これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第158話 再入塔・試練の塔(1) サンバ編、ロン編

第5章 入学試験(帝都編)
第158話 再入塔・試練の塔オルドルタワー(1) サンバ編、ロン編


前回のあらすじ
(154話)
ショウリがリュック型の収納魔道具を作り、クラブメンバーに渡す
サンバパーティー、ロンパーティーが試練の塔オルドルタワーに再入塔する



〈サンバ編〉
ハウス、モンスター広場
「今回の目標は20階 補給面の心配が無くなりましたし、帝都の入試には関係の無いメンバーですので、25日のドラゴンシーパレス出発の日までの退塔のペースで上りたいと思います。次に、ノイチさんが入手したパスを発見できたらと思っています」
タクシ、バカデ、ローズ、フレイも頷く

フレイの装備
武 器:フレイ専用強化ミスリルの槍【魔力貯蔵庫マジックタンク★★☆】【小と大ナノデマクロ

バカデの装備
アクセサリー:[手袋【罠外し】]
       [眼鏡【ナビレーダー】(色識別バージョン)]
       [イヤリング]

※バカデさんのレベルで危険度を判断した方がいいと思って、バカデさんに仕事をさせるため
※眼鏡姿のバカデを、フレイが気に入るとは思っていなかったショウリ

13:02 入塔 10階魔方陣
11階への階段を上る
メンバーの気持ちも余裕がある
バカデの眼鏡で早めの対応が出来る
戦闘も回避も、宝箱の発見も

13:13 ショウリからフレイに念話
    入塔しているならいい と、切れる

「何か あったのかな?」
「呼び戻される事態で無いのなら、大したことじゃ無いんだろう…」



「やっぱり 金色の宝箱 中々無い ですね」

大した苦戦も、発見も無く 14を攻略し15階への階段を上る

これまでの状況で意外なバカデさんの一面を知る
状況判断や視野の広さ、指示の的確さ、声の大きさ、タイミング…このパーティーに適していた

そして、フレイが… あるのか?
バカデさんとの結婚?

ローズやタクシだけでなく、そういうことに鈍いサンバわたしも フレイがバカデさんの事が好きなのではないのか?と思う程だ
フレイがバカデさんにベタベタするのを見ている3人だった

チッコチッコチッコ 17:44 所要時間8時間35分

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
〈ロン編〉

スキマの装備
アクセサリー:[手袋【罠外し】]
       [眼鏡【ナビレーダー】(色識別バージョン)]

「わいが パスやレアアイテム見つけたるで」
「単独行動は止めてね」
「解っとる」
スキマの気合いが空回りしないか心配するカオル

13:04 再入塔 20階魔方陣

「このフロアはエスプリさんが先に進むの躊躇ためらうかも…」
21階 スライム街?スライムばかりのフロア

「でも、ちょっと不気味ですね」
いつでも人が住めそうな家具付きの家々が建ち並ぶ街並み
人が居ない…スライムの街?
眼鏡が反応する(小さい青)タンスや机、薬草程度のアイテムしか出ないが…(青の大きな反応)わざわざ2階のタンスを開ける…スライムメダルが1枚
「これを見つけられるヤツおるんか?」
スライムメダルを手にして、ぼやくスキマ

「21階まで来れる実力者です、お宝の探索系のスキル持ちが居てもおかしく無いと思いますよ」
賢いライトの分析

13:14 ショウリからミホに念話
    入塔しているならいい と切れる

「…」デュークがライトに耳打ち
「喋れや!」
「ミホさんだけに念話で、召喚もされないのですから、心配は無い と言ってます」
「はいはい」

「スライムのお店?スライム語?喋れたら、買い物出来るのでしょうか?」
「ただ カウンターにおるだけやろ?」
商品が並んだ店のカウンターにスライムが居るとスライムの店の様だ と、思うミホ

襲ってくるスライムも居るが、回りをピョンピョン跳ね回る?通行している感じ

「反応も赤や金は無いなぁ…」
スライムもお宝も危険な物、レアな物は無い

「こらあかん、これは眼鏡無かったら気づかんかった…」
普通の家の普通に上の階に上がる階段
21階、次のエリアへの階段
階段を上るとスライムフロア…覚醒種、進化種
「上級種や? でも、わいのレベルやと青やな…」
さっきと似たような街並み

「今度は何や? 井戸の中に宝箱(の反応)や…」
合体スライム(大)が3体で宝箱を守る?
「面倒やな…」
大→中→小 と倒さなければならない

「あかん これは あかん…」
宝箱から出てきたのは『スライムを呼ぶ笛』
理性を保ちながらリュックにしまうスキマだった
(ふ 吹きたい~)



ボロボロのスキマ…
「ラ ライトはん…回復してぇなぁ…」
「しなくていいわよ」怒っているカオル

「しゃぁないやろ」
「休みますか?ってテロップが出たら[はい]押したくなるやろ?」
「まさか、1時間の時間を使うとは思わんかったし…」

スキマが宿屋のカウンターに立つとテロップが出た
「休みますか?」
 [はい] [いいえ]
スキマは[はい]を選択すると、HP/MPが全回復するも1時間の所要時間が追加された、一瞬で…

スキマはカオルとミホにボコられたのだった

ロンらには必要の無いサービスでしたね…」
「これから先、攻略情報に無い施設等があるかもしれませんね」
ミホも怒っているが仕方ないとも思っていた

「主から念話です、人数分のパスをコンテナに入れておく だそうです」
「何でや? ショウリはんはどこでパスを入手したんや? 入塔しとるんか?」
「わいが見つけるはずやったのに~」
苦笑いする面々

ライトに回復してもらい、先を進むのロンパーティー

チッコチッコチッコ 14:00 所要時間4時間10分

 ~ ~ ~ ~ ~ ~
〈ノイチ編〉
「もし、帝都の学校に合格できたら、寮に入るか?部屋を借りるか しないといけない…」
「他にも、解体のスキルが欲しい…」

本屋に来た
解体系の書物を購入

不動産に行った
物件を調べた
女…学生の一人暮らし、学校側
冒険者としても活動出来る物件



冒険者ギルドで解体の見学をさせてもらった

 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵
解体の見学、体験はギルドで可能
初級者(ランクDやE)が小銭稼ぎで手伝うことも出来る
 ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵


ショウリさんとの旅で解体の基礎は出来ていた
本屋で購入した本で知らなかった知識を得た
見学でそれを覚えた
完全記憶パーフェクトメモリー

掲示板を見た
カジノの街『スタトベガス』でバトル大会の開催
参加者募集…参加条件ランクC以上の冒険者

エントリーした

スタトベガスとゲートが繋がっていることに驚いた
それをショウリさんがしたことに驚く
(流石、ショウリさん…)


解体を使いたい
1人では少し不安
掲示板のパーティーメンバーの募集を確認する
女性のパーティーで、女性のメンバー募集を見つける

最初はメイド服を着た少女
相手にされない
討伐履歴を見せると目の色が変わった
サブリーダーと模擬戦
Bランクのその人は弱かった?
ノイチわたしの方が強かった…

私はショウリさんのクラブメンバーだったため、パーティーとしては登録出来ず
同行者として、彼女達についていき、魔物を狩り、解体した
ナビレーダーを使うがそれと解らないように振るまい、然り気無くさりげなく魔物に誘導
バトルを任せ、解体に専念した
解体、リュックに収納 解体、リュックに収納
解体、リュックに収納 解体、リュックに収納

「あんたのリュックどれだけ入るの?」
となる
クラブリーダーショウリさんの手作り簡易収納魔道具だと説明(タブー案件)
呆れられた

『解体』を覚えた
『縮地』をそれと解らないように前後左右に使っていたら、『テレポート(単身)』を覚えた

3時間程の魔物の討伐・解体で帰都
ギルドで討伐報告と解体素材の買い取り

「本当にいいの?」
報酬を彼女達に全て渡したから
「はい、私の目的は解体でしたし、討伐は手伝ってませんし、解体を覚えましたから、報酬はお礼に、どうぞ受け取ってください」
「そ そう なら 遠慮無く…」

私は、お礼を言って、妖精の館に向かった
マザーにお願いをした

「もし、私が帝都の学校に合格できたら、館で住み込みで雇ってもらえませんか?」

理由を話す、冒険者の仕事をやりながらだと、寮では不便、メイドの仕事もしたい
学校に行きながら、メイドの仕事も冒険者の活動もしたい、都合のいい独り善がりなお願いをした

マザーは館の裏に案内してくれた
「ここ、覚えてますか?」

そこは、ショウリさんと初めて館を訪れたとき、土の精霊が人用の商談小屋を建てようとしていた場所
「館が大きくなったので、小屋のスペースが狭くなりました、力を取り戻した精霊が力を使いたくなるのは解りますか?使う予定がなかったのに作ってしまいました」

土壁の2階建ての小屋があった
「使ってください、館のスタッフ…人族を雇う最初の方です」
「ありがとうございます」ペコリ

「入試に合格できたらですよ」
「はい、頑張ります」

チッコチッコチッコ 17:50



残り1779日(1月19日)

1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城ドラゴンシーパレス


『縮地』と『テレポート(単身)』の違いは、障害物(壁など)があっても移動が出来るか出来ないか
(現在)ノイチのテレポートは最長5m、縮地は7~8mの瞬間移動が出来る
※縮地は基本、前方への移動で左右後方には出来ない

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