは、『海王の首飾り』『深海の宝箱』に付いて何か情報をお持ちじゃないですか?」
「確か『海王の首飾り』は、そう言う名前の首飾りで、海王様の持ち物と言うものでは、ありません。海底都市の魔道具屋には、高価ですが、売ってますから。『深海の宝箱』は、私も詳しくは知らないのですが、中を見た者が居ないくらい珍しい物だと聞いてます。 それが何か?」
「そうなんですね、『海王の首飾り』って、売ってるんですね…。」(--;)
ポーチの中にも2つありますし…、販売されていたとは…。(--;) それを届けるって、訳解らん。ガチャで出した方は、付与スキル付の新品。亀の助の出したのは、ウン付と思われる中古。不安になってきた。
「『深海の宝箱』って、そんなに珍しい物だったんですね。 困りました。今回の竜宮城へ行く、目的の1つが、『深海の宝箱』の入手だったのですが…。」
「そうでしたか、『深海の宝箱』が、竜宮城に有るとも限りませんし…、お力になれなくて、申し訳ございません。」
「だから、土下座は止めて下さい。」
「亀仙人さん、『深海の宝箱』って、知ってます?」
「深海の宝箱? 懐かしいのぉ~、浦の虎次郎は元気しとるかのぉ? 生きとらんか…、もう、500年以上昔の事じゃから。」
「浦の虎次郎?(浦島太郎じゃなくて(--;))、500年前?」
「好奇心旺盛の巨大海ガメの子が、地上に行って、漁師にいじられたそうじゃ。 その巨大海ガメの子を、浦の虎次郎が助けたそうじゃ。 巨大海ガメの子の親の巨大海ガメから世話を頼まれとった、巨大海ガメがその巨大海ガメの子に頼まれ、浦の虎次郎を竜宮城へ招待して、助けられた巨大海ガメの子の親の巨大海ガメと乙姫とワシらで飲み明かした、っちゅう昔の思いで話じゃ。 浦の虎次郎が帰る際、乙姫が、手土産に『深海の宝箱』を渡しとったのぉ~。」
浦島太郎ですよね?………やっぱり、開けたくない、長居もしたくない、と思うのは僕だけ?(--;)
「じゃ、その乙姫さんに聞いたら、『深海の宝箱』のこと、解りますか? 乙姫さんは、ご存命?、竜宮城にまだ居るのですか?」
「あの婆さんは、しぶとい。竜宮城も気に入っておったから、生きてるんじゃないか? 見た目に騙されるなよ、ワシと変わらん歳じゃからな。」
「え? 乙姫さんって、そんなに歳なんですか?」
「ショウリ様、その視線はなんですか?」
思わず、シーレン達に目がいった。
「乙姫さんと、どっちがきれいかなって思って。」
「ショウリ様は、嘘が下手デスワ。」
赤くなるエナ。
「はははははっ、乙姫の前でも、歳の話は、タブーだぞ。 魚に変えられても知らんぞ。」
「え? 乙姫さんには、そんなスキルがあるのですね、他人を魚に変えるスキルが…。」
僕にも、出来そうだ、今のところ使う気は、無いけど…。
夕飯の時間
亀仙人の希望で、寿司、刺身。
手巻き寿司パーティー。
「生魚をこんな風に食べる食べ方は、知らなかったのぉ~。 上手いぞ。」
「念体では、食べられたいのですか? 酒は飲んでましたよね?」
念体を解除し、エンシェント・タートルの姿で夕食をしていた。
「出来んことは、無いが、こっちの方が、やっぱり上手い。上手い物は、舌で味わいたい。 喉ごしもな。 はははははっ」
僕的には、人のサイズで食した方がいいような気がする。 ハウス内で、2mになってますが、寿司が小さいのでは? のど越しって、飲み込んでません? 舌で味わいたいって、小さいのでは?
「ほほほほほっ、念体の不便なとこじゃな。 人化出来たら、良かったのにのぉ。」
「念体の便利なとこも沢山ある、美人さんの風呂に入っても気づかれんのじゃぞ。」
ジー 女性陣のジト目がエンシェント・タートルに集まる。
「心配せんでも2階には行けんかった。」
「行こうとしたんですか?」
くも爺さんに残留魔力を察知されてから、強化してます。
「くも爺に、止められたが、試さにゃ気がすまんかった…、階段からも壁も床も通れんかった…、お前さんの結界は、完璧じゃ、ワシがお墨付きをつけてやる。」
「その前に、ワシが付けとるよ。ほほほほほっ 残留魔力を察知出来ん様になっとる。」
「くも爺さんは、念体を使いたいですか? 亀仙人さんは、人化出来たら、いいと思いますか?」
「気づかれずに、美人さんの風呂に入れるのは、羨ましいのぉ。」
「人の姿で、上手いもん食うのも、憧れるのぉ~、名店とかに入っても、念体では、イマイチじゃしのぉ~。」
くも爺さんに、念体を、亀仙人に、人化を付与した。
「ほほほほほっ 念体でも、面白いのぉ。」
「これが、人化か? 亀仙人にしか、なれんのは不便かな?」
「じゃが、遠くまで行けるようになったのぉ。 お主には、感謝じゃな。 念体の行動範囲は、精々2kmじゃったからのぉ~。」
「そうだったんですか?」
「おまけに、疲れる。 じゃから、くも爺も、気を付けなされ、使いすぎは、疲れるぞ。」
「ワシは、人化の方が、性に合っとる。」
お二人とも、人化で、夕食をした。
◆2階のお風呂場◆
アバターを使い。 妻達の背中を流しながら。
「シーレンの、この青い髪って綺麗だよね、年齢の割りには」
「イヴも、一番年上なのに、それを感じさせない若く見えるよねぇ。」
「ルージュも、0歳には、誰が見ても見えないよね。」
「ミーゼも、母さんより若く見えるんだよね。」
「エスプリも、妹に見えるかもね」
「まゆも、お姉さんって言っても、疑われないかもだね」
「エナも、お婆ちゃんには見えない。」
「スイレンも綺麗だよね、理想の姿が」
て、思いながら、背中を流した。口には、出せません。恥ずかしいし、怖い。
背中を流してもらい、一泳ぎして、風呂を出る。
「カラオケのやり過ぎじゃない? 持ち方がが変だよ。」
何の持ち方なのかは、想像に任せます。
ログアウト。
1月26日もやることは、一緒。
カラオケして、剣を振って、ランジェリー作って、返送して。
昼食後、くも爺さんと、亀仙人の武勇伝を聞いて過ごした。
美貌を嫉妬された、綺麗なお姫様が毒リンゴを食べさせられ、死んでしまったと思われた。 お姫様に、冒険者がキスしたら、息を吹き返す、冒険者とお姫様が結婚した。
キスで蘇ったのではなく、口移しで解毒剤を飲ませていた。その解毒剤を調合したのは、くも爺さんだった。
念体で、山の中で熊になっていたときに、赤いローブの少女に落とし物を届け、一緒に踊った。
大狼に食べられたお婆さんと、赤いローブの少女を、大狼の腹の中から助け出した事がある狩人は亀仙人。
山の中で楽器の練習をしていた、くも爺さん、コブのある中年男性が踊りで、参加してきて、次の日も来てもらおうと、コブをコブ質で、預かると、次の日にはコブが生えていて、前日の踊りとは別人くらいに下手くそで、もう来てもらう気が無くなったので、コブを返した。
悪の親玉を倒しに行く途中の冒険者が、亀仙人が、昼寝をしていた池に、剣を落とし、ミスリルの剣と、オリハルコンの剣を出して、お前の剣はどっちだと、意地悪したら、正直に鉄の剣と、答えたので、ミスリルとオリハルコンの剣を与え、悪の親玉の弱点と道順を教えてあげた。
美人三姉妹の噂を聞いて、お風呂を覗いたら、化粧で誤魔化していたので、風の精霊にその事を教えたら、その三姉妹が馬の獣人ではなく、ロバの獣人だと町中に広まった。
醜い獣人は、実は拾われた獣人で、雑用係で、こき使われていた。 食べ物もろくに与えられず、くも爺さんが魔力寄付したら、背中に羽が生えた。 白鳥の鳥人だったので、屋敷から、飛んで逃げ出した。 醜い獣人の子は、美しい白鳥の鳥人だった。
念体で、その国の国王に化けて、悪人討伐。
パーティー組んで悪人退治。
勇者を鍛えて、魔物の討伐。
色々聞いた。
楽しい時間は、たつのが、早い
◆2階のお風呂場◆
「くも爺さんも、亀仙人さんも、覗きとか、意地悪がお好きな様ですね。」
「まゆもルージュもお酒飲めなかった?」
「まゆは、自重してます。飲みすぎたときの、自分が怖いので…。」
「ルージュは、未成年ですから。」
「シーレン、エナ、スイレンは、大丈夫?」
「飲みすぎました。」
「飲みすぎましたデスワ。」
「くも爺さんも、亀仙人さんも、強すぎです。」
フレイは、バカデさんが、部屋に連れていった。
「ねぇ、ルージュ、まゆ、商業ギルドとかと、商品転移用の魔法陣を繋ぎすぎてないかな? 注文の対処大変じゃない?」
「大丈夫だと思いますよ。 今は、珍しくて注文が多いのと、在庫の管理も解らないからだと思います。 同じ町からの注文が続くことは、無いはずです。 もう暫くすれば、落ち着くと思います。」
「そうかぁ…、それならいいけど。」
ショウリ&お嫁さん達の寝室に行くと、クローゼットに、注文書と素材が。
ランジェリー作って、返送。
普段着の注文も、ピラミッドの町からの注文、汗をかくとひんやりする加工をして、日焼け防止をして、長袖、七分丈。
「そうだ、まゆは、人魚見たことある?」
「残念ながら、無いです。」
「シーレンはある?」
「ショウリ様? まさか? ですか?」
「ピラミッドの町の注文送った後で、タイミング悪かったかな? 勘違いしないでね、人魚のヒレを作れないかなと、思っただけだから。」
僕のイメージする、足ヒレをルージュに装備した。
「みんなの意見を参考に改良をしたいんだけど。 シーレン、僕のイメージするヒレとシーレンが実際に見た、足ヒレの違いとかあったら教えて。」
シーレンの意見、ルージュの履き心地参考に改良を重ねた。
腹部から下に足ヒレ…、脱がないと陸上では、動けない。ほふく前進。自由に動くために、脱ぐ。脱いだ足ヒレを腰に巻く。
ジッパーを付け、下からサイドにスリットを作り、腹部から胸に引き上げる。脱がずに、歩けるようになる。
フロントスリット、バックスリット、サイドスリットの3タイプを試作。
シーレン、スイレン、エナ、まゆ、ルージュに試着してもらう。
「こんなもんかな?」
「出来る限り、特殊な細工をせずに、作れた。これなら、僕じゃなくても、作れるね。」
「ジッパーが、ルージュもまゆも、作れないのが残念。」
「ジッパーは、金属加工のスキルが、必要なようです。」
「ロンは、ジッパーは、作れるだろうけど、別々に作ると微調整が必要になるね。」
「ロンをこの部屋に入れるか、作業部屋を新たに造るか? 考えないとね。」
「ここは、神聖な、夫婦の部屋デスワ。ショウリ様以外を入室させたくは無いデスワ。」
僕は、スライダー式のジッパー…、真空収納袋なんかに使われているジッパーを、作ってみた。
「これは、作れない?」
「これなら、合体スライムの液袋の粘着、蜘蛛の粘着で可能です。」
ルージュが、合体スライムの液袋で、まゆが、自分の粘着液で、合わせ部分の加工をした。
「まゆの蜘蛛の粘着成分は、他の蜘蛛でも出来るよね?」
「試してみないと、水中の動きに耐えられる物を試してみないと、解りませんが、出来ます。」
「私の方も、水の侵入を確認する必要が有りますが、もう少し工夫をすれば、出来そうです。」
合体スライムの液袋の粘着液をそのまま使うと、接着剤になってしまう。 マジックテープのように付け外しが出来る加工にし、水が入らないように、水圧・動きに耐えられる構造にした。
「この様な物は、ショウリ様の世界には、当たり前に有るのですか?」
「全く同じものと言う訳じゃない僕のイメージする物を、スキル補正で近いものを作るって言った方が、解るかな?」
「僕の世界でも、マジックテープって言うけど、本当に魔力で、脱着式にするから、マジックテープって名でいいと思う。」
試作品の足ヒレスカートを、ポーチへ収納。
ジッパーと、スライダー部分を手紙と一緒に、帝都ススペードの商業ギルド本部に転移。(特許申請)
「さぁ、寝ようか?」
「おやすみ」
ベッドの中で出来ることをして、目をつむる。
ジッパーやスライダーを知らないと作れない…、職業は、それを極めると、スキルや特技を覚える、ジッパーを、作るには、金属加工のスキルが必要…、ジッパーは、僕が作ったから? 裁縫系の職業でも、作れるようにすれば…。
「眠れませんか? 珍しいですね、 …します?」
本体は、ミーゼと唇を重ねた。
十数分後、ログアウトした。
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第203話 乙姫様って…。?
前回のあらすじ。
ガチャで出したカードモンスター引換券を、具現化。
21405歳の神獣、亀仙人(エンシェント・タートル)を具現化する。
「言ってませんでした? くも爺さんもまゆも、神獣ですよ。」
「…「なんですとぉー!? ははぁ」…」
「ですから、土下座は止めて下さい。」
「言ったろ、一々、気にしとったら、頭が上げられんと。」
「はははははっ」「ほほほほほっ」クスクス
「タトルさん、途中で、商船に会いまして… 説明中 …、イカしたタコ(イカの様な巨大タコ)に、竜宮城に連れて行かせたんですが、イカしたタコが行って、驚かれませんかね?」
ポカーン の、タトルさん。
「あの~、いつ そう言う事が、起きたのですか?」
「スタトベガスを出て、1時間くらいした頃だったと思います。」
「そう言えば、それくらいに亀の助が、浮上してましたね。 あの時でしたかぁ…。 間違いなく、驚くと思います。 下手をすると、攻撃されるかもされませんね。」
「その島が、現れなくなるってことは、無いのですか?」
「島は、制御して、そうなるものではなく、自然の物ですから。現れなくなる事は、ありません。 ですから死守する必要がありますので…。」
「攻撃される可能性があると…。」
コクリ 頷くタトルさん。
「僕らの到着予定は、27日の午前中です。その時に、報告しておかないといけませんね。」
「そうですね。 でも、商船に気づいたのは、亀の助ですか?」
「いいえ、僕ですけど?」
「はぁ…、やはり、規格外なんですね。 亀の助が、黙視出来ない距離で、海の中から商船に気づける察知スキルをお持ちとは…。」
「タトルさんは、『海王の首飾り』『深海の宝箱』に付いて何か情報をお持ちじゃないですか?」
「確か『海王の首飾り』は、そう言う名前の首飾りで、海王様の持ち物と言うものでは、ありません。海底都市の魔道具屋には、高価ですが、売ってますから。『深海の宝箱』は、私も詳しくは知らないのですが、中を見た者が居ないくらい珍しい物だと聞いてます。 それが何か?」
「そうなんですね、『海王の首飾り』って、売ってるんですね…。」(--;)
ポーチの中にも2つありますし…、販売されていたとは…。(--;) それを届けるって、訳解らん。ガチャで出した方は、付与スキル付の新品。亀の助の出したのは、ウン付と思われる中古。不安になってきた。
「『深海の宝箱』って、そんなに珍しい物だったんですね。 困りました。今回の竜宮城へ行く、目的の1つが、『深海の宝箱』の入手だったのですが…。」
「そうでしたか、『深海の宝箱』が、竜宮城に有るとも限りませんし…、お力になれなくて、申し訳ございません。」
「だから、土下座は止めて下さい。」
「亀仙人さん、『深海の宝箱』って、知ってます?」
「深海の宝箱? 懐かしいのぉ~、浦の虎次郎は元気しとるかのぉ? 生きとらんか…、もう、500年以上昔の事じゃから。」
「浦の虎次郎?(浦島太郎じゃなくて(--;))、500年前?」
「好奇心旺盛の巨大海ガメの子が、地上に行って、漁師にいじられたそうじゃ。 その巨大海ガメの子を、浦の虎次郎が助けたそうじゃ。 巨大海ガメの子の親の巨大海ガメから世話を頼まれとった、巨大海ガメがその巨大海ガメの子に頼まれ、浦の虎次郎を竜宮城へ招待して、助けられた巨大海ガメの子の親の巨大海ガメと乙姫とワシらで飲み明かした、っちゅう昔の思いで話じゃ。 浦の虎次郎が帰る際、乙姫が、手土産に『深海の宝箱』を渡しとったのぉ~。」
浦島太郎ですよね?………やっぱり、開けたくない、長居もしたくない、と思うのは僕だけ?(--;)
「じゃ、その乙姫さんに聞いたら、『深海の宝箱』のこと、解りますか? 乙姫さんは、ご存命?、竜宮城にまだ居るのですか?」
「あの婆さんは、しぶとい。竜宮城も気に入っておったから、生きてるんじゃないか? 見た目に騙されるなよ、ワシと変わらん歳じゃからな。」
「え? 乙姫さんって、そんなに歳なんですか?」
「ショウリ様、その視線はなんですか?」
思わず、シーレン達に目がいった。
「乙姫さんと、どっちがきれいかなって思って。」
「ショウリ様は、嘘が下手デスワ。」
赤くなるエナ。
「はははははっ、乙姫の前でも、歳の話は、タブーだぞ。 魚に変えられても知らんぞ。」
「え? 乙姫さんには、そんなスキルがあるのですね、他人を魚に変えるスキルが…。」
僕にも、出来そうだ、今のところ使う気は、無いけど…。
夕飯の時間
亀仙人の希望で、寿司、刺身。
手巻き寿司パーティー。
「生魚をこんな風に食べる食べ方は、知らなかったのぉ~。 上手いぞ。」
「念体では、食べられたいのですか? 酒は飲んでましたよね?」
念体を解除し、エンシェント・タートルの姿で夕食をしていた。
「出来んことは、無いが、こっちの方が、やっぱり上手い。上手い物は、舌で味わいたい。 喉ごしもな。 はははははっ」
僕的には、人のサイズで食した方がいいような気がする。 ハウス内で、2mになってますが、寿司が小さいのでは? のど越しって、飲み込んでません? 舌で味わいたいって、小さいのでは?
「ほほほほほっ、念体の不便なとこじゃな。 人化出来たら、良かったのにのぉ。」
「念体の便利なとこも沢山ある、美人さんの風呂に入っても気づかれんのじゃぞ。」
ジー 女性陣のジト目がエンシェント・タートルに集まる。
「心配せんでも2階には行けんかった。」
「行こうとしたんですか?」
くも爺さんに残留魔力を察知されてから、強化してます。
「くも爺に、止められたが、試さにゃ気がすまんかった…、階段からも壁も床も通れんかった…、お前さんの結界は、完璧じゃ、ワシがお墨付きをつけてやる。」
「その前に、ワシが付けとるよ。ほほほほほっ 残留魔力を察知出来ん様になっとる。」
「くも爺さんは、念体を使いたいですか? 亀仙人さんは、人化出来たら、いいと思いますか?」
「気づかれずに、美人さんの風呂に入れるのは、羨ましいのぉ。」
「人の姿で、上手いもん食うのも、憧れるのぉ~、名店とかに入っても、念体では、イマイチじゃしのぉ~。」
くも爺さんに、念体を、亀仙人に、人化を付与した。
「ほほほほほっ 念体でも、面白いのぉ。」
「これが、人化か? 亀仙人にしか、なれんのは不便かな?」
「じゃが、遠くまで行けるようになったのぉ。 お主には、感謝じゃな。 念体の行動範囲は、精々2kmじゃったからのぉ~。」
「そうだったんですか?」
「おまけに、疲れる。 じゃから、くも爺も、気を付けなされ、使いすぎは、疲れるぞ。」
「ワシは、人化の方が、性に合っとる。」
お二人とも、人化で、夕食をした。
◆2階のお風呂場◆
アバターを使い。 妻達の背中を流しながら。
「シーレンの、この青い髪って綺麗だよね、年齢の割りには」
「イヴも、一番年上なのに、それを感じさせない若く見えるよねぇ。」
「ルージュも、0歳には、誰が見ても見えないよね。」
「ミーゼも、母さんより若く見えるんだよね。」
「エスプリも、妹に見えるかもね」
「まゆも、お姉さんって言っても、疑われないかもだね」
「エナも、お婆ちゃんには見えない。」
「スイレンも綺麗だよね、理想の姿が」
て、思いながら、背中を流した。口には、出せません。恥ずかしいし、怖い。
背中を流してもらい、一泳ぎして、風呂を出る。
「カラオケのやり過ぎじゃない? 持ち方がが変だよ。」
何の持ち方なのかは、想像に任せます。
ログアウト。
1月26日もやることは、一緒。
カラオケして、剣を振って、ランジェリー作って、返送して。
昼食後、くも爺さんと、亀仙人の武勇伝を聞いて過ごした。
美貌を嫉妬された、綺麗なお姫様が毒リンゴを食べさせられ、死んでしまったと思われた。 お姫様に、冒険者がキスしたら、息を吹き返す、冒険者とお姫様が結婚した。
キスで蘇ったのではなく、口移しで解毒剤を飲ませていた。その解毒剤を調合したのは、くも爺さんだった。
念体で、山の中で熊になっていたときに、赤いローブの少女に落とし物を届け、一緒に踊った。
大狼に食べられたお婆さんと、赤いローブの少女を、大狼の腹の中から助け出した事がある狩人は亀仙人。
山の中で楽器の練習をしていた、くも爺さん、コブのある中年男性が踊りで、参加してきて、次の日も来てもらおうと、コブをコブ質で、預かると、次の日にはコブが生えていて、前日の踊りとは別人くらいに下手くそで、もう来てもらう気が無くなったので、コブを返した。
悪の親玉を倒しに行く途中の冒険者が、亀仙人が、昼寝をしていた池に、剣を落とし、ミスリルの剣と、オリハルコンの剣を出して、お前の剣はどっちだと、意地悪したら、正直に鉄の剣と、答えたので、ミスリルとオリハルコンの剣を与え、悪の親玉の弱点と道順を教えてあげた。
美人三姉妹の噂を聞いて、お風呂を覗いたら、化粧で誤魔化していたので、風の精霊にその事を教えたら、その三姉妹が馬の獣人ではなく、ロバの獣人だと町中に広まった。
醜い獣人は、実は拾われた獣人で、雑用係で、こき使われていた。 食べ物もろくに与えられず、くも爺さんが魔力寄付したら、背中に羽が生えた。 白鳥の鳥人だったので、屋敷から、飛んで逃げ出した。 醜い獣人の子は、美しい白鳥の鳥人だった。
念体で、その国の国王に化けて、悪人討伐。
パーティー組んで悪人退治。
勇者を鍛えて、魔物の討伐。
色々聞いた。
楽しい時間は、たつのが、早い
◆2階のお風呂場◆
「くも爺さんも、亀仙人さんも、覗きとか、意地悪がお好きな様ですね。」
「まゆもルージュもお酒飲めなかった?」
「まゆは、自重してます。飲みすぎたときの、自分が怖いので…。」
「ルージュは、未成年ですから。」
「シーレン、エナ、スイレンは、大丈夫?」
「飲みすぎました。」
「飲みすぎましたデスワ。」
「くも爺さんも、亀仙人さんも、強すぎです。」
フレイは、バカデさんが、部屋に連れていった。
「ねぇ、ルージュ、まゆ、商業ギルドとかと、商品転移用の魔法陣を繋ぎすぎてないかな? 注文の対処大変じゃない?」
「大丈夫だと思いますよ。 今は、珍しくて注文が多いのと、在庫の管理も解らないからだと思います。 同じ町からの注文が続くことは、無いはずです。 もう暫くすれば、落ち着くと思います。」
「そうかぁ…、それならいいけど。」
ショウリ&お嫁さん達の寝室に行くと、クローゼットに、注文書と素材が。
ランジェリー作って、返送。
普段着の注文も、ピラミッドの町からの注文、汗をかくとひんやりする加工をして、日焼け防止をして、長袖、七分丈。
「そうだ、まゆは、人魚見たことある?」
「残念ながら、無いです。」
「シーレンはある?」
「ショウリ様? まさか? ですか?」
「ピラミッドの町の注文送った後で、タイミング悪かったかな? 勘違いしないでね、人魚のヒレを作れないかなと、思っただけだから。」
僕のイメージする、足ヒレをルージュに装備した。
「みんなの意見を参考に改良をしたいんだけど。 シーレン、僕のイメージするヒレとシーレンが実際に見た、足ヒレの違いとかあったら教えて。」
シーレンの意見、ルージュの履き心地参考に改良を重ねた。
腹部から下に足ヒレ…、脱がないと陸上では、動けない。ほふく前進。自由に動くために、脱ぐ。脱いだ足ヒレを腰に巻く。
ジッパーを付け、下からサイドにスリットを作り、腹部から胸に引き上げる。脱がずに、歩けるようになる。
フロントスリット、バックスリット、サイドスリットの3タイプを試作。
シーレン、スイレン、エナ、まゆ、ルージュに試着してもらう。
「こんなもんかな?」
「出来る限り、特殊な細工をせずに、作れた。これなら、僕じゃなくても、作れるね。」
「ジッパーが、ルージュもまゆも、作れないのが残念。」
「ジッパーは、金属加工のスキルが、必要なようです。」
「ロンは、ジッパーは、作れるだろうけど、別々に作ると微調整が必要になるね。」
「ロンをこの部屋に入れるか、作業部屋を新たに造るか? 考えないとね。」
「ここは、神聖な、夫婦の部屋デスワ。ショウリ様以外を入室させたくは無いデスワ。」
僕は、スライダー式のジッパー…、真空収納袋なんかに使われているジッパーを、作ってみた。
「これは、作れない?」
「これなら、合体スライムの液袋の粘着、蜘蛛の粘着で可能です。」
ルージュが、合体スライムの液袋で、まゆが、自分の粘着液で、合わせ部分の加工をした。
「まゆの蜘蛛の粘着成分は、他の蜘蛛でも出来るよね?」
「試してみないと、水中の動きに耐えられる物を試してみないと、解りませんが、出来ます。」
「私の方も、水の侵入を確認する必要が有りますが、もう少し工夫をすれば、出来そうです。」
合体スライムの液袋の粘着液をそのまま使うと、接着剤になってしまう。 マジックテープのように付け外しが出来る加工にし、水が入らないように、水圧・動きに耐えられる構造にした。
「この様な物は、ショウリ様の世界には、当たり前に有るのですか?」
「全く同じものと言う訳じゃない僕のイメージする物を、スキル補正で近いものを作るって言った方が、解るかな?」
「僕の世界でも、マジックテープって言うけど、本当に魔力で、脱着式にするから、マジックテープって名でいいと思う。」
試作品の足ヒレスカートを、ポーチへ収納。
ジッパーと、スライダー部分を手紙と一緒に、帝都ススペードの商業ギルド本部に転移。(特許申請)
「さぁ、寝ようか?」
「おやすみ」
ベッドの中で出来ることをして、目をつむる。
ジッパーやスライダーを知らないと作れない…、職業は、それを極めると、スキルや特技を覚える、ジッパーを、作るには、金属加工のスキルが必要…、ジッパーは、僕が作ったから? 裁縫系の職業でも、作れるようにすれば…。
「眠れませんか? 珍しいですね、 …します?」
本体は、ミーゼと唇を重ねた。
十数分後、ログアウトした。
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