朝起きたら女の子になってた。

スライム3世

小学生は嫌だと言ったところ。

俺が女の子になってから、かれこれ1週間が経った。最初の頃は、紗香とお風呂に入るのに少し抵抗があったが今ではもう普通に入れる。俺が逆に紗香が入っているところに平気で入れる程である。
そんな時に母さんから「話があるから夜に私の部屋に来て」と言っていたので現在、アニメを見ながらその時間が来るのを待っている。

何のアニメ見てるかって?
今は、戦○絶○シン○ォギアってアニメ見てるよ。ネトゲやってたらこのアニメの挿入歌が良いから見てみなって言われたから見ているところ。内容としては適合者と呼ばれる女の子達が歌を歌いながら敵と戦う話かな。ストーリーも良いと思うから見てみると良いよ?

そんな事を考えていたら母さんからメールで「私の部屋に来なさい」と送られて来た。だから俺はアニメの再生を止めてベッドから這い出る。スリッパを履いて手摺りを使い階段を降りる。この手摺りにも愛着が湧いたから気が向いたら拭いている。

そしてリビングに繋がる扉を開けたら椅子に腰掛け、机に両肘を乗せ手の甲に顎を乗せている母さんがいた。すごく見た事があるような気がするわ。
母さんはこちらに気がついたのか手招きしてくる。俺は、その手招きに応じて対面の椅子に座った。

「それで俺をここに呼んだ理由は何?」
「沙雪、フリーターからニートになった感想は何かある?」

ぐっ、そこをつついてきたか!たしかに現在、この体になってしまって男だった時にバイトしていた場所は辞めてしまった。だから、今はニートだ...

「感想は、敗北した気分だ...」
「なら、小学校にでも入学する?」

はい?たしかに今の身長はちっちゃくなって142センチぐらいだがそれで小学生になるのは嫌じゃ。

「小学生は嫌だ!」

どうして俺がJS女子小学生にならんといかんのかね!ぷんぷん!

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