【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(114)対抗戦(2) 二日目抽選

(114)対抗戦(2) 二日目抽選



運営側が指定した宿泊施設等で声をかけられたり、変な気を使うことなく、休める。
 今大会女性だけの参加道場はニージハシタ道場のみ ※子供のアメイヤは含まず
 トラブルの事前対処? お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジの使用許可。

 ボク等は、お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジの中から、温泉に転移して、温泉に浸かりながら作戦会議?
※パパがベドザパードに造った、ボク等だけのプライベート温泉


「前回大会優勝道場、アップと、ジ・アップの実力は、ジ・ユグ程は無いと思うけど、他の道場のレベルが低いです。」
「指導者にも問題があるみたいです」
「指導者のレベルが低いのでは無いですか?」
「魔界では、魔族は特に、特技やスキルは秘密にします、魔法さえ他の誰かに教えたりはしません。指導と考え方は人間の影響です。魔界では盗む物ですから…、見て盗む、殺して盗む、そう言うスキルも有りますから」
※アメイヤも食べて自分の物にする。
※だいすけは、見て盗むコピーする、そう言う体質


その町の元冒険者が師範になるケースが、殆ど。
 何故なら、町の回りの地理や魔物に詳しく、その対処や処理が迅速に終わる事が指導の主な目的、対抗戦が目的では無い、一部の道場を除いて。

ボク等が午前の部の最後の試合だったから、ボク等の試合を直接見てなかった道場も居る。
医務室で治療していた者やその付き添いの者
 試合結果は、解っても内容まで把握できるか疑問である?

「対抗戦で負傷する程度の実力しかないのだから、次で勝てるとは到底思えない」
「負傷者二人までなら、補欠と入れ換えが出来ても三人以上負傷した道場も居たから、明日からは厳しいでしょうね。」
ランコママもママも観覧した道場の試合を分析、ジ・ユグ以外は問題ないと判断

ボク等は、温泉のお湯で輪を作る魔力コントロールをしながら、話している

「そろそろ、上がりましょうか?」
 「うん」「はーい」「はい」
 「じゃ、輪を一つに…球体にしましょう」

お互いの輪を一つにする。
水の球を作る、これが最初は出来なかった…、魔力を揃えないと球体に成らない、全員の輪が(一つの)球体に変化する
一番魔力が低いウナに合わせる。
 風の妖精だから、ウナは水を操るのが苦手、それでも輪を作れるまでになった。

魔力同調…魔法職の上級スキル
魔力寄付ドネーション魔力譲渡トランスファーするときに相手の魔力の波長に合わせるとスムーズに行える。呪解等にも応用できる。

「これくらいで」
バシッ 温泉に落ちる
ビューティーさんの合図で魔力同調を解除
ふぅ~ ウナが大きく息を吐く


お泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジに転移、寝る。




翌朝、朝食を済ませ、コロシアムに行く。
予定通り、8時抽選が始まる。
Aグループ勝ち抜けのユグ・ユガから…。
Jグループのニージハシタ道場の番、ボクがAの1を引く。


組み合わせ抽選
Aグループ
ニージハシタ道場    ×2
ビフォー道場      ×15
アフター道場      ×10
ライトタウン・ユグ道場 ×10

初日の結果で既にオッズに変化が…。
他の道場も、ニージハシタ道場ボク等を警戒し始めた。

ビフォー道場は、二人選手交替
アフターは、初の試合、実力が解らない
ライトタウン・ユグ道場も選手交替、魔法タイプから剣士系に変えてきた。(装備から判断)

「問題無い、誰が…魔法だろうが、剣士だろうが、負けは有り得ない」
「目標はあくまでも完全勝利、問題はありません」
ランコママもビューティーさんも聞かれたら、不味い事を話している


Bグループ
ジ・ユグ道場   ×4
ウエスト道場   ×3
シーバノーズ道場 ×10
ニージサウス道場 ×4

まだ、ジ・ユグの実力は知られていない様です。

シュウレイさん達は、ニージハシタ道場とジ・ユグ道場に絞って賭けをしている。
と、思われる。

「ジ・ユグ道場 も、この相手に負ける要素が無いですね」


Cグループ
サウス道場    ×5
ベドザパード道場 ×5
シーバサウス道場 ×20
ダウン道場    ×3

「イケメンのダウンの人気が高いですね」
「サウス道場が、一人負傷者を出してオッズが下がりました」
ベドザパード道場も負傷者交代、シーバサウスは、三人負傷者を出して一人欠いての4人での参加で、オッズが悪い


Dグループ
ジ・イースト道場   ×5
ザーハウシロ道場   ×3
ダレイナウエスト道場 ×15
ピレドハマエ道場   ×10

ダレイナウエスト道場は、二人負傷交代
ピレドハマエ道場は、運が良かったと観客も思っていた
試合内容からザーハウシロ道場が、優位に立つ。


Eグループ
ユグハミナミ道場 ×15
ユグ・ユガ道場  ×2
ベドイースト道場 ×2

「獣人のベドイースト道場とユグ・ユガ道場が同じオッズ、どっちが勝つかな?」
「ベドイースト道場でしょうね」




アップ道場   前回優勝
ジ・アップ道場 前回準優勝
が、ボク等とジ・ユグ道場の事を調べだしたと、シュウレイさん達からの情報。

ジ・ユグは、鉱山が発見され冒険者達が移住、ボク等がジ・ユグの道場に居たことも有り、実力が著しく向上した。
 その中からの選抜選手、特に補欠を含めた7人は冒険者ランクなら白クラス。
 魔法も体術も剣術も、ウナやビューティーさん、ランコママと互角に闘っていた。
※神様のお詫びを貰う前です

ジ・ユグ道場の人達とも神様のお詫びを貰った後には模擬戦をしてない。
 王都に入都してからレベルが上がったのも知らない。


アップ道場、ジ・アップの道場が、ボク等パーティー『アンドレ・アルス』メンバーが、4歳児のアメイヤを含む全員赤ランクの冒険者で、試練の塔(オルドルタワー)クリアの証を持っている者…と知り、驚愕する。

おまけに、ドラゴンスレイヤー竜滅拳のラビルの指導を受けている!

「弱点を探せ!」
「たかが4歳だぞ、竜人は、そんなに強いのか?」
「4歳児には負けられん…せめて対戦順位は解らないのか?」
自分が当たらない様にしたいと思うメンバー達
他の選手も女性だと言うことも焦りを産む
『女なんかに、負けられない』



 ~ ~ ~ ~ ~ ~
~ 観客side ~
「ニージハシタ道場のアメイヤちゃんかわいいわよね」「対抗戦に女性で出てて凄いと思う」「ダウン道場のみなさん、かっこいいよね」「今大会、アップ道場の連覇、難しくなりそうじゃない?」
「オッズ通り、Aグループはニージハシタ道場だろ」
「Bグループのジ・ユグ道場、町の冒険者が最近偉く強くなったらしいぞ」
「Cグループは、やっぱりダウン道場ですね」
「Dグループ、ザーハウシロ道場かなぁ…、このグループは難しいな」
「Eグループの獣人の居るベドイースト道場を応援したいな」
「獣人の道場とアメイヤちゃんの闘い見てみたいと思わない?」
「俺は魔法より剣がいいや。ベドイースト道場に頑張ってもらいたいな」


色々いろんな予想、憶測、希望が、聞こえている


2次予選の開始時間となる




次話、1月7日(月)投稿予定

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