【嫌われ体質】自覚したら最強?かも
(32)スライムのスライムテイマー
(32)スライムのスライムテイマー
町の住人のスライムへの扱い方が変わった、スライムが話せるようになるかもしれないから。
スライムに話しかけ、命令ではなく、優しく指示するようになった。
仕事が上手くいったときは誉め、休憩や褒美を与え、今まで以上に仲良く接する様になった。
(仕事の効率も上がることになる。)
俺は、宿屋に戻った。
ルーシーとトッティに文句を言われた、「トラップを仕掛けるなんて酷い」と、俺は言い返した「罠を仕掛けると宣言していた」と。
部屋で買った魔法書を読もうとして出した。
あの本屋の婆さんに騙された。
初級の魔法書と中級の魔法書は殆ど同じものだった。
初級魔法、ヒール(黄緑)、火の玉(黄緑)、水の玉(黄緑)、風(黄緑)、土の壁(黄緑)etc.
中級魔法、ヒール(赤)、火の玉(赤)、水の玉(赤)、風(赤)、土の壁(赤)etc.
これで、中級の魔法書は金貨大二枚
(6属性で金貨大12枚120万相当)
あの「おぉ~ 神様~」は、妖精にあった感動ではなく、大金が入った喜びだった様だ
俺は復讐を考えた、夜中それを実行した。
俺は、本屋を綺麗にしてあげた、俺がこの世界に来た頃、まだ服を作るスキルを使いこなせず服を上手く作れなかった。
魔物を寄せ付けないため嫌われ体質強の状態で三日間履き続けた靴下をランドセルの中に入れていた。
それで、店を磨いてあげた。ピカピカに。
無色無臭、魔力探知で俺と解っても問題ない俺は、店(の外側)を綺麗にしてあげた(不法侵入はしてない)だけなのだから、文句を言われる事はない、嫌われ体質バリバリ染み付いた靴下ではあるが…。
俺の復讐は地味だが確実に効果を発揮する。
これから半年くらいは、あの本屋にお客が入ることは無いだろう。
夜中の復讐を終え、少し寝不足の俺。
今日も雨、アプリでは午後から上がり、明日は晴れ。
◆商業ギルド◆
カラコロリ~ン♪
「おはようございます、だいすけさん。 本日は何のご用でしょう?」
「俺と会うの初めてだろ?」
初めてなのに名前を呼ばれた。
「噂になってますよ、スライム大行進。」ニコッ
「何だよそれ、今日は薬草系を買い取って貰おうと思って来た。」
「雨の中、ありがとうございます。裏へよろしいですか?」
通常はカウンターで買い取り業務をするが、俺は手ぶら、ランドセルの事も通達されている様だ。
今は、他に客が居ないから、カウンターでもいいんだが、案内されるまま裏へ行く。
裏で薬草、毒消し草、癒し草、眠眠草、オーガとオーク、イノシシ、ウサギ、塩、砂糖
やっぱり、裏で正解。
金貨大12枚(120万相当)、昨日の埋め合わせ。
カイブンの宿を聞き、ギルドを出た。
カイブンが泊まっている宿(ギルドの隣)へ行く。
1階の食堂に、カイブンとダッコと御者達が居た。
カイブンが先に気づく。
「おはようございます、だいすけさん」
「おはようです、カイブンさん、ダッコさん」御者に目を合わせ、会釈する。
「丁度良かった、だいすけさんの所へ行こうとしてました、出発の件と追加の荷物の件で」
「追加の荷物?」
「スライムを運びたいのです。別に1台スライム用の荷馬車を用意しようかと思いまして、グッドモーニングの皆さんにも相談したいと思ってたんです。」
「それと、乗り合い馬車と同じ時間明日の朝10時に出発したいと思って」
「何故、乗り合い馬車と同じに?」
「盗賊の情報が入りまして、馬車の台数が多い方が襲われにくいという判断で、冒険者ギルドからの要望です。」
「うちらもそっちの方が良いんじゃないかと思ってよ」
「それで、だいすけさんは、どのようなご用で来られたのでしょう?」
「出発の日を聞きに来たんで、済みました。」
◆宿屋『三日月』◆
「俺等『グッドモーニング』は、雇い主のパロトーム・カイブンさんの要求なら、無茶な事以外は受けるぞ。」
「特に問題は無いレロ、スライムの輸送は初めてレロ、だいすけさんが居るなら、大丈夫レロ?」
「では、明日9:30に冒険者ギルド前に集合をお願いします。失礼します。」
カイブンさんは、自分の宿へ戻った。
俺は、スライム育成所へ向かった。
途中、教会へ立ち寄る。
「お祈りをしたいのだが」 銀貨大を出す。
「ありがとうございます。あっ、あなたは…どうぞ」
俺は、祭壇の前で祈った。ウナも肩の上で祈った。
また、祭壇の水晶が光った。
ピロン 称号『スライムテイマー』獲得
「おぉ~」神父が驚いた。
「神父さん、お祈りで称号とか獲得するのか?」
「称号ですか? 大聖堂で行われる生誕の儀式でステータスを見れるようになったときに、加護や敬愛が付いていたとは聞いたことがありますが、称号がレベルアップ以外で付いたなんて聞いたことはありません。」
「レベルアップで称号が付いたりするのか?」
「はい、例えば剣士が条件を満たした場合、レベルアップ時に称号を獲得することがあると聞きます。」
「今、水晶が光って、『スライムテイマー』の称号を獲得した。」
「それは、おめでとうございます。」
「この町は、スライムの穴があり、スライム育成所もございます、『スライムテイマー』は職業としても存在する物です、今の職業のまま、スライムを調教出来るということです。本当におめでとうございます。」
「じゃあ、お祈りを時々して、称号を貰わないとな」
「神の加護がありますように」
教会を出て、スライム育成所を目指す。
「だいすけ、おめでとう」
ウナが誉めてくれた
「ありがとう」
「ソーダもソフトも、スライムテイマーじゃ無かったが、俺の方が上手く調教出来たりするのかな?」
「もう、出来てるじゃない、昨日も42匹のスライム大行進したんだし」
「称号をもらう前から、二人を越えてたか?」
◆スライム育成所◆
「ちわ」
「あら、だいすけさん、昨日はありがとうございました。」
「明日、スライムを移動させるらしいが大丈夫か?」
「それがね、スラちゃんがちゃんと基礎訓練していてくれたお陰で、私たちがすること無かったのよ。とても優秀だったの、あの子。」
「なら良い。」
ん? 『スライムテイマー』の称号を獲得してる、気づいてるのか?
「ソフト、ステータス気づいてるか?」
「え?」
「見てみろ」
(ステータスオープン)
「え? 称号『スライムテイマー』!」
「気づいてなかったか…。」
スライム「良かったね、ソフト」
スライムを抱き上げ涙を流すソフト。
「じゃあ、明日よろしくな」
俺は、スライム育成所を出て、宿へ戻った。
受付に女の人が、丁度居たので
「明日、町を出ます。」
「はい、ウトツナ=ルシソミさんから聞いてます。」
物欲しそうな目で俺を見る。可愛い。
「魔力寄付しましょうか?」
とても明るい笑みで
「お願いします。」ニコッ ペコリ
MP1000寄付した。
「夕食の準備が出来ましたら、部屋に呼びに参ります。」
「お願いします。」
部屋に戻り、着替え、明日に備える。
クリーンウルフ(赤)の革の服 物理+200、魔法+150
コンコン
「お食事の用意、出来ました。」
「ありがとう、今、行きます。」
グッドモーニングも居た、彼らも明日が出発だからか、アルコールは無かった。
「朝食はどうするんだ?」
「9時までに済ませます。」
「食べるレロ」
夕食を済ませ、ウナに『谷の風』ベルの所へ行ってもらって、朝食カーレィの予約をした。
お別れもしたいし、カーレィも食べたかったから。
〈余談〉
嫌われ効果が二年以上…、潰れても続くとは思っていないだいすけ、1年で本屋が潰れ、本屋跡の物件を購入する者も1年ほど現れることはなかった。
嫌われ体質半端無い。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
フォロー、いいね ありがとうございます
感想・誤字報告等ありましたら一言お願いします
町の住人のスライムへの扱い方が変わった、スライムが話せるようになるかもしれないから。
スライムに話しかけ、命令ではなく、優しく指示するようになった。
仕事が上手くいったときは誉め、休憩や褒美を与え、今まで以上に仲良く接する様になった。
(仕事の効率も上がることになる。)
俺は、宿屋に戻った。
ルーシーとトッティに文句を言われた、「トラップを仕掛けるなんて酷い」と、俺は言い返した「罠を仕掛けると宣言していた」と。
部屋で買った魔法書を読もうとして出した。
あの本屋の婆さんに騙された。
初級の魔法書と中級の魔法書は殆ど同じものだった。
初級魔法、ヒール(黄緑)、火の玉(黄緑)、水の玉(黄緑)、風(黄緑)、土の壁(黄緑)etc.
中級魔法、ヒール(赤)、火の玉(赤)、水の玉(赤)、風(赤)、土の壁(赤)etc.
これで、中級の魔法書は金貨大二枚
(6属性で金貨大12枚120万相当)
あの「おぉ~ 神様~」は、妖精にあった感動ではなく、大金が入った喜びだった様だ
俺は復讐を考えた、夜中それを実行した。
俺は、本屋を綺麗にしてあげた、俺がこの世界に来た頃、まだ服を作るスキルを使いこなせず服を上手く作れなかった。
魔物を寄せ付けないため嫌われ体質強の状態で三日間履き続けた靴下をランドセルの中に入れていた。
それで、店を磨いてあげた。ピカピカに。
無色無臭、魔力探知で俺と解っても問題ない俺は、店(の外側)を綺麗にしてあげた(不法侵入はしてない)だけなのだから、文句を言われる事はない、嫌われ体質バリバリ染み付いた靴下ではあるが…。
俺の復讐は地味だが確実に効果を発揮する。
これから半年くらいは、あの本屋にお客が入ることは無いだろう。
夜中の復讐を終え、少し寝不足の俺。
今日も雨、アプリでは午後から上がり、明日は晴れ。
◆商業ギルド◆
カラコロリ~ン♪
「おはようございます、だいすけさん。 本日は何のご用でしょう?」
「俺と会うの初めてだろ?」
初めてなのに名前を呼ばれた。
「噂になってますよ、スライム大行進。」ニコッ
「何だよそれ、今日は薬草系を買い取って貰おうと思って来た。」
「雨の中、ありがとうございます。裏へよろしいですか?」
通常はカウンターで買い取り業務をするが、俺は手ぶら、ランドセルの事も通達されている様だ。
今は、他に客が居ないから、カウンターでもいいんだが、案内されるまま裏へ行く。
裏で薬草、毒消し草、癒し草、眠眠草、オーガとオーク、イノシシ、ウサギ、塩、砂糖
やっぱり、裏で正解。
金貨大12枚(120万相当)、昨日の埋め合わせ。
カイブンの宿を聞き、ギルドを出た。
カイブンが泊まっている宿(ギルドの隣)へ行く。
1階の食堂に、カイブンとダッコと御者達が居た。
カイブンが先に気づく。
「おはようございます、だいすけさん」
「おはようです、カイブンさん、ダッコさん」御者に目を合わせ、会釈する。
「丁度良かった、だいすけさんの所へ行こうとしてました、出発の件と追加の荷物の件で」
「追加の荷物?」
「スライムを運びたいのです。別に1台スライム用の荷馬車を用意しようかと思いまして、グッドモーニングの皆さんにも相談したいと思ってたんです。」
「それと、乗り合い馬車と同じ時間明日の朝10時に出発したいと思って」
「何故、乗り合い馬車と同じに?」
「盗賊の情報が入りまして、馬車の台数が多い方が襲われにくいという判断で、冒険者ギルドからの要望です。」
「うちらもそっちの方が良いんじゃないかと思ってよ」
「それで、だいすけさんは、どのようなご用で来られたのでしょう?」
「出発の日を聞きに来たんで、済みました。」
◆宿屋『三日月』◆
「俺等『グッドモーニング』は、雇い主のパロトーム・カイブンさんの要求なら、無茶な事以外は受けるぞ。」
「特に問題は無いレロ、スライムの輸送は初めてレロ、だいすけさんが居るなら、大丈夫レロ?」
「では、明日9:30に冒険者ギルド前に集合をお願いします。失礼します。」
カイブンさんは、自分の宿へ戻った。
俺は、スライム育成所へ向かった。
途中、教会へ立ち寄る。
「お祈りをしたいのだが」 銀貨大を出す。
「ありがとうございます。あっ、あなたは…どうぞ」
俺は、祭壇の前で祈った。ウナも肩の上で祈った。
また、祭壇の水晶が光った。
ピロン 称号『スライムテイマー』獲得
「おぉ~」神父が驚いた。
「神父さん、お祈りで称号とか獲得するのか?」
「称号ですか? 大聖堂で行われる生誕の儀式でステータスを見れるようになったときに、加護や敬愛が付いていたとは聞いたことがありますが、称号がレベルアップ以外で付いたなんて聞いたことはありません。」
「レベルアップで称号が付いたりするのか?」
「はい、例えば剣士が条件を満たした場合、レベルアップ時に称号を獲得することがあると聞きます。」
「今、水晶が光って、『スライムテイマー』の称号を獲得した。」
「それは、おめでとうございます。」
「この町は、スライムの穴があり、スライム育成所もございます、『スライムテイマー』は職業としても存在する物です、今の職業のまま、スライムを調教出来るということです。本当におめでとうございます。」
「じゃあ、お祈りを時々して、称号を貰わないとな」
「神の加護がありますように」
教会を出て、スライム育成所を目指す。
「だいすけ、おめでとう」
ウナが誉めてくれた
「ありがとう」
「ソーダもソフトも、スライムテイマーじゃ無かったが、俺の方が上手く調教出来たりするのかな?」
「もう、出来てるじゃない、昨日も42匹のスライム大行進したんだし」
「称号をもらう前から、二人を越えてたか?」
◆スライム育成所◆
「ちわ」
「あら、だいすけさん、昨日はありがとうございました。」
「明日、スライムを移動させるらしいが大丈夫か?」
「それがね、スラちゃんがちゃんと基礎訓練していてくれたお陰で、私たちがすること無かったのよ。とても優秀だったの、あの子。」
「なら良い。」
ん? 『スライムテイマー』の称号を獲得してる、気づいてるのか?
「ソフト、ステータス気づいてるか?」
「え?」
「見てみろ」
(ステータスオープン)
「え? 称号『スライムテイマー』!」
「気づいてなかったか…。」
スライム「良かったね、ソフト」
スライムを抱き上げ涙を流すソフト。
「じゃあ、明日よろしくな」
俺は、スライム育成所を出て、宿へ戻った。
受付に女の人が、丁度居たので
「明日、町を出ます。」
「はい、ウトツナ=ルシソミさんから聞いてます。」
物欲しそうな目で俺を見る。可愛い。
「魔力寄付しましょうか?」
とても明るい笑みで
「お願いします。」ニコッ ペコリ
MP1000寄付した。
「夕食の準備が出来ましたら、部屋に呼びに参ります。」
「お願いします。」
部屋に戻り、着替え、明日に備える。
クリーンウルフ(赤)の革の服 物理+200、魔法+150
コンコン
「お食事の用意、出来ました。」
「ありがとう、今、行きます。」
グッドモーニングも居た、彼らも明日が出発だからか、アルコールは無かった。
「朝食はどうするんだ?」
「9時までに済ませます。」
「食べるレロ」
夕食を済ませ、ウナに『谷の風』ベルの所へ行ってもらって、朝食カーレィの予約をした。
お別れもしたいし、カーレィも食べたかったから。
〈余談〉
嫌われ効果が二年以上…、潰れても続くとは思っていないだいすけ、1年で本屋が潰れ、本屋跡の物件を購入する者も1年ほど現れることはなかった。
嫌われ体質半端無い。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
フォロー、いいね ありがとうございます
感想・誤字報告等ありましたら一言お願いします
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
104
-
-
755
-
-
3087
-
-
127
-
-
17
-
-
1359
-
-
111
-
-
93
-
-
2
コメント