これって?ゲーム?異世界?
第5章 第184話 (古代)契約魔法?
第5章 入学試験(帝都編)
第184話 (古代)契約魔法?
前回のあらすじ
王族(国王、王妃、王子、王女)と、空飛ぶ絨毯で遊覧飛行を楽しむ。 遊覧飛行中に蜘蛛を発見、ノイチを転移させ、二人で討伐する。
言葉を話せる魔物話になり、D.W.(ドリームワールド)言語の付与についての話をしていた。
ノイチに、子狼のアン(炎の巨大狼)とブルーレイ(氷の巨大狼)を召喚してもらう。
ノイチに即席で作った、御札【D.W.言語〈★☆☆〉】を渡す。 御札をアンとブルーレイに御札を張る。御札が光、付与成功。
「お腹空いたワン」 「眠たいワン」
「こんな感じになります。」
「ショウリさん…。」
ジと目を向けられる。「え?」
「付与は、中々成功しないと言ったそばから、御札に付与して、巨大狼に、更に付与が難しいスキル『D.W.言語』を御札から付与する…、目の前で見ていても、出てくる言葉は 『有り得ない』 ですよ…。」
魔法大臣 ハーフエルフの マジワード・ツカ=エル、男勝りの女性、太眉、超ショートヘア。見た目は武闘派?ペッタンコの胸、言葉遣いも男性ぽい。
「それに、その腕輪とこの部屋でですわ」
腕輪…『魔法禁止』の腕輪、結界が張られた会議室でした。
知大臣 エルフのお姉さん(見た目に誤魔化されるエルフの場合は、特に)、ホン・ヨンデ=ノウェル、金髪の肩までのストレート、ローブ装備…魔法職の様です。ローブで、はっきりとは確認出来ませんが、リンゴをお持ちです。
「え?」「あっ」
ノイチも召喚して居た。僕が腕輪を無効化していたから。
魔法大臣「付与は、魔法というより、スキルですから、腕輪は効果は無いでしょうが。 この部屋の魔法結界はスキルも発動を抑制するはずなんですが…。」
「そうなんですか?」
「「そうなんです~」」
僕の言葉に、青くなるカースとトッティ
「ははははは、ショウリ殿には、この程度の結界は、無意味という事だな。」
「笑い事では、済みませんぞ。国王様。」
ドワーフの建設大臣、ペレ・コストルエ=コルペーが大きな声で苦言を呈する。
「そう、怒鳴るな、コルペー」
「地声です。」
大きな声は、地声の様です。
「ショウリさんは、その御札、どこから出しましたか?」
「ポーチから?」
そう言ったのは、商業大臣、ハーフドワーフのイッポニホ=サンボさん。
なにか??(・・;)? 収納魔道具とばれても問題はないが…。
「確か、そのポーチは、お預かりしたはずですが?」
「あっ、」
「それに、ノイチさんの、カードモンスターを召喚したカードは、どこに隠されていたのですか? 身体検査の際には、お持ちじゃなかったはずですが?」
「「あっ、」」
ノイチは、カードをファーストのポケットから出しました。
「僕のポーチには、盗難防止に転移魔法が付与してまして…。転移させました。」
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
遊覧飛行の前に、絨毯を出すのに、ポーチを印転移で、引き寄せたのでした。
あの時、回りが騒がしかったのは、空飛ぶ絨毯に驚いていたのではなく、腕輪を着けたまま、ポーチを引き寄せたり、自由飛行を使っていたからでした。 納得です。
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
「それにじゃ、ノイチとやらが、蜘蛛と戦っていた際、使っていた剣はなんじゃ? 槍や長刀に変わっておったが?」
「…「なんですとぉー!?」…」護衛も大臣も同調した
「ど どういう事ですか? 蜘蛛と戦っていたとは?」
「「「あっ、」」」
国王と僕とノイチが、しまった という顔。
「ご説明を。 国王様。」
護衛の男性、キタンバラシカ=ダストが言い寄る。
「その~、だな。 遊覧飛行中に…だな。 ショウリ殿が~だな。 蜘蛛を発見して~だな。 マイクが1人では~、無理だと言って~だな…。 ショウリ殿が、ノイチを~だな。 転移させて~だな。 片付けたと言う事だ。」汗を拭き拭き語る国王。
「ノイチお姉さまは、強かったわ~。あれは、まるで舞踊…踊りを踊っているみたいに、お一人で20体の蜘蛛を倒してしまいましたわ~。(ハートマーク)」
ステーシー王女、お姉さまと言われますが、身長も見た目も、余り変わりませんよ(--;)
「…「なんですとぉーーー!?」…」同調した
「ノイチさんが、お一人で?、20体の蜘蛛を?」
護衛の女性、キョウダケ=マイコが驚く。
視線が集まり、赤くなるノイチ
「どういう事ですか?」
ダストが詰め寄る。
「あっ、ステーシー様、その子達、アンとブルーレイに、ミルクを飲ませてもらえませんか?」
「そ そうじゃな」チンチン…チン(国王は呼びベルを鳴らした)
ガチャリ ドアが開く
「「お呼びでしょうか?」」
執事とメイドが入ってきた。
「セコ、イセナ、 その狼の子は、客人の召喚獣じゃ、ミルクをあげてくれんか? ステーシーも気に入っておる、失礼の内容にな。」
「それから、この部屋に暫く、誰も入れるな!」
ピクッ 空気が変わった
「「かしこまりました。 行きましょうか?ステーシー様。」」
「うん」「わ~い、ミルク」「ミルク、はやく~」
ピクッ 狼が喋った事に、少し驚くも平静を保っていた。
ステーシー様が、部屋を出ると、室内の空気が緊張してきた。
「では、国王様、詳しくお聞かせ下さい。」
「僕から、話します。 遊覧飛行中に、僕の感知魔法で蜘蛛を50体発見しました。 それの討伐を、僕とノイチの二人でやりました。 ノイチが、20。僕が30。」
「そして、その時、使った武器がノイチのエプロンの中に有ります。」
ノイチの虎柄のエプロンの腹部には、池に舟を浮かべたようなポケットが有ります。
ノイチが、双剣を出す。
「タラララッタッタン♪ ノイチ専用双剣~。」
ボン 頭から湯気も出ました。
「ショウリ様、ふざけないで下さい。」
カースに注意された、僕は苦笑い。
「はははっ」
あのポケットから出てきたら、言いたくなるじゃないか~。(--;)
「ファースト、実体化して。」
ノイチの指示で、エプロンが、虎ンクペットになる。
「…「なんですとーー」…」同調した
ガタガタ イスから立ち上がる大臣達、剣を構える護衛。魔獣が身構える。
「ノイチの剣は…」
「待て、待て、待て~~。 その前に、その虎はなんだ?」
武大臣、獣人のジャイネオ=デキエモンが、言葉を遮る。
「え~ 付与の話でしたよね…、ノイチの剣がどうのこうのって」
わざとです。
「剣の前に、虎だ。」
「何故、エプロンから剣が出る? 何故、身体検査で解らなかった? 何故、エプロンが、虎になる?」
召喚師の男、マグナ・コン=セント、隣のオークキングの主人が捲し立てます。
「今一度、確認します。 この部屋の中での会話は、タブー扱い。外部に漏れる事は無い。確かですね?」
「勿論だ。」
【神眼】一人一人を確認。
怪しい方が二人三人…。と、物影に1人?。
「契約を結んでいただきます。この部屋で、見聞きしたことは、外部に漏らさない。(古代)契約魔法『断頭台の契約(改)』(ピカッー!)」
両手と首に魔法陣が現れ、消えた。頭の中に、両手と首が、断頭台に填まっているイメージが浮かぶ。
不審者に逃げられないように『無の空間』(無言詠唱)
「な 何だ? 今のは、何だ?」
国王と、ノイチが「「?」」。
国王とノイチには、使って無いので、見えませんでした。魔法陣もビジョンも。
「『断頭台の契約(改)』文字通り、契約を破った者を、断頭台送りにする、魔法です。」
「「「?」」」
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
この世界には、契約を破った場合、色々なペナルティーを課す。 麻痺だったり、呪いだったり、追放だったり、様々だ。
僕のは、図書館で読んだ、古代魔法言語の本に掲載されていた、契約魔法と苦痛魔法を融合させて、創りました。 契約魔法では、実際に首や腕が切れ飛びます。
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
僕の契約破棄は、首チョンパ…。
「実際に、首が飛ぶ魔法ではありませんが、魔法陣が体に刻まれました、その部分に激痛が走ります。 契約を破った場合にです。 契約内容は、タブー、この部屋の中での会話を外部に漏らさない。 それだけを守ってもらえれば、何も心配は要りません。」
「激痛?」
「ふん、バカな。 そんな魔法、聞いたこともないわ」
ぶくぶくメタボのイートトランス=部 長 爵=ファットさんが、汗を拭きながら言う。怪しい方の一人。
「信じようが信じまいが、話さなければ、何も起きないのですから、本当かどうかも解らないと言うことです。」
「では、本題を話します。」
「ノイチのエプロンは、虎ンクペットと言う虎の幻獣です。『形状変化』が使え、先程はエプロンになってました。」
「虎ンクペットは、収納能力を持ってます。100トンの荷物を収納出来ます。」
「…「なんですとーー!?」…」同調した
「変な気は、起こさないでくださいね。 僕かノイチの指示しか聞きませんし、ステータスが100000ですから、国の軍隊より強いですよ。」
「それから、この事を外部に漏らすと、こうなります。」パチン 指を鳴らした。
「ギャー! 痛い、痛~い」
ゴロゴロ 床を転がる 風の妖精、イスの下に隠れてました。
「…「なに~!?」…」同調した
「ビータ! また、お前か!」
「この風の妖精、ご存知で?」
大きな声で、コルペーさんが怒鳴る。
「風の妖精だ。」
それは、解りますよ、農業大臣 ドワーフのディグダ=サクバレさん。(--;)
「ナシーム=ビータ、風の妖精使いヌーリエ=ハミ・ダシの使い魔だ。」
「痛い、痛い、痛~い」まだ転がってます。
ビータの左手首に刀の鍔の様に、魔法陣が見える。
「こうなります、この部屋のタブーを外部に漏らすと。」
「デモンストレーションで、激痛度を半分にしてます。」
「えーこれで、半分?痛~~~い!」
大臣達が青くなる。(自分にもあれが?)
左手首を触る、商業大臣イッポニホ=サンボさん、怪しい方の一人。
「ビータ、何の目的で、この部屋に無断入室したのかな?」
「痛い、痛い、痛~~い」
「喋る気が無いのかなぁ? じゃ、もう一つ」パチン
指を鳴らすと、右手首にも魔法陣が出た。
「痛~~い」
「もう一度、聞くけど、何の目的で、この部屋に無断で入ったのかなぁ? その右手も半分だからね、答えないと、普通に戻しちゃうよ。」
(かわいそうだけど、悪い事をしているので、お仕置きと、回りの方への警告・忠告を兼ねてます。)
大臣達が青くなる。(自分にもあれが?)
両手首を見る、面々。
『ナビレーダー』ピコン 何者か接近中の反応
(ドン バタン ゴロゴロ…入口で無の空間の壁に、勢いよくぶつかり倒れました。相当痛かったのか、(おでこを押さえ、)転がってます。 中には、その音は聞こえません。)
残り1776日(1月22日)
1月23日 帝都入学試験
1月25日 14時、竜宮城
〈登場人物紹介〉
ジャイネオ=デキエモン
獣人(猿) 男
武大臣
猿の獣人なんですが、2m近い体格はゴリラです。
マジワード・ツカ=エル
ハーフエルフ 女性(男勝り)
魔法大臣
太眉、超ショートヘア、武闘派に見える、胸はペッタンコ
地毛ですか?女芸人のイモト似
イッポニホ=サンボ
ハーフドワーフ 男
商業大臣
怪しい方の一人。内通者?
虎ンクペットが欲しい人。
ディグダ=サクバレ
ドワーフ 男
農業大臣
ペレ・コストルエ=コルペー
ドワーフ 男
建設大臣
地声が大きい。
ホン・ヨンデ=ノウェル
エルフ 女
知大臣
金髪の肩までのストレート、リンゴをお持ちです。
エドケーション=エィドゥ
ドワルフ 女
教育大臣
アージモ=専 務 爵=ストート・マーニャ
人族 男
オルマ=常 務 爵=ラジェル
人族 男
アメラートの夫
オルマ=常 務 爵=アメラート
人族 女
ラジェルの妻
イートトランス=部 長 爵=ファット
ドワーフ 男
ぶくぶくメタボ。
怪しい方の一人。出世欲が高い。
ボーンスキン=部 長 爵=オンリー・マッソー
ハーフエルフ 男
ガリガリの貧弱に見える、お酒好き。
レアンアンドー=部 長 爵=タツゥーン
獣人(狐) 男
痩せて背が高い。 貴族だが、貧乏。
アンガールズ山根似
見た目によらず優しい。他の部 長 爵と、馬が合わない。
アンタウエ=セコ・ラトバ
人族 男
宮殿の執事長
カメリア=イセナ・カブラ
人族 女
宮殿のメイド長
マグナ・コン=セント
ドワルフ 男
オークキングの主人
ボックス召喚師隊隊長
オーオー
オークキング オス
セントのカードモンスター
『オー、オー』と返事?吠えるのでオーオーと名付ける。
キタンバラシカ=ダスト
男 剣士
ボックス騎士団・宮殿内護衛長官
キョウダケ=マイコ
女 剣士
ボックス騎士団・宮殿内護衛副長官
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第184話 (古代)契約魔法?
前回のあらすじ
王族(国王、王妃、王子、王女)と、空飛ぶ絨毯で遊覧飛行を楽しむ。 遊覧飛行中に蜘蛛を発見、ノイチを転移させ、二人で討伐する。
言葉を話せる魔物話になり、D.W.(ドリームワールド)言語の付与についての話をしていた。
ノイチに、子狼のアン(炎の巨大狼)とブルーレイ(氷の巨大狼)を召喚してもらう。
ノイチに即席で作った、御札【D.W.言語〈★☆☆〉】を渡す。 御札をアンとブルーレイに御札を張る。御札が光、付与成功。
「お腹空いたワン」 「眠たいワン」
「こんな感じになります。」
「ショウリさん…。」
ジと目を向けられる。「え?」
「付与は、中々成功しないと言ったそばから、御札に付与して、巨大狼に、更に付与が難しいスキル『D.W.言語』を御札から付与する…、目の前で見ていても、出てくる言葉は 『有り得ない』 ですよ…。」
魔法大臣 ハーフエルフの マジワード・ツカ=エル、男勝りの女性、太眉、超ショートヘア。見た目は武闘派?ペッタンコの胸、言葉遣いも男性ぽい。
「それに、その腕輪とこの部屋でですわ」
腕輪…『魔法禁止』の腕輪、結界が張られた会議室でした。
知大臣 エルフのお姉さん(見た目に誤魔化されるエルフの場合は、特に)、ホン・ヨンデ=ノウェル、金髪の肩までのストレート、ローブ装備…魔法職の様です。ローブで、はっきりとは確認出来ませんが、リンゴをお持ちです。
「え?」「あっ」
ノイチも召喚して居た。僕が腕輪を無効化していたから。
魔法大臣「付与は、魔法というより、スキルですから、腕輪は効果は無いでしょうが。 この部屋の魔法結界はスキルも発動を抑制するはずなんですが…。」
「そうなんですか?」
「「そうなんです~」」
僕の言葉に、青くなるカースとトッティ
「ははははは、ショウリ殿には、この程度の結界は、無意味という事だな。」
「笑い事では、済みませんぞ。国王様。」
ドワーフの建設大臣、ペレ・コストルエ=コルペーが大きな声で苦言を呈する。
「そう、怒鳴るな、コルペー」
「地声です。」
大きな声は、地声の様です。
「ショウリさんは、その御札、どこから出しましたか?」
「ポーチから?」
そう言ったのは、商業大臣、ハーフドワーフのイッポニホ=サンボさん。
なにか??(・・;)? 収納魔道具とばれても問題はないが…。
「確か、そのポーチは、お預かりしたはずですが?」
「あっ、」
「それに、ノイチさんの、カードモンスターを召喚したカードは、どこに隠されていたのですか? 身体検査の際には、お持ちじゃなかったはずですが?」
「「あっ、」」
ノイチは、カードをファーストのポケットから出しました。
「僕のポーチには、盗難防止に転移魔法が付与してまして…。転移させました。」
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
遊覧飛行の前に、絨毯を出すのに、ポーチを印転移で、引き寄せたのでした。
あの時、回りが騒がしかったのは、空飛ぶ絨毯に驚いていたのではなく、腕輪を着けたまま、ポーチを引き寄せたり、自由飛行を使っていたからでした。 納得です。
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
「それにじゃ、ノイチとやらが、蜘蛛と戦っていた際、使っていた剣はなんじゃ? 槍や長刀に変わっておったが?」
「…「なんですとぉー!?」…」護衛も大臣も同調した
「ど どういう事ですか? 蜘蛛と戦っていたとは?」
「「「あっ、」」」
国王と僕とノイチが、しまった という顔。
「ご説明を。 国王様。」
護衛の男性、キタンバラシカ=ダストが言い寄る。
「その~、だな。 遊覧飛行中に…だな。 ショウリ殿が~だな。 蜘蛛を発見して~だな。 マイクが1人では~、無理だと言って~だな…。 ショウリ殿が、ノイチを~だな。 転移させて~だな。 片付けたと言う事だ。」汗を拭き拭き語る国王。
「ノイチお姉さまは、強かったわ~。あれは、まるで舞踊…踊りを踊っているみたいに、お一人で20体の蜘蛛を倒してしまいましたわ~。(ハートマーク)」
ステーシー王女、お姉さまと言われますが、身長も見た目も、余り変わりませんよ(--;)
「…「なんですとぉーーー!?」…」同調した
「ノイチさんが、お一人で?、20体の蜘蛛を?」
護衛の女性、キョウダケ=マイコが驚く。
視線が集まり、赤くなるノイチ
「どういう事ですか?」
ダストが詰め寄る。
「あっ、ステーシー様、その子達、アンとブルーレイに、ミルクを飲ませてもらえませんか?」
「そ そうじゃな」チンチン…チン(国王は呼びベルを鳴らした)
ガチャリ ドアが開く
「「お呼びでしょうか?」」
執事とメイドが入ってきた。
「セコ、イセナ、 その狼の子は、客人の召喚獣じゃ、ミルクをあげてくれんか? ステーシーも気に入っておる、失礼の内容にな。」
「それから、この部屋に暫く、誰も入れるな!」
ピクッ 空気が変わった
「「かしこまりました。 行きましょうか?ステーシー様。」」
「うん」「わ~い、ミルク」「ミルク、はやく~」
ピクッ 狼が喋った事に、少し驚くも平静を保っていた。
ステーシー様が、部屋を出ると、室内の空気が緊張してきた。
「では、国王様、詳しくお聞かせ下さい。」
「僕から、話します。 遊覧飛行中に、僕の感知魔法で蜘蛛を50体発見しました。 それの討伐を、僕とノイチの二人でやりました。 ノイチが、20。僕が30。」
「そして、その時、使った武器がノイチのエプロンの中に有ります。」
ノイチの虎柄のエプロンの腹部には、池に舟を浮かべたようなポケットが有ります。
ノイチが、双剣を出す。
「タラララッタッタン♪ ノイチ専用双剣~。」
ボン 頭から湯気も出ました。
「ショウリ様、ふざけないで下さい。」
カースに注意された、僕は苦笑い。
「はははっ」
あのポケットから出てきたら、言いたくなるじゃないか~。(--;)
「ファースト、実体化して。」
ノイチの指示で、エプロンが、虎ンクペットになる。
「…「なんですとーー」…」同調した
ガタガタ イスから立ち上がる大臣達、剣を構える護衛。魔獣が身構える。
「ノイチの剣は…」
「待て、待て、待て~~。 その前に、その虎はなんだ?」
武大臣、獣人のジャイネオ=デキエモンが、言葉を遮る。
「え~ 付与の話でしたよね…、ノイチの剣がどうのこうのって」
わざとです。
「剣の前に、虎だ。」
「何故、エプロンから剣が出る? 何故、身体検査で解らなかった? 何故、エプロンが、虎になる?」
召喚師の男、マグナ・コン=セント、隣のオークキングの主人が捲し立てます。
「今一度、確認します。 この部屋の中での会話は、タブー扱い。外部に漏れる事は無い。確かですね?」
「勿論だ。」
【神眼】一人一人を確認。
怪しい方が二人三人…。と、物影に1人?。
「契約を結んでいただきます。この部屋で、見聞きしたことは、外部に漏らさない。(古代)契約魔法『断頭台の契約(改)』(ピカッー!)」
両手と首に魔法陣が現れ、消えた。頭の中に、両手と首が、断頭台に填まっているイメージが浮かぶ。
不審者に逃げられないように『無の空間』(無言詠唱)
「な 何だ? 今のは、何だ?」
国王と、ノイチが「「?」」。
国王とノイチには、使って無いので、見えませんでした。魔法陣もビジョンも。
「『断頭台の契約(改)』文字通り、契約を破った者を、断頭台送りにする、魔法です。」
「「「?」」」
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
この世界には、契約を破った場合、色々なペナルティーを課す。 麻痺だったり、呪いだったり、追放だったり、様々だ。
僕のは、図書館で読んだ、古代魔法言語の本に掲載されていた、契約魔法と苦痛魔法を融合させて、創りました。 契約魔法では、実際に首や腕が切れ飛びます。
∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
僕の契約破棄は、首チョンパ…。
「実際に、首が飛ぶ魔法ではありませんが、魔法陣が体に刻まれました、その部分に激痛が走ります。 契約を破った場合にです。 契約内容は、タブー、この部屋の中での会話を外部に漏らさない。 それだけを守ってもらえれば、何も心配は要りません。」
「激痛?」
「ふん、バカな。 そんな魔法、聞いたこともないわ」
ぶくぶくメタボのイートトランス=部 長 爵=ファットさんが、汗を拭きながら言う。怪しい方の一人。
「信じようが信じまいが、話さなければ、何も起きないのですから、本当かどうかも解らないと言うことです。」
「では、本題を話します。」
「ノイチのエプロンは、虎ンクペットと言う虎の幻獣です。『形状変化』が使え、先程はエプロンになってました。」
「虎ンクペットは、収納能力を持ってます。100トンの荷物を収納出来ます。」
「…「なんですとーー!?」…」同調した
「変な気は、起こさないでくださいね。 僕かノイチの指示しか聞きませんし、ステータスが100000ですから、国の軍隊より強いですよ。」
「それから、この事を外部に漏らすと、こうなります。」パチン 指を鳴らした。
「ギャー! 痛い、痛~い」
ゴロゴロ 床を転がる 風の妖精、イスの下に隠れてました。
「…「なに~!?」…」同調した
「ビータ! また、お前か!」
「この風の妖精、ご存知で?」
大きな声で、コルペーさんが怒鳴る。
「風の妖精だ。」
それは、解りますよ、農業大臣 ドワーフのディグダ=サクバレさん。(--;)
「ナシーム=ビータ、風の妖精使いヌーリエ=ハミ・ダシの使い魔だ。」
「痛い、痛い、痛~い」まだ転がってます。
ビータの左手首に刀の鍔の様に、魔法陣が見える。
「こうなります、この部屋のタブーを外部に漏らすと。」
「デモンストレーションで、激痛度を半分にしてます。」
「えーこれで、半分?痛~~~い!」
大臣達が青くなる。(自分にもあれが?)
左手首を触る、商業大臣イッポニホ=サンボさん、怪しい方の一人。
「ビータ、何の目的で、この部屋に無断入室したのかな?」
「痛い、痛い、痛~~い」
「喋る気が無いのかなぁ? じゃ、もう一つ」パチン
指を鳴らすと、右手首にも魔法陣が出た。
「痛~~い」
「もう一度、聞くけど、何の目的で、この部屋に無断で入ったのかなぁ? その右手も半分だからね、答えないと、普通に戻しちゃうよ。」
(かわいそうだけど、悪い事をしているので、お仕置きと、回りの方への警告・忠告を兼ねてます。)
大臣達が青くなる。(自分にもあれが?)
両手首を見る、面々。
『ナビレーダー』ピコン 何者か接近中の反応
(ドン バタン ゴロゴロ…入口で無の空間の壁に、勢いよくぶつかり倒れました。相当痛かったのか、(おでこを押さえ、)転がってます。 中には、その音は聞こえません。)
残り1776日(1月22日)
1月23日 帝都入学試験
1月25日 14時、竜宮城
〈登場人物紹介〉
ジャイネオ=デキエモン
獣人(猿) 男
武大臣
猿の獣人なんですが、2m近い体格はゴリラです。
マジワード・ツカ=エル
ハーフエルフ 女性(男勝り)
魔法大臣
太眉、超ショートヘア、武闘派に見える、胸はペッタンコ
地毛ですか?女芸人のイモト似
イッポニホ=サンボ
ハーフドワーフ 男
商業大臣
怪しい方の一人。内通者?
虎ンクペットが欲しい人。
ディグダ=サクバレ
ドワーフ 男
農業大臣
ペレ・コストルエ=コルペー
ドワーフ 男
建設大臣
地声が大きい。
ホン・ヨンデ=ノウェル
エルフ 女
知大臣
金髪の肩までのストレート、リンゴをお持ちです。
エドケーション=エィドゥ
ドワルフ 女
教育大臣
アージモ=専 務 爵=ストート・マーニャ
人族 男
オルマ=常 務 爵=ラジェル
人族 男
アメラートの夫
オルマ=常 務 爵=アメラート
人族 女
ラジェルの妻
イートトランス=部 長 爵=ファット
ドワーフ 男
ぶくぶくメタボ。
怪しい方の一人。出世欲が高い。
ボーンスキン=部 長 爵=オンリー・マッソー
ハーフエルフ 男
ガリガリの貧弱に見える、お酒好き。
レアンアンドー=部 長 爵=タツゥーン
獣人(狐) 男
痩せて背が高い。 貴族だが、貧乏。
アンガールズ山根似
見た目によらず優しい。他の部 長 爵と、馬が合わない。
アンタウエ=セコ・ラトバ
人族 男
宮殿の執事長
カメリア=イセナ・カブラ
人族 女
宮殿のメイド長
マグナ・コン=セント
ドワルフ 男
オークキングの主人
ボックス召喚師隊隊長
オーオー
オークキング オス
セントのカードモンスター
『オー、オー』と返事?吠えるのでオーオーと名付ける。
キタンバラシカ=ダスト
男 剣士
ボックス騎士団・宮殿内護衛長官
キョウダケ=マイコ
女 剣士
ボックス騎士団・宮殿内護衛副長官
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