【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(120) 対抗戦(7) 三日目、その後

(120) 対抗戦(7) 三日目、その後…



ザーハウシロ道場 vs. ベドイースト道場

ジ・ユグ道場、ニージハシタ道場に比べると、子供の戦い?

迫力が無い…無さすぎる
これが普通なんだろうが、観客が物足りなさを感じての観戦

「あれで本気なのか?」
そんな声も聞こえる

五戦が終わった

観戦はどこか物足りない

「実力が均衡したいい試合でしたね」
「お互い普通の冒険者以上の実力があったのでしょうが…」
「ボクたちの後でしたから」

剣術も魔法も迫力に欠けた
威力は兎も角、詠唱破棄で連続発動
技術は高かった普通の冒険者に比べたら

時間が長かったのも観客の集中が途切れた原因だろう

実力が均衡していたせいで、お互いに動きが止まる、つばぜり合いになる。
動きは普通の冒険者より速いが少しだけだ

それを解る観客は少ない

三勝二分け ベドイースト道場の勝利
三人負傷

準決勝
・ジ・ユグ道場
・ニージハシタ道場
・ベドイースト道場
・アップ道場 (前回優勝)

四道場で、抽選

アップ道場、③
ジ・ユグ道場、①
ニージハシタ道場、④
ベドイースト道場、当然②

ジ・ユグ道場 vs. ベドイースト道場

アップ道場 vs. ニージハシタ道場

の組み合わせとなった


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 ▼ ▼時は数ヶ月流れた▼ ▼

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道場対抗戦から数ヶ月が経った

「いよいよ、ボクらもスマホを個人所持出来る日が来たんですね」

12月25日 スマホトリマス

25日この日にしか出ない塔の7階にある宝箱を持ち帰れば、中にスマホが入ってます、一度に持ち出せる宝箱は、一人一つ。
 何度でも挑戦できるので、塔が出ている間なら、複数のスマホの入手は可能です」


『塔の7階』…とうのななかい…トウナナカイ…トナカイってか?


「塔の7階に登るだけですか?」
「それだけなら、スマホの所持率が低い説明になりません、いくら一年に一度でも」
ボクの疑問にビューティーさんが答える

「入れば解るわ」
ラビル先生も入ると言う

通称『スマホの塔』に入る

縄ばしご?はしご?ロープ
が、天井から出ている、勿論階段もある

「上に行く方法は色々、難易度に関係なくスマホは手に入るけど、ルートの先、7階には一つしか無いの」
「奪い合い?早い者勝ち?ですか?」

ラビル「そう、楽な道はそうね」
紅「難易度の高いルートは7階まで上がれない可能性もあるって事ですね」

ウナ「早くしないと無くならない?」
ラビル「数は十分あるわ、恐らくこの世界全員分」
ボク「じゃ競争だね」
ビューティー「スタート!」
走り出すビューティー、ランコママ

「あっ、ズルい」
「私たちも行きましょうか?」
ボク、ママ、ウナは飛び上がる

「あ~、ズル~い」
ラビル先生が愚痴る

各人、ロープの穴を目指す

2階も、3階も、4階も、5階も、6階も

数分で、7階に到着
宝箱は一つ
6階へは戻れない、入口が消えた
宝箱を手に取ると外に転移した

「一人一つね」
ママ、ウナ、ランコママ、ビューティーが、転移してきた

「アメイヤちゃんが一番かぁ」

「もう一度行かない?」
「今度は、飛ぶの無しで」

「よいドン」
全員走って中に入り、縄ばしごやロープを登り始めた

ボクもロープを登る

登るあみだくじ、2階で他の冒険者と出会うがロープを選択する者は少ない
進路妨害が居ない

ただし、矢や魔法攻撃で邪魔をする者が居る
階段でもしかり、戦闘が起きていた

パーティーで先に数人を登らせ、他は邪魔をする
そこまでして、スマホが欲しいの?

余裕でロープを登っていった

30分程で7階に到着
「ボクでも30分かかるんだから、普通の冒険者は何分かかるのかな?」
各階の天井が高い、2階も幾つかの部屋になっている様だ、更に3階も、別の空間?

宝箱を手にすると、外に転移した

ママ、ランコママ、ビューティー、ウナ
が、出てきた

「また、アメイヤちゃんが一番?」

「ウナ、途中邪魔された、仕返したけど」
「中でナンパされました、ぶっ飛ばしましたけど」
ビューティーさんも邪魔があったようだ
「お腹、大丈夫だった?」
「心配有りません」
ビューティーさんは、妊娠している、パパの子を、余りお腹が、目立たないような服を着ている

「バトルを挑まれました、瞬殺しましたけど」
ママは、バトルを挑まれましたらしい

「食事に誘われました」
ランコママもナンパされたみたいだ
「食堂の場所だけ聞きました、後で行きましょうか?」

「もう一回行きましょうか?」
「面白くなってきた」
「ビューティーさんは、無理しないでくださいね」
「ご心配なく、軽い運動はこの子の為です」ニコッ お腹を擦る

「何個、取れるか競争だね」
「お昼までの時間制限で」
ビューティーさんのお腹を見る、ボク

12時のアラームがなった

全員14個ずつ、合計70個のスマホを入手
普通の冒険者が1日がかりで、1~3個の入手しか出来ないのに、邪魔されれば0もあり得るのに


移動式城モービル・キャッスルのリビングに70個の箱を並べた

「違う色や形の宝箱があるね」
「たぶん、簡素な宝箱が、普通の緑のスマホだと思います」
「リモートさんに聞いてみようか?」

コンコン ドアがノックされた

ラビル先生が居た
「忘れてました」

「そんなことだと思ったわ」

70個の箱を見て呆れる
「何回、登ったの?」
「全員が、14個を入手しました」

「ラビル先生、箱の違い解りますか?」

「箱に関係なく、身分保証クラスでスマホの色が決まるの」
「貴族は、そっちの豪華な箱を欲しがるけどね」

「身分保証クラスで…奴隷だとどうなります?」
「奴隷が、スマホを持つことあっても、箱明けからすることは無いと思うわ」
首を左右に振りながら「解らない」と言う

「パパの従魔ですけど、従魔の色って何色なんでしょう?」
ボク、ママ、ビューティーがパパの従魔

「私から開けてみるわね」
ランコママから開けた

「赤」赤いスマホだった

「じゃウナね」
「赤」ウナも赤だった

「では、わたくしが先に開けますわ」
ビューティーさんが開けると白色のスマホだった
「貴族の階級色?」
「ビューティーさんは、パパの従魔だけど、魔族の貴族だもんね」
「えっ!ビューティーさんが貴族? 魔族の?」
ラビル先生は知らなかった

みんな見た目が派手な宝箱を開けている
開けた後、利用出来そうだから

ママとボクは、木箱を選択

同時に開けることにした

ママは銀色のスマホ
ボクは、黒いスマホだった

「アメイヤちゃんが黒!」
「もしかして、スライムの王属?」

「…「えっー!」…」同調シンクロした
ボクも驚いた





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コメント

  • 優しい心

    面白いよー!これからも頑張ってください!

    0
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