部活の後輩と付き合ってみた

きりんのつばさ

イシンデンシン?

その後、十数分怒られた僕らは解散となった。
・・・何故毎回喧嘩になってしまうのだろうか。
僕らはどこから上手く行かなくなったのか?
もしかしたら最初から上手くは言ってなかったのかも
しれない。
・・・しばらくは先輩に懲りて、夏目も七海さんには
手を出さないだろう。だが、それもいつまでだかは
わからない。直近には2年生の大会がある。
・・・あいつはどう考えるか。
僕には予想がつかなかった。
そう考えながら僕は家に着いた。

「ただいま」
「おかえりなさい〜あ・な・た」
「えっと・・・七海さん?」
僕は時を超えたのだろうか?
「ご飯にします?お風呂にします?そ・れ・と・も」
「ご飯だね」
僕は速攻で答えた。
「センパイ〜〜⁉︎最後まで言わせてくださいよ‼︎」
「だって最後は”私”っていうだろ?」
・・・言わせたらなんか危ない気がしたからね
「違いますよ。私がそんな定型な文を言いますか?」
「じゃあなんて言うつもりだったんだ?
試しに言ってみなよ?」
「それともな・な・み?」
と本来言われるはずだった言葉よりも破壊力が増えた
言葉を口にしてきた。
「同じだろー‼︎代名詞が固有名詞になっただけ‼︎」
「お〜〜流石センパイ〜〜ツッコミ上手いですね」
「褒められても嬉しくない‼︎」
「いよっ‼︎大センパイ‼︎」
「大をつけるな‼︎大を‼︎」
「ちぇっ」
「今舌打ちしたろ」
「どゆこと〜〜」
「ネタを入れるな‼︎」
「い・・・」
「下ネタやめようね?」
「センパイ、よく分かりましたね‼︎」
「当たったのかよ⁉︎」
・・・僕自身が1番驚いたよ‼︎
「これ私とセンパイは心で繋がっている証拠‼︎
まさに愛‼︎まさに彼氏、彼女の関係‼︎」
「・・・で、ご飯は?」
「作ってないです‼︎」
・・・案の定だった。


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