【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(131) 直ぐに終わらせる(1)

(131) 直ぐに終わらせる(1)



国境に転移、アメイヤが造った洞窟の中

事情を聞く、センター兄の事も


「魔獣ヘルペリウム帝国が、ドワーフを使って、トンネルで侵略中…」
「ドワーフだけでも200人近い人数…」

【神眼】+『広域魔力探知』
この辺の魔物は排除…反応は457、トンネル内に魔物の反応が30、使役魔獣か?
『土竜(もぐら)』20と『巨大オケラ』10、トンネル作業特化の魔物だな


タリア「帝国の見張りの兵もそれに近いと思うわ」
リヤド「ドワーフだけとは限らんし」

「アメイヤ、『ロケートアイ』で、この山にトンネルを掘っている、それに関わる捕らわれたドワーフの数を調べられるか?」

「そうだ、出来ると思う『ロケートアイ』」
「186人だよ、パパ」
俺と同じ流石だ

「186人、多いな」
センター兄の呟き

「アメイヤ、その中に女は居ないな」
「うん、見えたのは男ばかりだったよ」
これも間違いない

457ー186=271

「帝国の兵の数は解るか?」

「この山付近の帝国の兵の数『ロケートアイ』」
「…180人だよ、女の兵は居ないよ。パパ」
聞きたかった事を先に言うアメイヤ、俺の探知と同じ
アメイヤの頭を撫でる


「合わせて、366人か」
リヤドの呟き

271ー180、残り91

【神眼】女 50

91ー50=41

「アメイヤ、エルフは居るか?」

「エルフ、ハイエルフ、ハーフエルフ『ロケートアイ』、居ないよ」
エルフと言っただけで…賢くなったな

「オーク族、オーガ族は?」

「オーク族、オーガ族『ロケートアイ』居ない」
俺が言ってもいいが、アメイヤに確認させる

「獣人」

「兵士以外の獣人族『ロケートアイ』 うん、41人の獣人族が居る」
魔獣ヘルペリウム帝国だから、兵士にも獣人は居るからな、冒険者や傭兵を雇うこともあるだろう


「人族の女性」

「『ロケートアイ』、50人が女性だよ」

「ドワーフ186人、人族50人の女性、獣人41人に、帝国の兵180人か」


「… ドワーフ186人も全員が囚われているとは限らんな、人族の女も慰め物とも限らんし、獣人が全員敵とも限らん」

「どう言うことだ?」

「ドワーフの中に帝国の回し者が紛れていてもおかしくない、金か、その後の待遇か」

「有り得るな、囚われている振りで、反乱を起こさせなくする事は良くある」

「だいすけ様、囚われている者は、トンネルの中だけでは無いのでしょう?」

「『ロケートアイ』で、トンネルの中に限定すれば、人数は分かるよ」

「逆に帝国の兵の中にも、命令で仕方無くって考えの人も居るのでは?」

「面倒だ、全員捕まえてから考える」

「出来るの?パパ」
「そんなことが出来るのか?」
「無茶だろ、いくらなんでも」
「人質が殺されては意味が無くなるわよ」

「眠らせてから、拉致る」

俺は、アメイヤ達にも気づかれないように、分身を既にトンネル内、中継拠点に侵入させていた、『眠りソウメル』の魔法を使って眠らせ始めていた

城の二階、異空間のバトル場に、異空間転移させた

「!? パパ、反応が減っていくよ」

「あぁ、俺が拉致ってる、特別な場所にな」


暫くすると
「パパ、反応が0になったよ」

「さて、俺等も行こうか。」
【異空間転移】無言詠唱


城二階、バトル場に
アメイヤ、紅、センター兄、リヤド、タリアと転移


「だいすけ様、ここは?」
「パパ、ここどこ?」
キョロキョロ

「ここは、俺の特訓場」

今は、舞台が無い状態

457人が寝ている

180人の帝国の兵を拘束(手足を土魔法で拘束、『【魔法禁止マジダメ】付与』)、檻に入れる(土魔法で檻を造る)
軍服で檻を分ける、懸念していた仕方無くというヤツは一人も居なかった、【神眼】で確認して落胆した
勿論、武器も没収


「こっちの獣人も、冒険者や傭兵ぽいな」
武器を携帯、装備もそれなり

武器を没収、檻を造る


「だいすけ様、こっちの女性は、奴隷です、(奴隷の)首輪・腕輪・魔法印があります」
紅、タリアが確認。


「じゃ、取りあえず、マスターをアメイヤにしとこう」

!? センター兄が驚く
「何故、自分にしない」

「奴隷を解放するとき、拒否されたら、面倒だ」
紅に目をやる

「アメイヤなら、いいのか?」

「アメイヤなら、ジ・ユグで使えるだろ」

奴隷のマスターを『アメイヤ』に書き換えた
50人のを一瞬で、リヤド、タリア、センター兄が驚いたのは言うまでも無い


「さて、ドワーフこいつらを、起こす前に、アメイヤ、ジ・ユグに亡命させた家族は居るか解るか?」

「「「!?」」」
センター兄、リヤド、タリアが驚く

気づかなかった、気づけなかった
 金で寝返っていても、それは恐らく家族のため、家族で安全に暮らせるなら、素直になる可能性が高い

186人中、122人がジ・ユグに亡命させた関係者

【神眼】で判断した白をお越し、事情を聞く
起きたときに驚いたのは言うまでも無い

「じゃ、この人達、ジ・ユグに転移させるね」

ランコとウナをジ・ユグに待機させていて、『念話』で連絡済み
副マスターも、アンカラ、ケニア、ヘルシンキが待機中

122人を転移させた
アメイヤは、ジ・ユグから二人の女性を連れてきた

残り64人(【神眼】判断、白48人)
ドワーフで、帝国に寝返りそうな者の、心当たりがあるとランコが言ってきたから

「告げ口の様な事はしたくないだろうが、こちらも万全は期したい」
リヤドが言う

四人を示す
「こいつらは信用できないわ」
「あぁ、金や女で問題をお越し、仕事も録にしないのよ」

「捕虜の割に他の奴等より元気そうに見えるな」
センター兄が、呟く

「拘束しとくっと」

彼女らの意見を参考に、起こしていく48人と彼女らをジ・ユグへ転移させた
アメイヤだけ、戻ってくる


残り12人

「残りは、直接尋問だな」

リヤド、タリアがスマホのアプリを起動
「例の、裁判系アプリか?」

「嘘は解るわ」

「一人ずつやるか?複数人まとめてやるか?」

リヤド6人、タリア6人、を担当

リヤドの方の5人が問題あり
「5人、犯罪歴ありだ、一人は亡命を希望している、させても問題ないだろう」

「私の方も1人、犯罪歴ありね、3人は問題ないわ、2人監視対象ね」

他国の犯罪歴でも、冒険者ギルドに登録してある物とそうでない物があるらしい
カードに履歴が記載されている


監視対象の2人は、犯罪歴が登録されていた。無銭飲食、暴行…酒癖が悪いようだ

トンネルは、落盤事故を装い、埋め戻す

拠点は、魔物に襲わせる
紅のドラゴンブレスで、焼き払う

その前にちゃんと食料その他利用出来る物は貰いました

近くの村、集落にドラゴン目撃情報を流す、黙視出来る所を飛んでもらうだけ
序でに魔物を間引き…死骸を残す

「ドラゴンに、殺られた様に見せて、誤魔化せるかな?」

「パパが、帰ってきたら、直ぐに終わったね」

「取り敢えず、ドワーフの件は終わりだ」

次は、奴隷の女たちを、起こすことにした





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