これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第5章 第128話 特訓…?(2)

第5章 入学試験
第128話 特訓…?(2)


前回のあらすじ
隣の空間ナスタスペースで特訓
蟹の討伐でレベルが1575になる
パワーコントロールが出来るようにならないと悲劇を繰り返す 故の寿命を削っての特訓



「次、いきますよ」
イヴのおでこと僕のおでこが触れる

「うわっ」
イヴから離れた 赤くなる

「何でこんなところを…」

見えたのは 僕の記憶が無い あの日の夜
イヴ目線だった

ドキドキ してます まさか、自分の▲▲▲の隠し撮りのようなシーンが見れる じゃなく、見せられるとは

「木の実を割ってみてください」
霧散しました

全貌を見せられ ドキドキ カッカしながら
木の実を割る 

蛇の生殺し…不完全燃焼…とても恥ずかしい記憶が…

泣きたくなる いや、泣いている


「やっぱり、僕 あの日 寝てたんだね」 

「信じられません 初夜に寝てしまうなんて」
イヴも怒ってます?真っ赤です

「で、僕のパンツパジャマを脱がして、息子に悪戯ですか?」

どんな状況でも冷静でいないと力の制御が出来ない…
屈辱的シーン
息子をあんなにされても起きない僕
息子が起きたのに起きない僕
あんなことをされていたなんて…恥ずかしい
あんなことをされていたなんて…覚えていない
を思い浮かべながら木の実を割る

数時間の葛藤の末、金の木の実を出せるようになった

ベッドの上、裸の二人
「最後の試練です わたくしを壊さないように壊してください」ポッ
「何回目?最後の試練…」

………………

15歳の男子は女神で大人の扉を開けた
僕の初めては『シルバメデューム=イヴ・アテナ』
イヴを壊すことなく 壊しイカせ

大人になっちゃった…
ポーチが使えなかったから 生だった

ベッドに食べ物、木の実を出せたイヴが出してくれなかったから 夫婦だし 最初だったし
生でしたかったし

妊娠はしないと思うけど…出来たら、16歳でパパ?
気持ち良かったなぁ~
かわいい寝顔のイヴを見ながら、余韻に浸っている場合ではない


ここから、戻るために幸せそうな寝顔のイヴを起こす

「イヴ、起きて『目覚めウェイクアップ』」

「ダ~リ~ン すっ~~ごく よかった~」
「気持ち よかったよぉ~」
エロっぽい声に男の子が目を覚ます

「そう ありがとう イヴのお陰で大人に成れた」

「ねぇ~ もう一回しよっ」
エロっぽい声に赤くなる 男の子は緊張しカチカチに

やりたいのは山々山々山々 男の子ですから、まだ元気ですから でも

「戻ろう 『換装』」服を着る
砂時計の砂があと僅

「もう 真面目なダーリンも好き」チュッ

(服を着て)「異空間転移」

7:28帰還
移動式家キャンピング・ハウス前◆
「ただいま」
「お帰り ショウリ」
僕は、エスプリを抱き締め、キスした

「おやすみ エスプリ」
エスプリは僕の腕の中で眠ってしまった
お姫様だっこでハウスの中に入る

「ただいま」
「お帰り ショウリ」
「朝帰りですか? ショウリ様」
「ショウリ様、お帰りなさい」

「ありがとう まゆ、ルージュ エスプリを助けてくれて」

「私たちはショウリ様の妻ですから…」
「ショウリ様の悲しむ顔は見たくありませんから」

「ありがとう」
「朝帰りだけど、イヴと一緒だったし 遊んでたわけじゃないし…」

「解ってます、早く、食べないと遅れますよ」
エスプリを寝室のベッドに寝かせて朝食

朝食は、ミーゼが作ってくれた 蟹の味噌汁、焼き蟹、蟹入りの卵焼き
「蟹だね」
「まだ、いっぱいありますから遠慮せずにお召し上がりください」
ミーゼが微笑む

「そうだね まともな食事してないから食べられそうだよ 蟹」

「それで、デント達は?」
「もう、学校に行きましたよ」

「あの時、ミーゼは居なかったみたいだけど、何処に居たの?」
「図書室でデント達の勉強をみてました」
図書室は遮音しているから僕らの騒ぎが聞こえなかったようだ


「学校の新設は保留になって、今の学園に新規の学科を作ってもらった」
「執事・メイド科、建設・建築・造船科、部活的な授業外に航海士の育成活動をする事になった」
「だから、ミーゼの校長先生はみられなくなっちゃった」

ミーゼが微笑む
「ショウリ君には、ミーゼ先生が色々教えてあげます」
ゴホッコホッ 喉に詰まった

「何、朝からイチャついてんねん」

「スキマ、居たの?」

「居たの? じゃない みんな心配しとったんやで」

エナ、シーレン、スイレン、サンバ、タクシ、ローズ、バカデ、ダミエナ、オリエナ

「ごめん」

「ショウリ様、何かありました? 雰囲気変わりましたね? 一皮剥けたような?」
ゴホッコホッ 喉に詰まらせる 赤くなる

「ど ど どうかな?イヴと特訓したからかな?レベルも1575になったし」


「…「え~~~~~」…」同調した
「ショウリ お前なぁ~」

「ご馳走さまでした」

7:52
「じゃ、学校に行こうか」
普通なら遅刻ですよ 魔法 転移って便利ですね

「エスプリは?」
「え?(キスして)寝かせた、寝室にいるけど?」

「エスプリも受験だって言ってましたよ」

「え~」
7:59ギリギリセーフ 転移様様

エスプリも受付を済ませました

「でも何で? エスプリが受験できるの?」

「前、シーズーに来た時、おばさんを助けたら、魔法がすごいって言われて、ボクが小さいからだと思うけど学校に行ってないって、行きたいけど冒険者だからって言ったら、受験だけでもって、そのおばさんが手続きしてくれた」
「学校の偉い人の奥さんだって言ってた」
「あっ あの人」
エスプリが指差した女性の隣には町長兼、学園長のレイジさんがいた

「おはようございます ゴホッ ショウリさん ゴホッ」
「おはようございます レイジさん」

「来てくれたのね」
「おはようございます」ペコリ

「レイジさん、エスプリも受験だけでもって言われたみたいですが、本当にいいのですか?」
「ほう、ショウリさんの ゴホッ お知り合いでしたか? ゴホッ 妻が推薦したお嬢さんは ゴホッ」
僕の後ろに隠れるエスプリ かわいい
エスプリ レイジさんは風邪ひいてる訳じゃないよ

「あの~ エスプリは、聖獣の人化の姿で、僕のお嫁さんなんですけど、受験してもいいのですか?」

「「なんですとぉ~」ゴホッ」

エスプリ受験No.魔01184
 魔法科を受験することになった
聖獣でも構わない、人妻(ショウリの妻)は学園内では内緒にする事になった
合格できるかも解らないし、合格しても通うかも解らないし、僕が生徒や常駐の教師でもないし
秘密にしても困ることはないと思うから

先生…
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「エスプリさん、放課後 特別個人講義だから残りなさい」
「はい、ショウリ先生」
「ショウリ先生 誰もいないね…」
「エスプリ 学校では、先生と生徒だから…」 
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「ミーゼ先生 解りません 教えてください」
「しょうがない子ね」……
~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ショウリ 今 エッチな事を考えてた?」
「か 考えてない 考えてないよ」 (少ししか) 

「ところで、筆記試験 大丈夫?」
「ミーゼに教えてもらっていたから大丈夫 たぶん」

※※※※※※※※※※※※※※※※※
ちなみに、
デント 受験No.剣00395

ノイチ 受験No.剣00336
魔法科と執事・メイド科、を掛け持ち希望

スズ  受験No.商00077
魔法科掛け持ち希望

リフト 受験No.剣00385
執事・メイド科W受験

シズワ 受験No.魔00908
執事・メイド科W受験

エルブ 受験No.剣00487

※受験には受験料がいる、ノイチがみんなのW受験分を負担…試練の迷霧オルドルメイムで稼ぎましたから
※この学園は魔法科と剣士科の様な掛け持ち可能、勉強は2科分になるので大変ですが
(適正テストで平均より高くないとダメです)
※今年は、メイド科、建設・建築・造船科は予定定員各20名、10名以下は科設無し
※掛け持ち…受かれば両方の学科を受講
 W受験…合格後、どちらかを選択
※※※※※※※※※※※※※※※※※
試験
午前中 9時~12時
筆記試験(計算、言語、魔法、歴史、雑学)
 全科目の問題が配られる

昼食 12時~13時
 食堂解放 有料、お弁当を持ち込み可能

午後 能力測定&実技 13時~16時
   実技終了者から面接 ~17時30分
~~~~~~~~~~~~~~~~~
募集人数
魔法科 128名(内定50名) 受験者数 1184名
剣士科 160名(内定30名) 受験者数 1518名
商業科  64名(内定15名) 受験者数  170名
教師科  32名(内定 2名) 受験者数   99名

1クラス32名A、B、C、D、E
Aは特別クラス、それ以外は平均振り分け
※内定者…高額な授業料(受験者の3倍)を前払いした受験免除者(成績はそれなり、中には秀才エリートもいる)
※受験者の各学科上位5名は授業料を免除される
~~~~~~~~~~~~~~~~~

「じゃ エスプリ、デントたちも頑張って」
「お昼から 僕も試験官だから」

「そうなの?」
「頑張ってくる」
エスプリたちは試験会場教室に向かった

◆学園の図書室◆
レイジさんの許可をもらい図書室に来た

本の所有数約4万冊
本の少ないこの世界で1学園の所有数にしては多くない?

受付のお姉さんに学園長の許可をもらったことを伝え、『ビッグスパイダーバン』『蟹の暴走祭カニイバル』についての書物の場所を聞いた

「さあ?」
「え?」
「その本、あるかもしれませんし、無いかもしれません、あったとしても何処にあるかはわかりかねます」

「え~、管理とかしてないんですか?」
「私が来てからは言われたこと無いですね」

「では、あなたは何のために居るのですか?」
「この図書室からの持ち出しをチェックしてます」

「古いものは新しいものは五十音で並んでいるとか何か探し方は無いのですか?」
「さあ? 私は知りません」

「他の方はどうですか?」
「図書室には 私しかいませんから」


 呆れてしまう、約4万冊の本の管理を1人の女性だけ、それも何処に直しているのか解らない 本の管理をしていない
 スマホが導入後暫く整理されたが1000冊も整理される前に忙しくなり中断したら、どこまで整理したか解らなくなり、諦めたらしい
 本の整理に人手を回すような学園長では無いようだ

本がある それだけの図書室
整理されてないから、読んだ後 側の本棚に入れる
それの繰り返し 悪循環

ポーチから、コンパスを出す
『スタトベガストレール』→『蟹の暴走祭カニイバルトレール』にして
てくてく 見つける
てくてく 見つける
てくてく 見つける

「あの~ 何で手元を見て本があるのが解るのですか?」

コンパスの説明する
「凄い 凄い すご~い」
死んだような目をしてカウンターに座っていた女性が同一人物とは思えないキラキラの尊敬の眼差しで見つめる

図書室には彼女と僕だけ
照れ隠し
「図書室ですよ 静かにしてください」
「あっ すいません」ペコリ

普通逆ですよ
僕が注意されるのが普通ですよ


ベラッペラッ… パタン
ベラッペラッ… パタン
ベラッペラッ… パタン
「あの~ もう読んだんですか?」
「はい」

「凄い 凄い すご~い」
キラキラの尊敬の眼差しで見つめる

図書室には彼女と僕だけですが
「図書室ですよ 静かにしてください」
「あっ すいません」ペコリ


「本当に 今の短時間でその分厚い本を読んだんですか?」
「読んだと言うか 覚えました」

「え~ 凄い 凄い すご~い」
キラキラの尊敬の眼差しで見つめる

「図書室ですよ 静かにしてください」
「あっ すいません」ペコリ

普通逆ですよ
僕が注意されるのが普通ですよ


「結論から言うとその3冊の内容はほぼ一緒、蟹の暴走祭カニイバルについては詳しくは解らないということです」

てくてく 直す
てくてく 直す
てくてく 直す

「あの~ もしかして同じところに直しました?」
「はい」

「凄い 凄い すご~い」
キラキラの尊敬の眼差しで見つめる

図書室には彼女と僕だけですが
「図書室ですよ 静かにしてください」
「あっ すいません」ペコリ

この人の相手疲れます

ポーチにコンパスを直し、ナバナ村で購入した3冊の本を出す

「あの~ もしかして…」
「し~ 静かに」

「すいません」ペコリ
小声で、「もしかして 収納魔道具ですか?」
「はい」
(すご~い)キラキラの眼差しです

イレイセ語で書かれた本を読む
驚くべき内容が書かれていた
蟹の暴走祭カニイバルのピラミッド構造形態
威張った蟹スワッブクラブの上に更に挟まれる蟹サンドクラブ見張る蟹ルアキブクラブ指揮する蟹リアムレクラブ総括する蟹レレシャラフクラブがいた

蟹の暴走祭カニイバルは まだ終わっていない」

「あの~ それ、読めるのですか?」
「はい」
(すご~い)キラキラの眼差しです
学習したみたいです

もう1つの本を見る
『使えない魔法』
下手くそな落書きのような文字
手書き?下手くそだから暗号か何かと思われたのか?
スキルのお陰で僕には読めた

・髪をクルクルロールにする魔法
・少しだけ身長を伸ばす魔法
・少しだけ体重を軽くする魔法
・胸を寄せて谷間を作る魔法
・異性の声で会話が出来る魔法
・靴の紐をほどく魔法
・本を並び替えられる魔法

「え? 本を並び替えられる魔法」
読む
『ルーベ・ラナ・ンホ』
4冊の黙視出来る本を並び替えられるのにMPを100も消費する
こんな魔法は使えない

「ん?」
適当に4冊の本をテーブルに置く
『ルーベ・ラナ・ンホ』
パッパッパッ 本が厚い順に並んだ


魔法はイメージ…五十音順で
『ルーベ・ラナ・ンホ』
パッパッパッ 五十音順で並び変わった

10冊追加
『ルーベ・ラナ・ンホ』
14冊の本が五十音順で並んだ

「あの~」
「これは凄い!」

「キャッ」
「凄い 凄い 凄いよ」
彼女の手をとりはしゃぐ僕

「静かにしてください 図書室ですよ」
「あっ すいません」ペコリ
今度は僕が謝った

「あの~ 手を離してくれませんか?」
「あっ すいません」ペコリ
また謝る

【神眼】図書室の全ての本を見る 40,703冊(テーブルにある本含む)
『ルーベ・ラナ・ンホ』
バサバサ パタパタ 本棚から40,686冊の本が鳥の様に飛び出した(テーブルの上の17冊も飛び上がる)

「お~」まさかこうなるとは…
「キャー」彼女は驚き座り込む

バサバサ パッパッパッ パタパタ タッタッタッ パッパッパッ
タッタッタッ バサバサ パッパッパッ パタパタ タッタッタッ… トン 終った

「なんなんですか?」
「本を五十音順で並べました」

「え~」
彼女は図書室を暫く歩き回った
数冊の本を手に戻ってきた

「本当に 五十音順で 全ての本が並んでました」
「やっとこれを見つける事が出来ました」

「凄いです こんな便利な魔法があったなんて…」
「便利な…ね 確かに便利ですね MPの消費が半端ないので普通の人には無理でしょうけど」

「え? どれだけ消費したのですか?」
「この本… あれ? 僕の本まで本棚に並べてしまった」
無事、本回収

「この本『使えない魔法』には、黙視出来る4冊の本を並び替えるのにMP100も消費すると書かれています、この図書室には40700冊の本がありますから 単純計算で100万のMPが必要です」

「は?」頭に「?」出てます

「100万以上のMPが必要です」

エサを欲しがる鯉や金魚の様に口がパクパク

僕は、指を耳に入れました(『無の空間ナインラウーム』無言詠唱)

「え~ 100万!」 
学園中に聞こえるような大声

「試験中ですよ」
「はっ」手で口を塞ぐ




残り1784日(1月14日)

1月17日ワナキオさん結婚式(帝都)
1月23日帝都入学試験
1月末 竜宮城ドラゴンシーパレス



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