【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(101)図書館で『ロケートアイ』

(101)図書館で『ロケートアイ』



解る人には解ると思うが、だいすけは、暫く帰ってこないってことだ。



時は、サファイアの坑道の中の話に戻る

~ ラビル先生side ~
「この近くには、この大きさの物は無いです、でも、もっと深くには、有ります。」

「…、なんて話してたわね」

ボクの名義のミスリル鉱石が出る『ラビル鉱山』、サファイアが採掘できる『ビューティー鉱山』…くじで名前が決まった。

カイブンさんは、ジ・ユグに残り、ムエフエさんが、臨時の責任者となりセンターに向うことになった。


パトローム商会、ジ・ユグ支店の建設中(空き店舗の改装工事中)の店の前
トントン カンカン


「冒険者ギルド、商業ギルドに人材の募集の掲示が出てます。 時期に鉱山労働者、冒険者が増えますよ。」
ラビル先生とカイブンさんの会話

「私も、そろそろジ・ユグの道場に行かないと、失礼するわ」

ラビル先生は、ジ・ユグの道場で、道場対抗戦出場選手選考会の審判・判定員をお願いされている。


出場選手5人に対し、応募は55人、どんぐりの背比べ状態の実力者ばかり、剣や体術の前衛職二人、魔法職二人、ともう一人、補欠二人、の7人を選ぶ、中々難しい、1対1の対人戦、勝ち抜き方式、魔法で勝つか、剣技で勝つか、スピード重視か…。

王都センターで開催される道場対抗戦、先に3勝すれば勝ち抜け、優勝した道場には、補助金ががっぽり。道場の威信を賭けた対抗戦。
師範も冒険者も熱が上がる。

ラビル先生は、ニージハシタの道場師範、自分の道場も勝たせたい、師範として公正な判定を下すが、どんぐりの背比べ、どっちでもいいとなる。

組み合わせで不利有利が出てくるが、これも実力のうち。

ラビル先生は、装備や服装、礼儀や振る舞いにも目を配り、減点、加点をして、10人を選ぶ

「この中から、そちらで代表を選んだら良いと思います、私が出来るのはここまで、私も自分の道場に勝って欲しいので」
「今、選ばれなかった方も精進して代表を勝ち取って下さい。」

後、3日で、アメイヤちゃん達が、センターから戻って来る予定、アメイヤちゃん達との旅は、楽しいから止められなくなっちゃう、昔の冒険者の血が騒ぐのよね…。
 ラビル先生は、ニージハシタの道場代表を、ボク等パーティー『アンドレ・アルス』にする考え、アメイヤ、紅、ウナ、ランコ、ビューティーと、道場の人2人が補欠、優勝確実とか思ってます。



 ~ アメイヤside ~
少し時間が戻って…
「この近くには、この大きさの物は無いです、でも、もっと深くには、確実**に有ります。」

「確実…それが、解っただけでもこの坑道の価値は高いと思います」
「私は、ジ・ユグここに残ります、支店の建設を自分で確認したいと思います、ムエフエさん、後はお願いします。」

ボク等は、カイブンさんを残し、ジ・ザパードを目指し、出発することにした。


出発前にジ・ユグでやること。
 不動産屋で、冒険者ギルドギルマス『モットー・ガン=バーレン』さんと商業ギルドギルマス『アクロバ・チア=リダ』さん立ち会い証人で、ミスリル鉱石が出る『ラビル鉱山』、サファイアが採掘できる『ビューティー鉱山』を契約、登録した。

「これで、アメイヤちゃんが、鉱山二つの正式な所有者です。」

「その事で、センター(冒険者ギルドと商業ギルド)から呼び出されてるんですよね?」

パパの事は、暫く保留、先にすることがいくつもある。
強くなる、センターに行く、パーティーのランクを上げる、冒険者ランクを上げる、パーティーメンバー…ママ達も強くなる、ランクを上げる

ボクはまだ5歳の、正式な誕生の儀を受けてない。スマホも入手する

パパの手がかりの一つ、だいすけの森、だいすけの洞窟に行く。

人は、目標を持つと、それだけで、強くなれる。
アメイヤは、目標を目指し、努力を惜しまなくなった。

移動中は、商隊の横を走り、グッドモーニング等に、指導しながら、自分も精進する。
ラビル先生の教えを着実にこなしていく。

ジ・ザパードまでに魔物はグッドモーニングとシュウレイさん等が倒す。

今回の様な突然の行方不明に備え、ランドセルに食料を均等に収納することにした。

途中、冒険者達の徒歩の集団に出会った。
彼らは、ジ・ユグの新鉱山で、労働希望者のようだ。
竜人のボク(とママ)に驚いていた。

ジ・ザパードで1日の休息、馬を魔法で回復させるパーティー『アンドレ・アルス』だから出来る強行。

ジ・ザパードで、シュウレイさん等と別れた。
「アメイヤちゃん、さようなら」
「さようならですの」
「さようなら」
「はい、さようならです」

ジ・ザパードからの移動中にも、冒険者達の徒歩の集団に出会った。
集団大移動、やはり、竜人のボク(とママ)に驚いていた。

「でも、まだ100人程度だ、まだまだ移住は始まったばかりだ。」
センガンさんが、言う。
「家族で移住する人も居るレロ、帰りはその護衛か乗り合い馬車の同行があるかもレロ」
トッティさんが、言う。

冒険者達の大移動で、センターまでに魔物は出なかった。
「みんな、討伐されたみたいですね」


王都センターの検問、カイブンさんの荷馬車と一緒に並ぶ、乗り合い馬車も一緒に、シロの引くお泊まり馬車ハウスウェア・キャレィジも一緒に。


入都、乗り合い馬車乗客に感謝された。
「快適な旅でした、有り難うございます」
「どういたしまして」

カイブンさん達は、商業ギルドに向かった。

ボク等は、冒険者ギルドに向かう。

◆冒険者ギルド◆
 カランコロン♪

グッドモーニングは直ぐに買取りカウンターに行った、何故なら、サファイアを売却するため、理由はジ・ザパードから移動中は、魔物が出なかった為、モグモグタイム、食費を借金していたから。

ギルドでもやっぱり、竜人のボク(とママ)に驚かれる。

ボクは、カウンターより低い、が、飛行魔法フライで、浮いてカウンターに顔を出す。
「こんにちは、アメイヤと言います。ギルドマスターのリモートさんに呼ばれてます。取り次いで貰えますか?」
「アメイヤ様ですね、リモートから、連絡を受けてます、ギルマス室にご案内します」


〈ギルマス室〉
「こんにちは、リモートさん。」
「待ってたよ、アメイヤちゃん、紅さんも、ウナさん、ランコさん、ビューティーさん」

リモートさんの報告、だいすけ君の行方は解らない、オルドルの生死も不明、オルドルが消滅(死亡?未確認)は、初めての報告に戸惑う。
神様に会う方法もまだ見つかってない。

転移系の魔法書の閲覧許可が出て、王都センターの図書館に、非閲覧書物の魔法書を出してもらうが。
 ボクには、読めなかった、食べられたら覚えたかも知れないが、文字が読めなかった。
読めない本を返却。

「ボクに読める転移系の本、無いのかな?」
探し物は!『ロケートアイ』
『ロケートアイ』ボクに読める転移系の本

この図書館には、無いみたい

『ロケートアイ』ボクに読める召喚系の本
! 有るじゃないか
数万冊の書物の中に1冊の召喚系の本、やはり召喚も希少な魔法の様だ
転移系は無い。(読める本限定ですが)

トコトコ 本棚の一番上
「普通の子供なら届かないよね」
飛行魔法フライで、飛び取る
テーブルで読む

「え? 自分を召喚する魔法…魔法陣?」
ふむふむ 魔法陣A→魔法陣Bへの自分を召喚する魔法 消費魔力1000って、使える人限られるね

ボクは床に魔法陣Aを書き、二メートル離れた所に魔法陣Bを書く。
A→Bへ、召喚成功。
B→Aは、無理。召喚だから仕方ないか?1回だけの魔法陣か?
もう一度、Aに、Bに召喚成功。
もう一つ別の所にBを書く、召喚成功
…?ん これって、召喚?一方通行の転移じゃない?

ボクは、魔法陣Aをトイレの個室に書いた。
さっきのBへ召喚移動成功。

そうだよ、これ一方通行の転移だよ。

あっ、カギ掛けてきた

もう一度、トイレにカウンターの前を通って

カギを掛けずに魔法陣Aから、別の魔法陣Bに、更に別の遠い場所に魔法陣Bを書く。
また、トイレにカウンターの前を通って…。

カウンターのお姉さんの頭に『?』
ボクがトイレに行くけど、出てこない。
が、またカウンターの前を通ってトイレに行く。
お姉さんが、トイレを覗きに来たのは言うまでもない。

トイレでも『?』だった。





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