【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(53)祝賀会

(53)祝賀会



俺の事とウナの事、アメイヤの事をギルドマスター室で結界を張って話した。

「パパは、ボクより強いの?」
「アメイヤの、パパだからな」

「ワシは、アメイヤをだいすけに任せようと思うが、どうじゃ?」
「私も、アメイヤを放置も拘留も出来ないと思うから、だいすけが適任だと思います。」

ドラゴンスレイヤー二人が、俺に任せると言う。ギルマスは本部の結果だと言い、連絡していた。

「アメイヤにも母親は必要よね? ねっ、だいすけ君」
シュウレイが、腕を絡め胸を押し付けてくる

「お お姉さま、それはどういう意味ですの?」
シュウレイの妹?『へいげつ=しゅうか』が赤くなりながらシュウレイに質問する。

「俺からもいいか? どういう意味だ?」
「どう言うことレロ?」
「どう言うこと?」
「どう言うことなの?」
「どう言うことですか?」
トッティ、ルーシー、ラビル、ダッコが同時に聞いてきた。

何故、女性陣はこう言う時、赤くなる? 赤くなると言うことは、解って聞いてないか?

盗賊シーフのヤツは頭から湯気が出るくらい真っ赤だ、男に見える格好をしてても、そういう事に興味があるのか?

「私の魅了が通じないの?」
「力? 魅了か?美貌か? シュウレイは、きれいだと思うがアメイヤの母親タイプじゃ無いな」
「なっ! タイプじゃ無い…タイプじゃ無い…」
「シュウレイ、そこだけだと意味、違うから。 俺はシュウレイをきれいだと思うし、付き合えたらと思う。が、アメイヤの母親としては…って事だ」

「お姉さまのお力が通じない殿方が居るなんて信じられませんわ」

「もう一つ いいか? シュウレイとしゅうかは、本当に姉妹なのか?」

「!? わ わたくし、あなたに名乗った覚えはありませんよ」
しゅうかが両手で胸を隠す仕草をし、赤くなる。そういう鑑定はしてないから

「私としゅうかの事はどうでもいいことです。そんな事より、アメイヤに母親は必要だとは思わないのですか?」
「そ そんな事…お姉さまとわたくしの事はそんな事なのですか?」
シュウレイの言葉にしゅうかがショックを受けている様だ。涙だ目になり唇を噛んで下を向く。

「『精神安定スピリッツスタビリー』しゅうか、俺が悪かった。今は良い、機会があれば聞かせてくれ。」

「アメイヤに母親は必要かもしれないが、アメイヤの母親になると言うことは、俺の妻になると言う事だ、だから、俺にも選ぶ権利はある。シュウレイは、アメイヤの母親タイプじゃ無い、これは変わらない。だから、シュウレイ、その話は無しだ」

「ルーシーも、トッティも、ダッコもだ。三人は同室で寝るだけにしてくれ」
「ど ど 同室で寝るだけ? 三人とは、そう言う、ご関係ですの?」
しゅうかとシュウレイ、ランランが真っ赤になる。
「『精神安定スピリッツスタビリー』、シュウレイ、しゅうか、ランラン、勘違いするな。本当に寝るだけ、三人は、ベッド。俺は、ソファーに寝てる。部屋が無かったからな、それだけだ」
言われる前に釘を刺しておく。
「私も名乗って無いのに…」
ランランも両手で胸を隠し赤くなる。この二人の鑑定は透視と、ごちゃ混ぜになってないか? 俺には出来るけど…。


「だいすけ、私は?」
“論外だ、ウナ。ウナとは結婚出来んだろうが”
「一緒にお風呂入ったのに…」
みんなには聞こえないから、念話


「だいすけさん、私は?」
「今、初めて会っただろうが! そう言う話をしていいのか?ギルドマスターだろうが」
「ギルドマスターは関係ないわ。年齢もね、ねっラビルさん」
「わ 私に振らないで」
赤くなるラビル。

この中では…あくまでこの中ではなら、ラビルがアメイヤの母親に相応しいと思ったのは内緒の話。

「ねぇ、パパ。お腹空いた」

「そうだな、もう遅いし、飯だ飯。飯にしよう」
「ドラゴンを料理してくれる食堂はないか?俺がおごるから、飯にしよう」

「…「ドラゴン?」…」同調シンクロした

冒険者ギルドで、1体、買い取ってもらった。焦げたドラゴン。 祝賀会をするとの事でオークとオーガも買い取ってもらった。酒も樽で、出した。
(金貨大510枚 5100万円)

ランドセルが収納魔道具だと解り驚いたことは言うまでもない。
俺とドラコスの道具収納アイテムストレージから、ドラゴンを出し、収納ストレージスキル持ちだと張れたのも追記しておく。


夕食、試練の塔オルドルタワークリア祝賀会を兼ねて、ギルドの食堂を解放。出店までギルドの周辺の通りに出来、町の食堂から料理人の応援が来て、ドラゴンを料理してくれた。
ドラゴンを料理出来ると言うことで無償だ。

酒は、俺がランドセルから出した物。
樽で、ワイン、ウイスキー、ビール等色々。

カイブンさん達も合流

飲めや歌えやの大騒ぎ、ダレイナユグの住民も参加、町中お祭り騒ぎ。

俺は、宿屋を確認。
風呂付の個室、勿論ウナとアメイヤは一緒。
何故か、グッドモーニング等もシュウレイ、しゅうか、ランラン(シーフ)も同じ宿。
支払いは冒険者ギルドで払う。

ギルドで夕食(ドラゴンのステーキ)を食べて、アメイヤもステーキ2枚をペロリ、その後宿屋へ
「俺らは、先に寝るな、また明日」
「おやすみ~、アメイヤちゃ~ん」
みんな、酔っていた


20:30 子供は寝る時間、風呂に入ったら、21時だ。

「おやすみ、アメイヤ、ウナ」
「おやすみ、パパ」
「おやすみ、だいすけ」


冒険者ギルドでは、祝賀会が続いていた。

「ドラゴンを料理出来る日が来るなんて…。」
感涙する料理人の面々。
表皮は冒険者の鎧以上に固いが肉はとても柔らかい。
解体をする担当者もドラゴンを解体出来る日が来るなんて…。と、感涙していた。

冒険者ギルド、商業ギルド、町の商人が協力して解体していた、解体ショーまで出来ていたのを、宿屋を確認しに行っていた俺は知らない。

ドラコスも傷だらけのドラゴンを買い取って貰って出 し ていた。
「こんなに傷だらけじゃ、素材としては価値が下がりますよ」
「ほっほっほ、気にせんよ、ちょっと冒険者にいいとこ見せようとしただけじゃ」

ドラコスは、ドラゴンの鱗を1枚がし見つめていた。
だいすけあやつと初めて会った記念じゃ…歴史が変わるな…。 鱗は道具収納アイテムストレージに消えた。



シュウレイは、ポーションの空瓶を見つめていた。これはだいすけ君に会った記念にしましょう。空瓶にリボンを付け、試練の塔オルドルタワーカードと箱に仕舞う。



だいすけさんには、本当に驚かされる…ドラコスさん、ラビルさん、キッドさん、リースさん、四人のドラゴンスレイヤーに認められ、試練の塔オルドルタワーをクリア。
 これからも、驚かされる事が起きるのでしょうね。楽しみです。
 そんな事を思うカイブン。
ムエフエと静かに酒を酌み交わす。
(※リース…キッドと同じ茶屋のポッチャリおばさん)


「だいすけさんには、驚かされるレロ」
「凄過ぎよ」
「俺の目に狂いは無かった。」
「メンバーに誘ってたんですよね…」
「一緒に居ていいのかな?」
迷い人****の事は聞いた事あるけど、実際に身近で体感すると噂以上ね」
「だいすけさんみたいな人が何人も居るレロ?」
「(首を横に振る)たぶん、それは無いと思う、今までにそんな人が居たら、世界征服されてるだろうし、各国の戦争が続くはず無いもの」
今も各地で領土争い、種族間戦争が起きているのは事実、実力が特化した国は無い。
試練の塔オルドルタワーをクリアしたって人は殆どがギルド上層部に在籍(冒険者ギルドは戦争には介入しないのが原則)。知る限りの情報からだいすけ程の者は居ないと推測した。

「ルーシーが言うんだ、俺達はそれを信じよう。グッドモーニングはそう言う集まりだ」
「これからもレロ」
「飲もう、騒ごう」
「ドラゴンを食べて少しは強くなれたらいいな」
「だいすけとは、今まで通りで」
頷くグッドモーニング、この後、一晩中飲み食べする。



住民達は、だいすけやアメイヤの事は知らない。ただ、試練の塔オルドルタワーがクリアされたことのお祝い事

ドラゴンを初めて見た人、食べた人
酒を酌み交わしながら、噂話をする。

「赤い鞄を背負った青年に助けられた」
感謝する者
「赤い鞄を背負った青年が、サイクロプスの倒し方を教えてくれた」
「赤い鞄を背負った青年が居なかったら、死んでた」
大袈裟に言う者
「赤い鞄を背負った青年が通りすぎた、風のように」
「赤い鞄を背負った青年と話したぞ」
自慢する者
「赤い鞄を背負った青年のおごりらしいぞ」
「赤い鞄を背負った青年に乾杯!」
「…「乾杯!」…」同調シンクロした

一晩で有名人になっただいすけ。でした。
朝まで酒が切れるまで、祝賀会は続いた。




 §§§§ ステータス(金) §§§§
名前:ツヤア・ルグ=リース
種族:人族 
職業:茶屋店主/僧侶(元冒険者)
性別:女 (53歳)
身分保証クラス:冒険者ギルド非常勤
素質:母性愛
レベル:71/100 [ ー ] [ Q(銀) ]
P・C:
健康状態:良好
※ドラゴンスレイヤー
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ポッチャリ体型
回復系呪文のエキスパート

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