【嫌われ体質】自覚したら最強?かも

久留米天狗

(49)試練の塔(オルドルタワー)挑戦!

(49)試練の塔オルドルタワー挑戦!
   ー 挑戦編(8) ー



ドラゴンをエンディナーにしようと奮闘中

こいつが最後のドラゴン、次がボス部屋

「俺のエンディナーにならないか?」
「ギャーガー」
チッ、こいつも話せない

ブレスを吐く 反射メディテーションを使うと焦げるので、『魔力吸収アヴソーヴ』で、MPに変換し、『貯魔石』に貯める。(100/100,000)ブレス1回100…先は長そうだ。

「ほっほっほ、『魔力吸収アヴソーヴ』を使うか」

高く飛んでるドラゴンにただジャンプしただけでは避けられる、ドラゴンの回りに『空気の玉エアボール』を配置、ジャンプ+風魔法で同じ高さまで飛ぶ
 ドラゴンはそこから俺が自由に近づけるとは思っていなかった、風魔法だけでは、ドラゴンの方が速い、『空気の玉エアボール』を足場に加速と軌道を変えることで、ドラゴンに飛び乗る
 『空気の玉エアボール』は足場だけではなく、ドラゴンの飛翔を阻害する見えない障害物の役目も持つ。

「ほっほっほ、空も飛べるか?」
そんな風に見える

ドラゴンの背骨をボキッとして、道具収納アイテムストレージに収納。
無事着地

「くそー、利口なドラゴンが居ない。ドラゴン使役出来んかも」

「ほっほっほ、次がボスじゃ、そやつをエンディナーに出来たらええのぉ~、ほっほっほ」

「爺さんの前でエンディナーにしたかった、ボス部屋には、一緒に爺さんは入れんだろ?」
「仕方ないな、そういう造りじゃからな」

俺は、ボス部屋へ入る 扉が閉まり、ドラゴンが現れる

『ビッグレッドドラゴン』
体長8メートル、人間2人くらいなら乗せて、飛べる大きさ、赤…ステータスが今までのドラゴンの2倍、こいつをペアで倒す?普通の冒険者なら無理だな。
 爺さんがこいつを倒せるのか?想像が出来ん
 取り合えず、交渉。

「俺のエンディナーにならないか?」
「見ていましたよ、人間」
「おっ、普通に会話が出来るドラゴン、女か?」
「赤クラスなら、当然の事。この私の攻撃に耐え、私にキズを付ける事が出来れば、あなたのエンディナーになりましょう」
「そんなんで良いのか?」
「私の攻撃を今までのドラゴンと一緒に考えて貰っては困りますよ、この体も人間に傷つけられる様なやわな体はしてません。」
「それくらいであんたが納得してくれるなら、俺的には有り難い」
「では、死になさい」
レッドドラゴンのブレス、言うだけの事はある、範囲も威力も桁違い
 だが、『魔力吸収アヴソーヴ』有り難く頂く、『貯魔石』(1,000↑/100,000)どんどん貯まる
 レッドドラゴンからは、ブレスで俺の姿が見えない、ブレスを吐き終わり、俺が平気で立っているのに驚く。
「なっ! 私のブレスに何故、平気で立って要られる?」

『貯魔石』(10,100/100,000)継続ブレスで一気に10,000来た!

「次は、俺の攻撃だな」
デコピン空気弾に回転を加える
見えない空気弾がレッドドラゴンの翼を貫通

「くっ、何をしたの?」
「俺の勝ちだな」

「約束は、守りましょう。あなたのエンディナーになります、お名前を教えて頂けますか?」
「俺の名は、だいすけ、ごしき・だいすけだ。」
「ごしき・だいすけ様、私に名前を付けて貰えますか?」
ビッグレッドドラゴンがら、魔法陣が広がり、俺を入れる。
「お前の名は、『紅(くれない)』だ。」

「『紅』…私は、これから紅と名乗りましょう。だいすけ様、よろしくお願い致します」
魔法陣が光、契約成立。

「やったね、だいすけ」
ウナも喜んでいた。

「入り口の扉、開けられる?」
「直ぐに、開きます」
ギー 出口と入り口の扉が開いた。

爺さんが入ってきた、俺の後ろのビッグレッドドラゴンを見て、驚く。
「ほっほっほ、本当にドラゴンを使役しよったか?」
「翼のキズ、大丈夫か?」
「こんなキズ、擦り傷です、直ぐに治ります。」
「『ヒール』 これでいいかな?」
傷が塞がる
「有り難うございます」
「ほっほっほ、話すドラゴンか?」
「『紅(くれない)』だ、よろしくな」
「ほっほっほ、紅か…良い名じゃ」
「では、だいすけ様、私の力を必要としたときには、いつでも、お呼びください。」
「あぁ、その時はよろしく」
紅は、消えた。

「先、行くぞ。上で待ってて良いのか?」
「紅クラスのドラゴンじゃったら、10分有れば十分じゃ、お主の1分は、桁違いじゃ」
俺、1分で紅を使役したのか?もう少し、時間がかかったような気もするが…。

「じゃあ、先に行ってる、死ぬなよ」
「死なんよ、お主と模擬戦するまではな。」

俺は、第20層への魔法陣に入る。


転移
第20層 【神眼】 50m×50m、高さが5mに戻った

10分か…、待ってみるか?

俺は、座禅を組、『瞑想』する。

左手に『貯魔石』魔力寄付ドネーション
右手の篭にアメイヤ

「待たせたか?」
爺さんが来た。

「いや」
『貯魔石』(100,000/100,000)満タンになっていた。

爺さんを見て驚く!
「どうした?」
爺さんがボロボロ、駆け寄り
「『ヒール』(金)、『魔力譲渡トランスファー』」
HP/MPを回復させた

「ほっほっほ、だいすけ、お主は何回驚かせる、このワシの魔力が全開しよった。」
「何があった?」
「油断しただけじゃ、ワシの時は、ドラゴンが二体出ての…。」
「紅クラスのがか?」
「いや、そこまでじゃない。じゃから、油断した。」
「装備はどうする? ボロボロだぞ」
爺さんは、道具収納アイテムストレージから新しい装備を出し着替えた。
「お気に入りじゃったのにのぉ~、残念じゃ。」
「まさか、同じ服着っぱなしか?」
「ちゃんと、魔法で綺麗にしとったよ」
「それで良いのか?」
「お気に入りとは、そういうもんじゃ」
「でも、見た目今のも変わらんぞ」
「当たり前じゃ、同じローブじゃからな」
「同じなら、着替えろ!」
「ほっほっほ」

「はぁ、この部屋って、セーフティーゾーンか? 魔物がまだ出てないんだが。」
「10分も出てないのか? おかしいのぉ~」
俺が来て、15分以上経っている、魔物は出てない。反応も無い。

扉に向かって歩く
「「!!」」
「だいすけ、ランドセル開けて」
紅以上の魔力…殺気を感じた。
ウナが怯え、ランドセルへ入った。
アメイヤも震えている。

「なんじゃ?」「なんだ、この殺気は?」
扉の隙間から漏れている殺気…。

「ドラゴン以上の魔物って何だ?」
「色々居る…、ここまでのは初めてじゃ」

「あいつの殺気で魔物が出なかったのか? 爺さんが来るまでは何も感じなかったが…。」

扉を開け、中に入る、爺さんが入ると扉が閉まる。 バターン

【神眼】 100m×100m×100mの部屋
殺気の正体は蛇

『最後の試練だ 我を倒し、塔を制覇してみろ!』『してみろ!』

声ではなく、頭に直接響くメッセージ

「反則だろ…、その数は…。」
体の大きな蛇…大蛇二体(体長10メートル)に、回りに498体の小さい蛇(それでも体長2~3メートル)が居た。





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