これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第130話 ばれちゃったから、書き換えた?

第5章 入学試験
第130話 ばれちゃったから、書き換えた?


前回のあらすじ
エスプリが入学試験を受験する
一応筆記試験は全部書く

エンディナー魔力寄付ドネーションして学園に戻る


まゆ、ルージュがランジェリーの返送をしていてくれていた
まゆ、ルージュにお礼のキスドネーションをして、学園に戻る


まだ10:10か…… 
ん? あれは、エスプリ?
「エスプリ、もう 終ったの?」

「あっ ショウリ」
エスプリが走ってきて腕を組む

「うん、全部書けたから、出てきた」
学園の中では夫婦の件は内緒なんですけど……と思いながらそのままのショウリ

 エスプリが覚えている問題をいくつか聞いて、本当に学園の入学試験なのかと疑ってしまった
 ギルドの設立が何年なのかを知らなかった
 220年前に起きた魔物の争いを知らなかった
もしかして、僕が入学試験を受けていたらエスプリより下?パパも勉強をしないといけないと思うショウリ

デントとノイチが来た
「ショウリさん、エスプリさん」
「おはよう どうだった?」

「半分以上は書けましたから、後は実技です」
デントは頭をかきながら言う 余り出来なかった様だ

ノイチわたしは、一応全部書けました 特技を覚えて、それを書けたのがよかったです」

 問題を聞くと、魔法問題のところが、剣士科だと、特技を書かく問題だった様だ
 ノイチの完全記憶パーフェクトメモリーは反則的な特技だ 僕も持ってますがそれがなにか?

「ショウリさん、少し体を動かしておきたいのですが、いいですか?」

「僕は、相手出来ないから 一応試験官だからね、……召喚獣とやってみたら?」 

 デント、ノイチ、エスプリの模擬戦

 試験に邪魔にならないように無の空間ナインラウームで遮音、魔法も結界の外に行かないようにしておく

デント vs かにくま

 熊に蟹のハサミが追加されている(四手)の魔物
 パワーがあり、ハサミも注意しないといけない

デントは、自分の動きを確認する準備運動
かにくまは相手にならない程の成長をしていた
威嚇されても動きが鈍る事もない、熊に殴られても上手く力を逃がし、ハサミで挟まれそうになると速度を上げ避ける 避けながら、木剣で数撃打ち込む

砂時計の砂が落ちきった(3分)

「それまで」

デントは、わざと受けた数回の攻撃だけで ダメージらしいダメージを無く 3分の模擬戦を終える

「召喚獣との模擬戦 授業でも出来そうかな?」 

僕も召喚獣との模擬戦のテストをしていた

「かにくまは 中級者以上の相手かも知れませんね、襲ってくる…そんな動きです、力加減もしてないみたいでしたから…」
デントの意見も参考にしておく
知識レベルが低い召喚獣は少し危険φ(..)メモ

ノイチわたしもいいですか?」

「どんなタイプをお望みかな?」

「剣で戦う召喚獣をお願いします」

ノイチ vs 四手二面六つ目アーマーナイト

前後に三つ目の顔がある四本腕のアーマーナイト
左右に剣と盾を持つ、前後に顔、三つ目のため死角が少ない攻撃も盾で受け、鎧も装備、それなりに速く、剣技も高レベル、盾鎧共に対魔で魔法も効きにくい
Bランクソロでも苦戦をする魔獣
現在、僕の召喚出来る剣を使う最強の召喚獣

双剣を装備したノイチ

「じゃ 始め!」砂時計をひっくり返す

ノイチの残像が見えるほどの高速の斬撃
アーマーナイトは剣と盾で防戦
ノイチの攻撃が全て受けられる
両方凄い 前後左右上下 全て受けられる
アーマーナイトは攻撃がしないのではなく出来ない

バキン アーマーナイトの盾が割れた
ブン アーマーナイトが割れた盾を投げた

これは、想定外の攻撃だったのかノイチは盾を避けたが、動きが鈍る 足が止まった

二本の剣が降り下ろされる
僕なら双剣で受け止めていただろう
ノイチは力負けすると判断したのかバックステップで避ける 
 ブン 盾を投げた手がアッパーカットの様に突き上げられた
もし、双剣で受け止めていたら……

いつの間にか、ギャラリーが……試験を終わった受験生たちが集まってきていた

砂時計の砂が落ちきった
「そこまで」
ノイチは双剣を納め、袖で汗を拭く
「ヒール、ウィンド」
エスプリが回復し、優しい風をあてた

「「つい、本気になってしまいました」」
ノイチとアーマーナイトが同調シンクロした

僕たちに笑いが起きる

「『四手二面六つ目アーマーナイト』って呼びにくいから、君はアシュ 今から、アシュって呼ぶことにする」

「「「「『アシュ』」」」」
「かっこいいね」
「私は『アシュ』……かしこまりました」
「アシュさん、また お手合わせお願いします」
デントぼくも 今度 お願いします」
「いつでも お相手いたします」

「僕も 相手してもらおうかな?」
「ショウリがしたら 壊れるからダメ」
笑いが起きた

「あのぉ~ なぬなにすてるのしてるのですくわ?」

こな訛りは……振り向くと あの上級生の女生徒がいた

「おはよう もう 大丈夫?」
「※あ あなたは昨日の※」
 ※訛っています、変換表示してます※

「僕の召喚獣と 模擬戦をしていたんです」
「※え~ あなた召喚獣も召喚出来るのですか?※」

「ショウリ 誰?」
「さぁ? 昨日、ちょっと学園を覗いたときに魔法を教えた生徒」

「※あ 私、『カナイレマウ=リマナ・イゴス』リマナと呼んでください、魔法科3年C組30番身長がクラスで一番低いかわいいリマナです※」ニコッ

身長がエスプリと同じくらい
エスプリの方がかわいい
エスプリは まだ成長途中 リマナはエスプリより胸がその存在を主張していた

「※お陰で 防御魔法が強くなりました ありがとうございます※」
「※その3人が あなたの付き添いするの受験生ですか?※」

「僕は ショウリ エスプリたちの付添人つきそいにんで 今日の試験の試験官もする」
エスプリたちがお辞儀する ペコリ

「※え~ 試験官?※」

高速移動 デントとノイチに「僕とエスプリが夫婦なのは内緒だよ」と耳元で小声で囁く

デントとノイチの後ろに影が出来る背後霊の様に

「※キャッ な 何か見えました ゴースト?※」

「学園内に ゴースト出るの?」
その影、僕なんですが聞く

「※学園の七不思議にゴーストの話しはあります、リマナ始めて見ました※」

あるんだ~ この世界にも七不思議 ゴースト……

何でこうなった?
エスプリ vs リマナ
「本当に大丈夫? エスプリ強いよ」
「※大丈夫です 私も強くなりましたから※」

「エスプリ 手加減してね」
「うん」
「※手加減無用です※」

あら?エスプリ 少し怒った?
「いきます (エスプリが片手をあげる)『アイスボール』」
「※え?※」
「※それ、アイスボールですよね?※」
「うん」
エスプリの頭の上 手の上にはアイスボールが 直径2m程の氷の塊が浮いている

ギャラリーも思った それは『氷の岩アイスロック』だよ~

「※無理無理無理無理無理無理無理※」
首がもげそうの勢いで左右に顔を振る

「昨日 教えただろう 魔法はイメージ ダメだと思ったらダメ、出来ると思えば出来ると」

「※え~ でも~ あれは~※」
怖いと思う2mの氷の岩が飛んできたら

涙を流しながら構えたリマナ
「※いいです、来てください※」
エスプリがアイスボールを投げた

「※(出来る出来る出来る)『不可視の壁シールド』」
ドッカーン(遮音してますから実際には聞こえません)

氷の岩…アイスボールは砕けた リマナは立っていた
立ったまま気絶していた
制服も下着も乾かしてあげました シミも残ってません

「『目覚めウェイクアップ』」
「大丈夫?」

「※大丈夫です※」震えてます、声も体も
「ごめんなさい 少し本気になってしまいました」
エスプリが謝る

そこに、リフト、スズ、エルブ、シズワが来た
「終った?」
「はい、ショウリさん」

リマナが見てる 僕とエスプリの左手を じ~
「※同じ 指輪を左手の薬指に…※」
僕とエスプリ「「あっ」」

スズ「ショウリさんとエスプリさん 夫婦ですから」

「…「なんですけとぉ~」…」
生徒達ギャラリーが同調した

ばれちゃいました……
赤くなるエスプリ

ノイチ「スズさん、それ秘密だって」
スズ「え? え~ ごめんなさい ごめんなさい」

その場にいた 691人中107人に幻術を使いました
【神眼】で判断?診断?した生徒達に数秒の記憶を封印(上書き「ショウリさんとエスプリさん 夫婦ですから」→「エスプリさん レベル357ですから」に)した
本当はこんなことしたくないけど
指輪に気付いたリマナには口止めして
リフト、スズ、エルブ、シズワにも口止めして

11:25 
「みんな 揃ってるし お昼にしてもいいのかな?」
リマナ「※はい、大丈夫です 食堂も解放されてますよ 有料ですけど、食堂行かれますか?※」

「庭でも 大丈夫なのかな?お弁当を持ってきたので リフト達のもあるから、みんなで食べない?」

校庭の隅にポーチからテーブルとイスを出し
僕、エスプリ、デント、ノイチ、スズ、リフト、エルブ、シズワ、リマナがお弁当を食べる

「※リマナわたしもご一緒して良かったのですか?※」モグモグ
そう言いながら手と口は止まらない

「美味しい」
僕も思う ダミエナ、オリエナは作る度に美味しくなっているようだ(僕たちの好みに合わせてくれている感じ)

10人分持ってきたはずなのにお弁当だけでは足りなかった

「合格発表は、いつなのかな?」
「来週1月20日(闇曜日)です」

「20日? 23日には帝都でも入学試験があるよね?」

シズワと、リフト、エルブはシーズーの入学試験しか受けません、スズも最初はシーズーここだけだったんですが、この前、帝都に行ったときギルドマスターのコネで帝都の学校の入学試験も受けられる様にしてもらったみたいで、デントとノイチとスズが帝都の入学試験に行きます、結果はギルドの掲示板に合格発表がされますから、どこのギルドでも確認は出来ます」

「そうなの?」

スズは『神の食卓』での席でワナキオさんと話をしたとか、その時、「帝都の学校も受けてみたら」的な事になり、スズだけが「よろしくお願いします」という流れになって帰る頃には承諾されていた らしい

まさか?ワナキオさんが、帝都の学校の校長なんて事はないよね?と思うショウリだった
~~~~~~~~~~~~~~~~
シーズー学園の合格発表は、冒険者ギルドの掲示板、商業ギルドのカウンターではスマホで確認出来る
シーズーの町長の町長室とギルド本部が転移魔法陣で繋がって要るから手紙を転送出来るかららしい
手紙くらい(小さくて軽い物)しか転送出来ない転移魔法陣
ギルド本部が掲示板に表示する(登録する)と全ギルドの掲示板に表示されるから、どこのギルドでも確認が出来るということだ
スマホ確認にはシーズー学園で事前申請登録が必要
~~~~~~~~~~~~~~~~

ということは今日で また、リフト、エルブ、シズワとはお別れということだ
合格していたら学園で会うが……


12:52
「そろそろ 魔法科の実技の時間だね」
「※私も、行かないと 一緒に行きましょう※」

デント達と別れ、魔法科の実技が行われる道場に、リマナの案内で僕とエスプリは移動した




残り1784日(1月14日)

1月17日ワナキオさん結婚式(帝都)
1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城ドラゴンシーパレス



『四手二面六つ目アーマーナイト』
右上 剣、右下 盾、左上 盾、左下 剣を装備
盾には『魔法霧散マジウザ』が付与されている
第三の眼…おでこにある眼は複眼になっている、その情報量は1000個の眼で見たものと同じ
(2004個の眼で見ている事になる、ノイチの攻撃が全て受けられるはずだ、+ 四手(剣2盾2)だし)
名前をアシュと付けた……手も顔も少ないから阿修羅じゃないと思ったから


魔法霧散マジウザ
その名の通り、魔法を霧散させる
魔法使いには嫌われるウザイ魔法である

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