部活の後輩と付き合ってみた

きりんのつばさ

僕とボク



今回は甘さ増し増しです笑







「ねぇねぇセンパイ」
「ん?どうしたの?」
「ボクってどう思う?」
「いきなりどうしたのさ?」
「いや〜たまに思うんですよ
一人称がボクを使う娘っているじゃないですか
真似したいなぁと思いまして」
「それで今ボクって言ったのね・・・」
相変わらず我が彼女は行動が読めない。
まぁそれが良いところでもあり、悪いところなんだが。
「そうそう、ボクって可愛い?」
(意外と七海がボクって言うのも良いな)
七海の性格的にボクって言う一人称も意外とはまっていて
僕個人その声を聞いていて心地よい。
(でも、素直に可愛いって言うのは恥ずかしいな・・・)
「はいはい、可愛いよ」
僕はわざとぶっきらぼうに言った。
「もぅ心がこもってない!!
はい、もう一度!!ワンモアプリーズ!!」
と言いながら僕に抱きついてくる七海。
・・・薄着で背中に抱きついてくるのやめて欲しい。
ほら、僕も男ですからね?
心の中で理性と本能が喧嘩するので。
特にやや大きい2つの膨らみとかさ
ヤバイのさ・・・色々と。
「可愛いよ」
「えへへ〜ワンモアプリーズ!!」
「まだ言わなきゃダメかい!?」
おかしいな・・・僕結構心込めて言ったよ?
「だって久しぶりに2人きりなんですよ〜
甘えたいんですもん〜」
と言いながら更に密着具合を強めてくる。
「まぁ・・・確かに色々あったね・・・」
例のクズの事件、森と凛子さんの件
僕個人的には樋口さん関係で色々あったし。
「なのでボクはセンパイに甘えたいんですよ?
いいですよね?いいですよね!?いいよね!?」
「何で3度聞いたし・・・」
「って事で甘えます〜うりゃ〜!!」
「うわっ!?」
僕は七海に倒されて七海が僕の背中に
乗っかっている状態になった。
先ほどよりも増して、七海の色々な感触を感じて
理性が崩壊寸前だ。
「えへへ〜センパイの匂いだ〜
ボクの好きな匂いだな〜」
と言いながら僕に顔を押し付けてくる七海。
・・・マジでそろそろやめて欲しい。
(頑張って僕の理性・・・!!)
「ねぇ七海」
「何ですかセンパイ?まさかボクを襲いたく・・・」
「襲わないよ!?」
まぁ今ギリギリで耐えているけど!!
「ヘタレ」
「否定はしないけどさ!!酷くないかね!?」
「これだからセンパイはモテないんですよ〜」
「まさかのそこから否定!?
いや、別にモテなくていいよ、僕は・・・」
「え?何でですか?普通男性ってモテたいって
思いませんか?」
「いや、だって七海っていう可愛い彼女いるし」
「・・・」
「普通可愛い彼女いたら、それでよくないかな?
僕は正直七海からモテたらそれで充分だよ?」
既に彼女がいるなら他の女性にそこまで色目を
使う必要あるのだろうか?
・・・まぁどこかのクズは違うんだろうけど。
「だから僕は七海に好かれていれば・・・
って七海?どうしたの?」
妙に様子がおかしいので気になった。
「センパイのバカ!!」
「はぁ!?」
僕なんか間違った事言った!?
まさかそんなはずは・・・
「どうしてそんな事、平気で言えるんですか!?
ますます好きになっちゃうじゃないですか!!」
・・・うん、どうやら大丈夫みたい。
「えぇ・・・」
「全くなんでセンパイはボクが喜んじゃう言葉を
平気で言えるんですか!?ボクはセンパイをそんな風に
育てた記憶はありません!!」
「君は僕の親か!?
というか七海って僕より年下だよね?」
「屁理屈うるさいです!!」
「理不尽だ!?」
再び我が彼女の理不尽をくらう僕。
「ボクが言えば理不尽では無くなるんですよ〜
これがボクの彼女特権〜」
(流石にやられぱっなしも癪に触るし
そろそろ仕返しするか・・・?)
「じゃあ僕も彼氏特権使うぞ?」
「使えるもんなら使ってみたらどうですか?
まぁボクには効きませんけどね〜」
「ーー今日の夜は1人で寝てね?」
「理不尽です!?」
先ほどまでの余裕はどこにいったのやら
いきなり慌ててだす七海。
「七海もさっき僕に似たような事したよね!?
まさに人のふり見て我がふり直せ、だよ・・・」
「いやだいやだ〜1人で寝たくないよ〜
センパイの鬼!!バカ!!朴念仁!!」
多少イラッとした僕はある事を思いつき、実行した。
「ほいっ」
「ち、ちょっとセンパイ!?」
まぁ簡単に言うと僕が姿勢を変えて、七海に
覆いかぶさるようにしただけだ。
「どうしたのかな七海?
随分顔が赤いけど?」
「うぅ・・・センパイのイジワル・・・」
たまに七海をいじめるの楽しいな。
(よし、もう少し遊んでみるかな?)
「じゃあ一緒に寝たいなら僕にお願いしてみてよ?」
「えっ・・・?」
「ほら、お願いしないと1人で寝る事になるよ〜?」
「うぅ・・・あ、あのね?」
「うん?何かな?」
「今日も・・・ボクと・・・一緒に・・・」
「一緒にどうして欲しいの?」
「・・・寝て欲しいの」
と若干目がうるっとした状態で言ってきた。
(ヤバっ、可愛すぎて本当に襲いそう・・・)
「う、うん良いよ、一緒に寝ようか」
「も、もぅセンパイのイジワル〜!!
ボク恥ずかしかったんだからね!!」
「ごめん、ごめん。つい可愛くて」
「か、可愛いって・・・ボクはセンパイを
そんな風に育てた記憶ありません!!」
「だから僕は七海に育てられた記憶は
無いからな!?」


この後一緒に寝たのだが、七海の寝顔を
いつも以上に可愛く感じた。








ショートストーリー〜寝る前の2人〜
「さて寝ようかな・・・」
「待って〜私も布団に入る〜」
「あっ、そういえば七海」
「ん?何?」
「たまには一人称、ボクにしてもらえない?」
「おやおや、まさかセンパイ
気に入りましたか?」
「う、うん。意外と可愛くてハマった」
「ふふ〜じゃあまたやりますよ〜
ボクの彼氏さん」
「やっぱり七海は可愛いな〜」
「ち、ちょっとセンパイ!?
いきなり抱きつかないでよ〜!!」

寝るまでイチャイチャしていた。


コメント

  • 雪雨

    ボクっ娘七海可愛い~(*´ω`*)
    無邪気な子にボクはピッタリですね( -`ω-)b

    2
  • あいす/Aisu

    お似合いの二人ですね〜〜☆
    熱々です!(羨ましい)

    4
  • ペンギン

    やっぱりこの組み合わせは最高です!
    どんどんお願いします!

    2
コメントを書く

「恋愛」の人気作品

書籍化作品