これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第6章 第196話 チタンで缶詰?

第6章 再会?〈疑似体感装置〉
第196話 チタンで缶詰?


前回のあらすじ。
金山、銀山、鉄山、究極金属ウルティマコンの山を発見した。 究極金属ウルティマコンは頂き、鉄のピラミッドを偽造した。
第5章が終わり、第6章へ



収納ストレージから、紙と鉛筆を出し、絵を描く。ピラミッドの絵を。
「こんな形でした。」
「四角すいだね。自然では考えられないね。大きさは?」
「一辺が約1000mです。」
「それが、4つ、金と銀と鉄製×2。なんだね?」
「はい」


◆王宮、会議室◆
「おはようございます。いつも、突然すいません。これ、手土産です。」
お菓子セット(クッキー、チョコ、だんご、キャラメル、キャンディー) ×5

「え? ニャンシーとテンテンもいるの?」
「欲しいニャ~」「もらえませんか?」
「仕方ないなぁ…。」

ニャンシーとテンテンにも、お菓子セットを出す。テンテンは、収納した。

「それで、急を有する、報告とは、なんだね。」

〈説明タイム〉
 赤の砂漠で、砂の中に金、銀、鉄のピラミッドを発見した。
 金6000兆トン、銀3000兆トン、鉄2000兆トンの塊。


「何? 金が6000兆トンだと! まことか?」
「ショウリ君が、見つけました。人工的な物だと思います。 どのように対処しましょう? もしかすると、歴史的な遺産の可能性もあります。 直ぐに、全てを掘り起こすと、金や銀の相場が大暴落の恐れが…。」

「鉄が、要るのだろう?それを知る者は、ショウリ殿のクラブメンバーだけなのだな、鉄のピラミッドだけを掘り起こす事は可能か?」
「移動も簡単に出来ますよ。」
「あのね、ショウリ君、砂の中に有るのを簡単に出来ますよって…、ギルマス代わる?」
涙目のワナキオさん。

ワナキオさんを、王宮に残し、アバターとミーゼと帝王様を連れ、赤の砂漠へ転移。
 ピラミッド移動の見学を希望されたから。

「帝王様の許可をもらったから、早速、掘り起こして、移動させようか。」
本体が、話していたので、驚かなかったが、呆れていた。

「話した通り、金と銀の事は、今は忘れて、いいねミーゼ。」
「な 何故、私を名指しですか?」
赤くなる。

「ん~? ミーゼが、忘れるなら、誰も話さないかなって、思って。」

「(星獣の)スマホのお金は、共有にしなくていいから、ミーゼのにしていいから、金と銀のピラミッド事は、忘れてね」

「その前に、エスプリ サンドホエールに確認して、サンドホエールは、ピラミッドの守護に関係してないことを。」
「僕は、精霊に確認するから。」

 絨毯を低空飛行にする。 エスプリは、サンドホエールと交渉を始めた。
 僕は、この辺りの精霊達を召喚、訪ねる。
 帝王様も驚き、笑っていた。

「ショウリ、サンドホエール 話せないけど、ピラミッドとは、関係無いみたい。」

「僕の方も、この辺りの精霊には、ピラミッドを知るものは、居なかったよ。」

 精霊の話では、1000年以上前から砂漠には、何も無い。その前に、砂の中に埋もれていたようだ。 イヴなら知ってるかも、聞いてみようかな?

「じゃ、鉄のピラミッドを動かすよ。」
形だけ…それっぽく、自由飛行ドリアンベントンダスで絨毯から離れ、両手をゆっくり上げる。
 砂の中から、ピラミッドが出てくる。

ズーズーズーー、 ザァー、ザァー、
「…「えーー!!!!!!」…」同調シンクロした
「このような物が、砂の中に? これを、ショウリ殿は、意図も容易く、砂の中から出したのか? 鉄、2000兆トンを浮かすか…。」
「大きい…。」
規格外ノン・スタンダードです…主は…。」
「ショウリ、お前なぁ…。」
「有り得ませんデスワ…。」
「こら、あか~ん」「な 何で、浮くの?」「山?」「え? 2つ同時?」

一辺が1000mの鉄のピラミッドが宙に浮く、2つ。(勿論、小と大ナノデマクロで、重さを小さくしてます。)

 メールで、ダダイヤ赤の街の冒険者ギルドマスター パリエス・メレス=ベレーザさん、商業ギルドマスター マサカーノ=ミターさん、町長トランス=フォン=ペーターさん、に連絡していた。


遠くからでも、確認できる、巨大な鉄製のピラミッドが飛んでくる。

ダダイヤ赤の街の側に、2つの鉄製のピラミッドが降りてきた。 ドーーーン、ドン。

ダダイヤ赤の街の町人、冒険者、訪問客?も驚いた。
「…「えー!!!!」…」
「…「なんじゃこりゃ~!」…」
「なにー!」「なんなの~?」
小と大ナノデマクロ解除 重さを戻す。


絨毯が降りてきて、帝王様も乗っていて、みんなが驚いた。
「…「帝王様~!?」…」同調シンクロした

 帝王様もダダイヤ赤の街を訪問したのは、初めてだった、女の人たちの仕事着姿に赤くなる。


何でこうなった?
鉄のピラミッドと…チタンのピラミッド
(砂鉄を使って、偽装したつもりが、鉄ではなく、チタンになっていた。)

【神眼】鑑定、透視レントゲン
100%鉄、隙間無く1つの塊、ブロックを積み上げた物ではない。 ピラミッドの形の塊。
※チタンのピラミッドは、僕が造ったから、100%チタン。1つの塊。

「解らないです。こんな事を出来る精霊を知りません。」

デュークもライトも、シーレン、スイレン、カオル、ミホ、フレイ、呼び出した近隣の精霊達も、ミーゼも、ペーターさん達も理解できない、物だった。

「宮殿の資料を調べさせるが、恐らく解らんだろう。」
「古代文明等が、存在したという記録も聞かんしなぁ…。」

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
イヴ談。
 この世界を造ったときに、使った残りです。 ご自由にお使い下さい。

 歴史的な物には、変わりないが、使っても問題ないことが、解ったので遠慮無く使います。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~


「鉄だと思ってたんですが、チタンでした。」
「チタン?」
鍛冶屋もチタンを知らなかった。

「簡単に言えば、錆びない鉄です。」

 鍛冶屋スキルで鉄と同じ加工が出来る、それで錆びない。
 魔力の加減で色が変わる。
 僕も、驚いた事は、内緒。
「こんな、金属見たことも、聞いたこともないぞ、ショウリ殿。」
「鉄のピラミッドと一緒に発見しました、僕にも詳しくは解りません。」
僕が、造ったけどチタンについては知りません。(--;)

「この、チタン…、錆びない鉄で、缶詰を作りたいのです。」
「…「缶詰?」…」
誰も、缶詰を、知らなかった。

チタンを使い、鉄の筒…缶を作った。
「これに、カボチャの加工物…スープ等を入れると、持ち運び、保管に便利ですよ。」

「ど どこで、この知識を?」
「本?」
「本かぁ、俺ら、鍛冶屋も本読まんからなぁ…。」

魔法って便利です、スキルって凄いです。
数十年も鍛冶屋をしていた経験値が、容易にチタンを加工していく、分担して、ピラミッドから切り出す?者、丸く筒状にする者、底と、ふた…丸い板状を作る者。
 カボチャのスープは、時期的に無かったが、とりあえず作った、スープを詰め、ふたをする。

「こんな感じでいいのか?」
「大変良く出来てます。素晴らしいです。見ただけで、再現できるスキル、流石です。」
誉める、本心だ、凄いと本当に思う。

「どうやって、開ける?」

チタンを缶切りに加工。とりあえず10個
複雑な形を一瞬で作り、驚かれる。

キュコ キュコ キュコ キュコ

「おー」

「これも、参考に、量産してください。」

試しに作る。
ジュース缶(ステイオンタブ)
フルーツの缶詰(フルオープン缶)

「上級加工です。 これは、無理しなくても大丈夫ですが、こういうことも可能だと思ってもらえばいいです。」
「それも、本の知識か? 本、読まんといかんなぁ…。」
勝手に、本の知識だと、勘違いしてくれました。

 魔法って、便利です、記憶の再現をしてくれます。缶の製造工場の見学もしたことも無いのに、思ったものを造ってくれます。


ポーチから、果物を出し、缶に詰める。
チェリンゴの缶詰、チェリンゴジュース
トトマ缶詰、トトマジュース
ナバナ缶詰、ナバナジュース
梅オレン缶詰、梅オレンジュース
スイナップルの缶詰、スイナップルジュース


とりあえず、10ダース
鍛冶屋 ポカーン


帝王様もお土産で、お持ち帰りを希望されました。 各1ダース

「ショウリさん、町長代わりましょうか?」
「やりません」

「このピラミッドは、どこが買い取ってもらえるのですか?」
ミターさんが首を横に振る「無理」
ベレーザさんも横に振る「無理です」
ペーターさんが「これ以上借金出来んよ」

「ショウリ殿、これは王宮が、買い取りろう。鉄のピラミッドを王金貨1億枚、チタンのピラミッドを王金貨2億枚で、どうじゃ?」

「…「えー!!」…」同調シンクロした
「(¥o¥)王金貨3億枚(¥o¥)」
 300兆円! 国家予算ですか?(--;)

 スマホの残が…、
 ¥ ¥ ¥ ¥ ¥ ¥
チャージ残高
王金貨: 3億6800 ← 3億
白金貨:   3545 
金 貨:   1578 
銀 貨:    812 
銅 貨:     99
青銅貨:    100
 ¥ ¥ ¥ ¥ ¥ ¥  
 300兆71億7110万2900円

 ~ ~〈余 談〉 ~ ~
 ダダイヤ赤の街、セーブポイントがチタン製のショウリ像になりました。

 腕のいい、彫刻家 サンケラン・レイが、ダダイヤ赤の街には、居ました。 その後、王宮お抱え彫刻家に、大出世します。

さんケラン・ジェロれい?(--;)

 帝王様のスマホには、王金貨5億枚が、入ってました。 個人の所持金だとか。スマホが導入された時点で、入っていた。
 帝王様は、金と銀のピラミッドの場所をスマホに記録した。
 簡単に、掘り起こす事は、出来ないように、結界を張りました。
 火、水、木、土、光、闇の6精霊結界。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

「ねぇ、ミーゼ ミーゼ?」
ミーゼが、壊れてました。(¥o¥)
サンバさん、タクシさん、ローズさんも壊れてました。(¥o¥)
「王金貨 億枚…」ブツブツ言ってます。


「恐らく、観光客が、増えますよ。ピラミッドの町になっちゃいましたね。」

 ~ ~ 〈余 談〉 ~ ~
 鉄のピラミッドが、雨季後に赤錆で赤くなった。『ダダイヤ赤の街』は、赤いピラミッドの町と言う意味になる。
 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

切り出し方のアドバイス、中をくりぬいて、将来ホテルにしては? チタンのピラミッドは、錆びませんから。(採用)

 作りました。究極金属ウルティマコン製のハンマーとノミ、『採掘』『発掘』を付与したもの。小と大ナノデマクロで、重さを小さくしてます。錆びたり欠けたり、劣化しません。鉄やチタンをまるで、クッキーでも削り取るように採掘出来る。
 
「あんた、何者だ?」
「へ? 今頃? ただの冒険者です。」

「…「嘘だ~!」…」


コンクリート製のアパート…集団住宅を建てた。
「参考にしてください。」
大工達が、驚いた。 帝王様も驚いた。

「あんた、何者だ?」
「ただの冒険者です。」

「…「嘘だ~!」…」


◆王宮◆
「ピラミッドの件は、僕も調べてみます、金と銀のピラミッドには、精霊の結界を張りました。 僕ら以外は、その場所も知りません。 一応、僕の所持物ということでいいのですね。」
「それが、一番安全でしょう。」
ポーチから、缶詰を出し。

「それでは、失礼します。」
宮殿を、後にした。


◆ダダイヤ赤の街◆
 コンクリートで、校舎やアパートを造ります。 この町の職人の力で、冒険者ギルドや商業ギルドで、移住者を募集します。
 大人の店を改築し、宿屋を造ります。 観光の町として、生まれ変わります。

「妖精の館建設を許可します。お願い出来ますか?」

ピラミッドの形の、コンクリート製の、妖精の館を建てた。 完全妖精、精霊用。
 火の精霊『サマールート』を、管理者に任命。
 砂の妖精『セント・カテリーナ』、土の妖精『ボート・サファガ』、鉄の妖精『シービン・コーム』を、サポートに、水の精霊『シワ・オアシス』を、ボアマルダシ川の担当に、任命、サポートに水の妖精『イスマイリーヤ』。
 妖精界、精霊界から召集、風の妖精、精霊に風の調整で、気温調整を頼む、水はカボチャにかかると、ヤバイから。

鉄・チタン・缶詰の輸送に、川を利用、上流の『アットの村』『マルマン村』にも、行けるようにする。


◆帝都 商業ギルド◆
「ダダイヤ赤の街に、鉄のピラミッドが2つ出来ました。」
「「「はい?」」」
ロチョさん、サラさん、チェアさんの頭に「?」が出た。


シアターで、見せながら、説明。
「なっ? これが、砂漠の砂の中に?ショウリさんが掘り出した?」
「ダダイヤ赤の街の側に、移動させた?」
「1つは、チタンで、1つは鉄?」
「「「えー! 1000mもあるのですか?」」」

「カボチャの種の粉がセメント、アパート…、缶詰…。」
「ダダイヤ赤の街が、変わりますね。」
「移住者も募集するのですね、船でシーズーまでは、運べる。運び屋組に、活躍してもらわないといけませんね。」
「チタンは、錆びない鉄なのですね、使い道を考えないと、いけませんね。」
「サンプルです。」
チタン製の指輪、色とりどり。魔力で、色が変わることを説明。

「凄いですね、綺麗です。十分アクセサリーとして、販売出来ます。ショウリさん経由で、先行入荷も可能なんですね。」「直ぐに、お願い出来ますか?」
「だと、思って、これは、全てダダイヤ赤の街の職人の作ったものです。」

大きさ、色、太さ、形、同じものが無い。
指輪、腕輪、ブローチ…各500個。

「まだ、魔力のコントロールが上手く出来ないため、同じ色が出せないので、全てオンリーワンです。同じ物は有りません。」
「色が変わるのを面白がって、魔力切れになるくらいです。」

ダダイヤ赤の街では、銀貨1~5枚で、販売するみたいです。支払いは、ダダイヤ赤の街の商業ギルドにする。




残り1774日(1月24日)

1月25日 14時、竜宮城ドラゴンシーパレス


雨期後、町が赤くなるのは、砂鉄が酸化するのではなく、鉄粉が酸化していた。
細かい鉄は、風で飛ばされたり、更に細かくなり、赤が消えていた。
砂鉄は、酸化鉄で、赤くはならないらしい。

フォロー400↑ \(^o^)/ありがとうございます。

フォロー、いいね ありがとうございます
感想等ありましたら一言お願いします




コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品