これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第169話 神の蜘蛛(アランカブトゥー)?

第5章 入学試験(帝都編)
第169話 神の蜘蛛アランカブトゥー


前回のあらすじ
女子の部 順位
1位 まゆ、2位 エルザ=リブラ
3位 ビス=パイ・パイシス、4位 エスプリ

男子の部 順位
1位 ショウリ、2位 オピーコ=スコーピオ
3位 モーカウ=ア・トーラス、4位 アニメ・スキ=ジェミナイ

ショウリ夫婦達の配当金合計が王金貨3500枚相当になる(35億円)


挨拶をして、スタトベガス代表者達と別れる

ノイチは分身と図書館へ

奥様達は くも爺の所へ本体と向かう…

「お待たせしました」
ショウ竜アバターが消える

「ほほほっ、ショウリさんは、驚かせてくれますな、まずは、優勝おめでとうございます ですな
、まゆさんも(おめでとうございます)。 そちらの方々は?」
「僕の妻達です」

「はじめまして、シーレンです、ショウリ様の妻です」
「はじめまして、スイレンです、ショウリ様の妻です」
「はじめましてですわ、エナですわ、ショウリ様の妻ですわ」
エナも分身アバターと共に転移してきた
「はじめまして、ルージュです、ショウリ様の妻です」
「はじめまして、ミーゼです、ショウリ様の妻です」
「はじめまして、エスプリ、ショウリのお嫁さん」
「改めまして、まゆです、ショウリ様の妻です」

ざわざわ がやがや 回りもざわつく

「ほほほっ、ショウリさんには、驚かされますなぁ」

「7人の、妻をめとられる方だったとは」
「もう一人、イヴも居ます」

「なんと 8人ですかな? ほほほっ、凄いですな」
「わしには 想像できない事ですな」

バトルも終わり、回りの観覧者も席を立ち、帰途に就き始めていた

「よろしければ、僕の家に来ませんか?」
「わしを? 家に? わしの正体を解ってのお誘いですかな?」

「まゆと 一緒の種族ですよね? くも 爺さん」
敢えて『くも』と『爺さん』の間にを置いた

17:17
「夕食、一緒にどうですか?」

「そうですか… では、お言葉に甘えて、(夕食に)誘われますかな?」

「『記憶転移』」
ハウスに記憶転移した

「これが、ショウリさんの家?ですか?」
「馬車をベースにして作りました。それから、仲間が増えたり、使役する魔物が増えたり、畑を作ったりして、今に至ってます」
「ほう、中に入るのに魔法陣ですか? 体のサイズが変わるのですな? ほほほっ、ショウリさんには驚かされますなぁ…これ程の物をお作りになられるとは」


中に入る
「ほう、家の中に畑ですか…おやおや、…メイドさんですか? オリハルコンとミスリルのメイドさんとは珍しいですな、ショウリさんには驚かされますなぁ ほほほっ」

こんな所を見ていると、田舎から来たおじいちゃんみたいだ

ロン達が居た
「ロン (試練の塔オルドルタワーから)戻ってたんだね」
「はい 1時間程前に 戻りました」
「死んだぁ いや 死んでないけど死んだ もう嫌や」
スキマがまゆを見る
カオルもミホも まゆを見る

「何か?」
まゆが聞く

神の蜘蛛アランカブトゥー…まゆさんが、試練の塔オルドルタワーに出たのです、なんとか倒して来ました」
「は?」「はい?」「…「?」…」
ロンの言葉に、僕もまゆも「?」、奥さま達も…

…説明中

「へぇ~ 『記憶の階』ねぇ、ソロ50階以上での試練、それはクリアさせたくないのではなく、過去に討伐したことになっていたんだと思うよスキマ、まゆをエンディナーにしたとき、スキマ達も居ただろう、ロンも卵だったけど 倒したことになってたんだと思う」
「だから、過去に倒したことのある(不完全な)まゆが、敵として現れたんじゃないかな?」

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
ソロでの試練、過去に(ソロで)討伐したことがある敵が…記憶の階に出るのなら、倒せない敵ではないはず
今回は、バクでパーティーだった、過去にパーティーで討伐したまゆが現れた…そう考えると納得できる
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

スキマ「無理や 過去に討伐したことにのある敵でも、あんな数、倒せんわぁ~」
カオル「そうね 一度に数百もの敵が出たら、いくら過去に討伐した魔物でも… そう考えると、50階以上の試練 なのかも知れない」

試練の塔オルドルタワーは50階以上あるって事だね」


「で? その爺さん 誰や?」
神の蜘蛛アランカブトゥー

「…「え~~」…」同調シンクロした

「ほほほっ、くも爺と呼んでくだされ ほほほっ」


「は? わいらが試練の塔オルドルタワーに行ってる間に、何が起きたんや?」
「入塔して直ぐの念話と関係があるのですか?」

「直接関係はないよ、ミホに念話したのは火山の事を聞きたかっただけ、ナイバータで火山噴火騒ぎがあってね」
「噴火ですか? それで、今は大丈夫なのですか?」
「噴火の原因が、火山の精霊のケンカだったから、そのケンカを止めさせたから、噴火の心配は無くなった」

ケンカの止めさせ方に、ロン達は呆れていた

「それで、ショウリ様、そのトロフィーや楯は何ですか?」
「カオル達が… 説明中 …、スタトベガスでのバトル大会があって で、僕らが上位独占、男子の部、女子の部1~4位全部、女子の部の優勝がまゆ、男子の部は…」
「ショウリはんやろ、言わんでも解るわ」

「それで、皆さん笑顔なのですか?」
「スタトベガスは ギャンブルの街だろ、バトルの勝敗も賭けの対象、エスプリが一番儲かったみたい、僕の王金貨1000枚(相当)以上に、エナ以外は王金貨100枚(相当)以上儲かってる」

「ショウリ様、エナさんが途中居なくなってましたが」
ギクッ ドキッ
赤くなるエナ、動揺する僕

「ヤボはいかんよ、ヤボは…二人は夫婦なんじゃろ、夫婦がベッドでやることは あれしか無かろ?」
ギクッ ドキッ
赤くなる僕、動揺するエナ

「な な 何をいつ されたのですか?ベッドでって…」
「さっきじゃろ 残留魔力がまだ新しい 重なっとるし」

ボン エナ、カオル、ミホから何か出ました
奥様方からは別の何かがメラメラと出てます

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
 くも爺さんは、残留魔力を感知できるスキルを持っているお方の様だ
残留魔力の感知で行動を分析…学習したショウリ
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

「そうですか… エナさん 抜け駆けですか?」
「おやおや、何か 不味かったかのぉ」

(解ってて言ったよね? ニヤニヤのくも爺さん)

「そんなことより、その爺さんの事を聞かせてんか?」
「そうです、主、そのくも爺殿の事をお聞かせ下さい」
まゆの眉がピクピク、シーレンの眉がピクピク

「「そんな事?」」

二人はお怒りに、二人は青くなる

まゆとシーレンに、スキマとロンがボコられました
ははりやはりはやはんまゆさんは ほふほいお強い
ロンは何とか喋れたが、スキマは延びてます

「「ショウリ様」」
「はいっ」
「「後で、お話がございます」」
「は はい」
「「エナさんも」」
「はぃ」
僕とエナも青くなる



「それで、くも爺さん…どうして、スタトベガスのバトル大会観戦に来たのですか?」
「ん? (ポリポリ) たまたまじゃ」
「たまたま?」

「そ デカイ 魔力が感じられたんで、ちょこっと気になって見に来ただけじゃ」
「じゃ スポツピックの神の蜘蛛アランカブトゥーの呪いの件とは何の関係も無いのですか?」

「スポツピック? 知らんぞ、呪い?何の事じゃ」

「まゆはダダイヤの神の蜘蛛アランカブトゥーだと言ってたね、くも爺さんはハートトですか?クラブブですか?」
「ほほほっ、ショウリさんは、驚かせてくれますな 何故 ススペードは無いのですかな?」
「いえ、ススペードの神の蜘蛛アランカブトゥーにまゆが封印されたとか…なら、くも爺さんがススペードの神の蜘蛛アランカブトゥーなら、まゆが解ると思って です」
「ほう、まゆさんはやはり、神の蜘蛛アランカブトゥーでしたか…封印ねぇ……」
「封印を解いたのは ショウリさんですかな?」
「いいえ まゆワタクシ 自分の力で封印を解きました」

「ほほほっ、ショウリさんとまゆさんの経緯に興味がありますなぁ…どの様に、結婚に至ったのか…神獣と人族の者の関係に」

「僕とまゆの関係ですか? 僕が主に上で、まゆが時々上です」
ピンクモード思考の数名が赤くなる

「ワタクシ ショウリ様のエンディナーで、その後、イヴ様の契約書お力で妻になりました」

「ん~? イヴとな?もしかして、シルバメデューム=イヴ・アテナ女神様の事ですかな?」
「そ 女神のイヴもショウリのお嫁さん」
料理を並べながら、エスプリが言いました

「ほほほっ、ショウリさんには驚かされますなぁ…女神様まで ですか?凄い方の様ですな」


「くも爺様は、好き嫌いとかございますか? 今日はお寿司、松茸のお吸い物なのですが」
オリエナが聞く

「お寿司?お寿司は食べたことが無いですなぁ~、それは何ですかな?」
「酢を混ぜたご飯に、魚の切り身を乗せ、一口サイズに握った物です」
「魚?ほう、食べてみたいですな」


手巻き寿司パーティー?
色んな寿司が並び、トロ、サーモン、カンパチ、ハマチ、カツオ、鯛、貝柱、玉子、納豆、かっぱ、いくら、ウニ、ドラゴンの肉の炙り、豚肉の炙り、オーク肉の炙り、オーガ肉の炙り、タコ、イカ、カニ、エビ

自分でも海苔に巻いて食べる

「魚にこんな食べ方があったとは…ショウリさんには驚かされますなぁ、お寿司、美味しいですなぁ」

僕もお寿司は好きなので、お腹いっぱい食べました

くも爺さんは、クラブブの神の蜘蛛アランカブトゥー、ススペードの事もハートトの事も知らないと言う

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
 くも爺さんがクラブブなら、呪いの蜘蛛はハートトという事に僕の中ではなる…呪いの糸の魔力を知らないまゆ、ススペードなら、解ると思う、自分を封印した相手の魔力が解らないとは思えない…
消去法でハートト…ハートトは女の神の蜘蛛アランカブトゥーだと思っていたのに…と思うショウリ

 監視眼モニタリングアイで見えたのは後ろ姿、後ろ姿では男だろうと推察した、今は、魔力を吸収されたのだろう、折り鶴の気配を感じられなくなっている

 ここに来て、また、神の蜘蛛アランカブトゥー

くも爺さんは敵でないと良いけど…
 ~ ~ ~ ~ ~ ~

「くも爺さんはお一人ですか? パートナーとかは、居ないのですか?」

「わしか? わしは一人じゃ、一人でも楽しくやっとるよ ほほほっ」


「くも爺さんは どこにお住まいですか?」
「わしは クラブブ大陸の森じゃ 大樹海、『さよならの森』とも言われとる『アディオス・ウッズ』に2000年ほど住んどる」
「さよならの森? 何故そう言われているのですか?」
「わしには解らん、人間がそう言ってるんでな」

直訳?スペイン語が解るとは思えないが…

「『アディオス・ウッズ』へ戻られるのですか?」
「ん~ 特に戻る理由も無いし、待っとる者も居らんし…」

「くも爺さんは何が出来ます?」
「何でも出来るぞ ほれ これは、わしが作った物じゃ」

くも爺さん 収納能力も持っていた
木彫りの人形、家具、鉄の短剣、石製の斧、革製の胸当て、革製のリストバンド、セクシーロングドレス、
宝石の付いたネックレス、土の人形、焼き物の花瓶、皿、刺繍入りのハンカチ、革の鞄、金細工のかんざし
縦笛、横笛、オカリナ、カスタネット、太鼓(大、中、小)、タンバリン、琴、ハープ(手持ち、スタンド)、バイオリン、ギター、マンドリン、ウクレレ、木琴

演奏も出来た

オーケス虎達を召喚
音楽会が始まった

19:00 サンバパーティーが戻ってきた
19:00 分身アバターとノイチが図書館から戻った


残り1778日(1月20日)

1月23日 帝都入学試験
1月末 竜宮城ドラゴンシーパレス



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