チート特典スキルは神より強い?
第60話 出発
X線透視機の調整が終わり、博士と思われる人物を発見し早速その施設への移動準備中。
「そういえばロリ長はどうした?」
「えっと…。それは…」
俺はX線透視機を置いてある研究所から出て娯楽施設へと足を運んだ。娯楽施設の扉を開けるとそこにはゲーム台の上で転がり、ポテチを手にサクッサクッという音を立てながら食べ、だらしなく仰向けになっているロリ長。
「えっと…どしたのこれ?」
「えっと…」
俺はゲーム台へ向かい、その上でふんぞり返っているロリ長に喋りかけた。
「おーい、ロリ長! 起きてるか?」
俺はロリ長の肩を掴み、揺さぶったが彼女から何の反応も無い。彼女の目には生が無く、顔も無表情である。第一、どこを見ているのかもわからない。
「ゲーム、しゅごい…。私は絶対にここからハナレナ..イゾ…」
彼女は普通に喋ることさえ出来なくなっており、俺の顔すらもまともに見ていなかった。というより目の焦点が全く合っていなかった。彼女に喋ってもまともに話をすることさえ出来ないことがわかり、ゼレシアに事の事情を聴いた。
話によるとロリ長はこの数日間、寝ることすらも忘れこの娯楽施設でゲームをしていたらしい。そして2日が経つころにはもうこのような状態になりまともに話すことも出来なくなったということらしい。要はゲームのし過ぎだ。そもそも電気を使ったゲームというものを知らないこの世界の人間に誰の監視も無く数日間娯楽施設に入室を許可した俺の責任か…。でもまさかこれほどまでに影響力があったとは…。
「なるほど。まずはロリ長、そこから起きろ」
「い、や、だ…。」
「いいから離れろって」
俺はロリ長を無理やりゲーム台から放し、地面へと放り投げた。直前にロリ長は魔法を使おうとしたが、俺はきっちりと彼女の魔力を吸収。とにかく今、ロリ長に必要なことはこの場所から離れさせることだ。
「ゲーム、ゲーム…」
これは重症だな。あと少しで手遅れになっていたかも知れない。さて、元に戻るまでどのくらい掛かるだろうか…。
「ハイグレッド、彼女を第二階層へ。彼女が平常に戻るまで介護しろとエリーヌとエリーネに伝えろ。それとロリ長には出来るだけ自然に触れさせろ。ハイグレッド、お前は今回俺達に付いてきてもらう」
「承知しました」
ハイグレッドは娯楽施設から去っていき、俺達は先程までいたX線透視機がある部屋まで戻った。
「では作動する」
X線透視機が作動し、物凄く重い機械音と共にそのカメラにもにた形のX線透視機から黄色いオーラが放出されその光は俺達の前に大きな輪を作った。
「これは何?」
アリスがそう俺に質問を問いかけた。その大きな輪の中心から少しずつまたしても黄色い光が現れそれが大きな輪の中を埋め尽くすと光は一瞬にして消えた。するとそこからは膨大な魔力と共にとある施設と空間が繋がったのかというようなリアルで薄暗い研究所が移っていた。吹き飛ばされそうな暴風もまたその場所から噴き出し何が起こったのか分からないといった感じでただその場にいる者は全員、そこから放出される膨大な魔力と暴風に耐えていた。
「テレポート」
暴風と膨大な魔力の風が止み、周りにはその影響で吹き飛ばされた物や道具が散乱していた。
「テレポート?? まさか古代から禁術として知られていた魔法か?」
ジークは唖然とした顔でそう問いかけてきた。
「ああ。今回はX線透視機の調整とテレポートも機能の内に入れておいた」
「嘘、でしょ…。テレポートはそれを禁術だと知る人はいても使える者、知っている者、その魔法がどんな見た目や条件かを知っている者すらいない超古代に忘れ去られた魔法…。なのにどうして」
「まあ、そんなことはどうでもいい。それよりも行く準備は良いか?」
するとハイグレッドもタイミング良くこの部屋に入室し、俺達は展開されているテレポートへと飛び込んだ。
「そういえばロリ長はどうした?」
「えっと…。それは…」
俺はX線透視機を置いてある研究所から出て娯楽施設へと足を運んだ。娯楽施設の扉を開けるとそこにはゲーム台の上で転がり、ポテチを手にサクッサクッという音を立てながら食べ、だらしなく仰向けになっているロリ長。
「えっと…どしたのこれ?」
「えっと…」
俺はゲーム台へ向かい、その上でふんぞり返っているロリ長に喋りかけた。
「おーい、ロリ長! 起きてるか?」
俺はロリ長の肩を掴み、揺さぶったが彼女から何の反応も無い。彼女の目には生が無く、顔も無表情である。第一、どこを見ているのかもわからない。
「ゲーム、しゅごい…。私は絶対にここからハナレナ..イゾ…」
彼女は普通に喋ることさえ出来なくなっており、俺の顔すらもまともに見ていなかった。というより目の焦点が全く合っていなかった。彼女に喋ってもまともに話をすることさえ出来ないことがわかり、ゼレシアに事の事情を聴いた。
話によるとロリ長はこの数日間、寝ることすらも忘れこの娯楽施設でゲームをしていたらしい。そして2日が経つころにはもうこのような状態になりまともに話すことも出来なくなったということらしい。要はゲームのし過ぎだ。そもそも電気を使ったゲームというものを知らないこの世界の人間に誰の監視も無く数日間娯楽施設に入室を許可した俺の責任か…。でもまさかこれほどまでに影響力があったとは…。
「なるほど。まずはロリ長、そこから起きろ」
「い、や、だ…。」
「いいから離れろって」
俺はロリ長を無理やりゲーム台から放し、地面へと放り投げた。直前にロリ長は魔法を使おうとしたが、俺はきっちりと彼女の魔力を吸収。とにかく今、ロリ長に必要なことはこの場所から離れさせることだ。
「ゲーム、ゲーム…」
これは重症だな。あと少しで手遅れになっていたかも知れない。さて、元に戻るまでどのくらい掛かるだろうか…。
「ハイグレッド、彼女を第二階層へ。彼女が平常に戻るまで介護しろとエリーヌとエリーネに伝えろ。それとロリ長には出来るだけ自然に触れさせろ。ハイグレッド、お前は今回俺達に付いてきてもらう」
「承知しました」
ハイグレッドは娯楽施設から去っていき、俺達は先程までいたX線透視機がある部屋まで戻った。
「では作動する」
X線透視機が作動し、物凄く重い機械音と共にそのカメラにもにた形のX線透視機から黄色いオーラが放出されその光は俺達の前に大きな輪を作った。
「これは何?」
アリスがそう俺に質問を問いかけた。その大きな輪の中心から少しずつまたしても黄色い光が現れそれが大きな輪の中を埋め尽くすと光は一瞬にして消えた。するとそこからは膨大な魔力と共にとある施設と空間が繋がったのかというようなリアルで薄暗い研究所が移っていた。吹き飛ばされそうな暴風もまたその場所から噴き出し何が起こったのか分からないといった感じでただその場にいる者は全員、そこから放出される膨大な魔力と暴風に耐えていた。
「テレポート」
暴風と膨大な魔力の風が止み、周りにはその影響で吹き飛ばされた物や道具が散乱していた。
「テレポート?? まさか古代から禁術として知られていた魔法か?」
ジークは唖然とした顔でそう問いかけてきた。
「ああ。今回はX線透視機の調整とテレポートも機能の内に入れておいた」
「嘘、でしょ…。テレポートはそれを禁術だと知る人はいても使える者、知っている者、その魔法がどんな見た目や条件かを知っている者すらいない超古代に忘れ去られた魔法…。なのにどうして」
「まあ、そんなことはどうでもいい。それよりも行く準備は良いか?」
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