ふわっとした異世界の作り方
第19話:小国を設定してみよう
小国、弱肉強食の時代では大国の思惑に翻弄されたり、舵取りの小さなミスが周辺国家に併呑されかねない小さな国が生き残るのは大変なことでしょう。
あなたの作品世界で小国が存在するなら生き残っているのはなぜでしょうか?
スイスのように永世中立国家になるには他国を寄せ付けない軍事力と周辺国家からの経済制裁に屈しない産業が必要です。武器も輸入できないので独自開発が必要となります。
武力以外で中立を成立させるなら、ローマのヴァチカン国のような宗教の聖地、併呑しても旨みがない、下手に攻めると別の国家から余計なヘイトを買ってしまう。
ファンタジー世界ならドラゴンや強大なモンスターが小国の守護についており、容易に責められない、辺境や踏破が難しい厳しい環境下にある国で、小国側には移動手段があるが大国側にはないなど色々設定できると思います。
中立ではないが小国が生存する理由には大国のひとつから緩衝地帯や防波堤扱いを受けているということも考えられます。
Aという大国がBという国に攻めるにはCという小国を通り抜けないといけないなら、BはCに兵や資金を送ったりしてAがCの小国を通り抜けられないようにする。
または日本のような四方が海に囲まれた島で周囲から存在が知られていない、存在を知っていても外洋技術が低く、兵を輸送することができないなどいろいろ理由があると思います。
あなたの作品の小国が生き残っているのはなぜですか?
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