華のJK1なんだが受験に失敗したので高校に行くのが極めて憂鬱である

霧雨 蘭

流される

はぁ、

なんだあの担任は

なんだって無責任すぎるだろう、勝手に名指して前に出て場を仕切れなど

まあほとんど日向さんが仕切ってくれたので私は決まったことをメモするだけで助かった

とはいえ今朝あんなことがあったもんで中々日向さんの横にいるのも結構堪えた

委員会決めはというと、それはもう順調であった
優等生クラスって感じ




日向「次ー、文化祭実行委員やりたい人」


  「は、はいっ、私、やりたいです」


日向「おっ紅雨さん、だっけ、一番乗り。他は~?」

喜雨「あ、じゃあ私も私も」

日向「お、じゃあ他にいなければふたりで決まりかな」

紅雨さんて行事本気勢だったのか
最初話したときも明るい感じだったし陽キャ?とかいうやつなのでは

橘先生はああ言ってたけれど、こないだ調子がおかしかったのもきっと体調でも悪かったのではないか

日向「よーし、全部おわったね。順調順調。次はなんだっけ?」

霧雨「あ、なんたら合宿の班決めって去り際に」

日向「あー、オリエンテーション合宿か。今年はどこ行くんだろ」

オリエンテーション合宿がなんだか私はさっぱりわからない

ん、そういえば

霧雨「何人で何グループとか、何も言われてないけれど...」

日向「ホテルの部屋割りの班で4人ずつの5グループだと思うよ。思うっていうか、お姉ちゃんがそうやって言ってた」

そう言ってえへへと笑う日向さん

ほんとにあの担任は。この人がいなかったらどうなっていたのか。

日向「適当な紙に名前書いてってもらおうかな」

日向「はーい聞いてー。みんなで話し合って、決まったらこの紙取って班員の名前書いといて。書いたら蘭ちゃんが集めてくれるから」

ぽんと肩を叩かれる。まぁそれくらいいいですけど...

日向「うーん、取り敢えず、蘭ちゃん一緒の班なろっか」

あ、ですよね。

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