これって?ゲーム?異世界?

久留米天狗

第2章 第46話 精霊の加護?(2)

第2章 ブラックスマホの伝説
第4は話 精霊の加護?(2)



前回のあらすじ

サンタクローズとトナカイに攻撃を受けた
逆恨み的な勘違い、僕は余裕で交わす
トトキンの森で木の精霊、エナ・バソーサにあう




「おやおや、妖精を友達にのぉ~で、ツインヘッドダックキャメルのヴィルマか」

「ショウリ お前さんには霊力を感じるが……」
「あ はい、ライトメル、レフトメル……ツインヘッドダックキャメルのことです、から『霊力譲渡メガトランスファー』をされた際、霊力が持てるようになりました」
「おやおや… 珍しい事もあるもんだねぇ」

「…ショウリ お前さんのその霊力を少し分けてもらえんか?」
「はあ 僕の霊力がお役にたつのでしたら…」

「悪いが、ショウリだけ着いてきてもらえるかい?」
「「「え? 僕だけ?」ショウリだけ?」」
「……ごめん、エスプリ、ミーゼ 待っててもらえるかな?」
エスプリをミーゼに渡した

「ワタシの結界があるから、お嬢さん達に魔物の心配はないよ、ショウリ こっちじゃ」
エナは彼女の後ろの大樹の中に消えた、手を伸ばすと大樹には触れない…入口?僕は恐る恐る足を踏み入れた

トンネル?真っ暗な通路
「こっちじゃ」
僕は、エナの声のする方に歩いた
暗いが恐怖はない すると突然光に包まれた パァー

ここは?
ピコッ『精霊界』
「せ 精霊界?」
星空? 黒い天井にキラキラと何かが光っている、天井はとても高い…キラキラと光るものは手が届きそうな高さ…蛍ではない、電球的な物でもない…床?足元は雲?白いふわふわの何か…見渡す限り白 上が黒、下が白のオセロのコマの間にいるようだ…

「こっちじゃ」
エナの側に立つと、床の雲?が盛上がり入口が出来た
かまくらのようだ
エナは中に入った、僕も続いた

幼稚園?保育園?病院? 
「あ エナ様」「エナ様」「エナ様」「エナ様」
「…」「…人間?」「エナ様 人間?」
「おやおや、元気にしてましたかい?、いい子にしてましたかい?」

「エナさん、ここは?」
「ん~ 人間の世界なら、病院? 妖精の赤ちゃんを育てるところ かのぉ」

ここは?
ピコッ『精霊界』 …場所名は出ないのね(--;)
妖精の赤ちゃん?が寝ているのは花 ベッドは花だ
でも、その花が元気?がない 目につく花全て…

「気がついたかのぉ? この花は妖精の赤ちゃんを育てるのに必要な花じゃ、でも、見ての通り生気が足りないんじゃ」
「生気が足りない?」
「トトキンの森、トトマ村、キンゴタウン付近のスケルトン、スピリッツ、ゴースト等の影響でのぉ」
「これらのモンスターが減れば少しは解消すると思うんじゃがのぉ…」
「ち 因みに何体くらい減るといいと思います?」
100体くらいなら、さっき倒したけど…(--;)

「そうじゃねぇ 100体くらい ビッグゴーストやスケルトンメイジがいなくなれば いいかのぉ?」
はは(--;)
僕は、スマホの討伐履歴を確認した
12月27日 ゴースト    22
      スピリッツ   23
      スケルトン   30
     ビッグゴースト  2
     スケルトンナイト 2
     スケルトンメイジ 2
     四手スケルトン  3

たぶん ミーゼが20くらい、エスプリとライトメルらが10は倒したはず

“もしもし ミーゼ”
“はい どうかしました?”
“さっき スケルトンとか何体くらい倒した?履歴を見てもらえる?、エスプリにも聞いてくれるかな”
“ちょっと 待ってください え~と 私は
ゴースト     5
スピリッツ   11
スケルトン    9
スケルトンナイト 1 で、

エスプリ さっき倒した モンスターの数をショウリが知りたいそうです

ゴースト  3
スピリッツ 7
スケルトン 5 だそうです”

“ありがとう それだけ確認したかったんだ”プツッ

「討伐依頼なら、ここに呼ばれる事はないですよね…僕を、呼んだ理由は何ですか?」

「この花と、この子らに 霊力を分けてもらえないかのぉ…」
「この石 精霊石に触れると花に霊力が行き渡る」
魔力寄付ドネーションみたいなものですか?」
「それ、それの霊力バージョンじゃな」
「じゃぁ 先ず、ドネーションから」
僕は、精霊石に触れ霊力を2000程流した

「すごい」「すごい」「あ~花が」「すごい」「すごい」…「花が元気に」
あちらこちらから妖精たちの声が聞こえる
花が元気になったようだ

「ショウリ、何をしたのじゃ?」
「へ? 霊力を流せと言われたので、流しただけですが?(・・;)?」

「ここには、35の百合篭花ゆりかごがある 百合篭花ゆりかごというのは花のベッドのことじゃが、それを全て元気にするには350の霊力が必要なんじゃよ」

「え? たった350で、よかったんですか?」
「?はぁ?…たった じゃと? シ ショウリは どれくらいドネーションしたのじゃ?」
「2000」
「は?」
「2000です」
「に に にせん え~~~」
「2000?」「2000だって」「すっご~い」…

「ですが…」
「ま まだ何か?」
「僕がドネーションした霊力は2000なんですが…」
「が?」
「僕のスキルの加護の効果で8倍になります」
「は は は 8倍! 16000!」
「「「「「え~~~」」」」」
付近の妖精さんが驚きました
「オギャ」「オギャ」「オギャ」…
赤ちゃんが泣き出しました(--;)

「それと…」
「ま まだあるのか?」
「別の加護で…」
「別の加護?」
「霊力消費が」
「霊力消費が?」
「50%緩和されます」
「はい? (・・;)?50%緩和」
「はい、2000を消費したって事は実際は4000で、その8倍 32000ですね」
「「「「「「「「「え~~~」」」」」」」」」
妖精さんが増えました…
「オギャ」「オギャ」「オギャ」…
赤ちゃんが泣き出しました(--;)

「シ ショウリ 霊力を2000もドネーションして、お前さんは平気なのか?」
「全霊力の1/6ですから、平気です」

「…1/6? 霊力12000…」
「なっ? えっ?」キョロキョロ
今まで、飛び回ったり仕事?をしていた妖精達が、着地し、左膝を床に右膝を立てた両手の甲を床、掌を上にし頭を垂れた 礼?お辞儀?

「度重なるご無礼を平にご容赦を…」
「ショウリ様が神…神の化身であらさられたとは」

「????? はい?(・・;)?神の化身?」
「いやいやいや 僕は、普通の人間ですよ」
僕が神の化身?かもしれないが(--;)たぶん違う
神ではないと思っていたが神の化身…
神様が手を加えた身体…化身?仮身?(仮の姿?)

「普通の人間が霊力を持つこと事態が異例、それも霊力10000を越えるなどあり得ません」
エナの言葉使いが変わった
「ワタシ共精霊でさえ8000を越えれば大精霊、それも成長限界でです。それを成長途中とお見受けされるショウリ様が…人間であるはずがありません」
「ショウリ様が自覚なされていないだけでは?」

「…自覚してないと言われても 種族は『人族』ですし…」
種族は変えられますが…変えられる時点で『人』ではないのか?(--;)

「本当に種族は『人族』なんですか?隠蔽されてではなく?本当に?」
「はい、種族は『人族』です(今は)」

「神でさえ、ステータスの種族は変えられないので、それが本当なら、ショウリ様は神的非現実的な能力を持つ人間 ということなのでしょうか?」
「そうなりますか? 自分でも非常識な能力とは思っていましたが…」

“もしもし ショウリ”
「あ 念話です すいません」
“どうした? エスプリ”
“ボクの回りが変! 森が…”
“「回りが変? 森がどうかした?」”
念話の内容を声を出して言った
“うん、 森が急に元気になった 木々が生き生きしてきた”
“「木々が生き生き? 元気になった?」”
「それは、ショウリ様の霊力のドネーションの影響でしょう」
“「僕の霊力のドネーションの影響?」”
“えっ? これ、ショウリがしたの…”

「この 精霊石はこの辺りの霊力を微量ですが集めています、ショウリ様の霊力が逆流してこの辺りの木々に影響を与えたのでしょう 余程の事が無ければ逆流しないのですが…それだけ、ショウリ様の霊力が凄かった ということですね 32000ですから…」
“僕の霊力が凄かったみたい 霊精さんも呆れてる ハハハ 喜んでるよ”
“やっぱりショウリは凄いね またなんかあったら連絡する”プツッ

「これで、花は元気にさせられた ということですね、この子ら というのは?」 
「ここにいる妖精…いや、ショウリ様なら、このエリアにいる妖精、ワタシを含む精霊に霊力を分けていただけるだけの力がおありかと…」
「どうすれば? また精霊石に触るとか?」

エナは赤くなりながら
「その ショウリ様にキ キスさせていただけないかと」(//o//)
「キス? ですか?」
(「え? 触るだけ…」)
そんな声が聞こえたような気がした瞬間エナから殺気?が放たれた
(「…う…」)
数人?の妖精は黙りこんだ

「キスですか?触るだけじゃダメですか?」
聞こえたから聞いてみた
「さ 触るだけより効率がキスの方が高いのです はい」
まぁ妖精は可愛かったり、綺麗な方が多いからキスされても悪い気はしないし…
「そうですか…それじゃぁ仕方ないですね」
そう、仕方ない事、僕が希望したことではない、希望されたから仕方なくだ 僕は誰に言い訳?

すぐ近くの妖精が恥ずかしそうに頬にキスした
チュッ 「あ~ 凄い」
彼女の羽が光だし、光の粒子がキラキラと舞った
それを見た妖精たちが群がる
チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ
チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ
チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ
チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ
チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ
チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ
チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ
チュッ チュッ チュッ チュッ チュッ
「「…「「ごちそうさまでした」」…」」
みんな元気に羽キラキラお肌ツヤツヤになったようだ

「ショウリ様 ワタシも失礼します」
エナがおでこにキスをした チュ~~ 長めに

「エナ? エナさんですか?」
おばあさんの姿だったエナは二十歳くらいの若々しい精霊に変わっていた (服は一緒)

「ショウリ様のお陰で、この姿に戻れましたですわ♪」

§§§§§ ステータス §§§§§
名 前:エナ・バソーサ
レア度:★★★★★☆☆
分 類:精霊
種 族:精霊(木)
性 別:女 
年 齢:709
職 業:木の精霊
レベル:709 〈★★★★☆〉
H P: 1002/1002
M P: 3510/3510(霊力1170)
サイズ:体長15cm、体重0.19kg
性 格:子供好き、おかあさん的な世話好き
特 長:おばあさんと、お嬢様を使い分ける
    おばあさんの時は「おやおや」が口癖
    お嬢様時は「~ですわ」口調を使う
  § § § § § § §


「若返りました?」
「その言い方はワタシ好みませんの、これが真の姿ですわ」
「言葉使いも違いますよね?」
「何を仰いますの? ショウリ様は」

そこへ2人の精霊が飛んできた
「あ エナがエナ嬢になっておる!」
「あ なんでやぁ なんでエナ嬢なんじゃ?」
おばあさんが花の精霊と おじいさんが風の精霊 らしい

「なんで? ワタシがエナだからですわ ハナさん、カゼさん」

§§§§§ ステータス §§§§§
名 前:ハナハナ=カオル
レア度:★★★★★☆☆
分 類:精霊
種 族:精霊(花)
性 別:女
年 齢:699
職 業:花の精霊
レベル:709 〈★★★★☆〉
H P: 1000/1000
M P:  240/3240(霊力1080)
サイズ:体長16cm、体重0.19kg
性 格:?
特 長:?
  § § § § § § §

§§§§§ ステータス §§§§§
名 前:カゼフク=スキマ
レア度:★★★★★☆☆
分 類:精霊
種 族:精霊(風)
性 別:男
年 齢:744
職 業:風の精霊
レベル:819 〈★★★★☆〉
H P: 2002/2002
M P:  200/4200(霊力1400)
サイズ:体長17cm、体重0.22kg
性 格:?
特 長:関西弁?口調
  § § § § § § §


2人も話を聞いて僕にキスした
(風の精霊は霊力譲渡メガトランスファーです)
2人も若返りました



「え~と エナさん、先程 100体程モンスターを倒せば…花への影響が少なくなると言われてましたが…」
「あれは、もう いいですわ、森の木々が元気になり、ワタシ達も霊力を取り戻すことが出来、ショウリ様のドネーションにより、90日はドネーション要らず その間にも精霊石の吸収とワタシ達のドネーションで問題はなくなりましたわ」

「そうですか…先程 124体討伐してます、勿論ビッグゴーストもスケルトンメイジも」

「「「なんですとぉ~」」」
精霊が同調シンクロした
赤ちゃんが泣き出し また、怒られた

「ショウリ様、お手を…今回の件は、大変お世話になりましたわ ワタシ 木のエナ」
「私 花のハナハナ」
「俺、風のカゼフク」
「「「は、ショウリ様の力になりますわ」なりましょう」」
手を伸ばした僕に、エナ、ハナハナ、カゼフクが触れる 握手する?と霊力を感じた

ピロロン
【木の精霊の加護】
【花の精霊の加護】
【風の精霊の加護】 を得た とテロップが出た

「あ 加護が付きました ありがとうございます」

「「「は? 加護?」」」

「????? ?(・・;)?はい、加護が付きました」
【木の精霊の加護】
【花の精霊の加護】
【風の精霊の加護】 が付きました

3人は、顔を見合せ
花「加護あげた?」   風「ううん」首を振る
風「加護あげれたん?」 花「ううん」首を振る
木「ワ ワタシ ショウリ様に加護さしあげましたわ」
花、風「「嘘つけ!」」




残り1818日



【木の精霊の加護】
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・木の成長に影響を与えられる

【花の精霊の加護】
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・花の成長に影響を与えられる

【風の精霊の加護】
 ・大気からの魔力、霊力の吸収率増
 ・風系の魔法、特技等の効果効率増



魔物<魔獣<幻獣<霊獣<聖獣<神獣

〈魔物〉
レア度:★☆☆☆☆☆☆~★★☆☆☆☆☆
    (エスプリは特別★★★★★★☆)
代表例:スライム〈★☆☆☆☆☆☆〉
    クロウ〈★☆☆☆☆☆☆〉
    カメレオンスライム(亜種) 〈★★★★★★☆〉

〈魔獣〉
レア度:★☆☆☆☆☆☆~★★★★☆☆☆
代表例:オーガ〈★★☆☆☆☆☆〉

〈幻獣〉
レア度:★★★☆☆☆☆~★★★★★★☆
代表例:妖精〈★★★☆☆☆☆〉
    エンジェルスライム〈★★★★★☆☆〉
    スイレン〈★★★☆☆☆☆〉
    エナ〈★★★★☆☆☆〉

〈霊獣〉
レア度:★★★★☆☆☆~★★★★★★☆
代表例:ツインヘッドダックキャメル〈★★★★★☆☆〉

〈聖獣〉
レア度:★★★★☆☆☆~★★★★★★☆
代表例:精霊〈★★★★★☆☆〉
    大精霊〈★★★★★★☆〉

〈神獣〉
レア度:★★★★★★☆~★★★★★★★
代表例:?


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