チート特典スキルは神より強い?
第37話 パーティー!!1
「アウル、明日の優勝祝いパーティーで着る衣装はもう買った?」
今日の授業が一通り終わり、俺が教室から出て行こうとするとアリシアが俺にそう声を掛けた。そういえば先週、3年Sクラス担任のクラスタ先生が来週の金曜日に優勝のお祝いパーティーがあるなどと言っていたような気がするな。
「えっと、明日のパーティー俺、行かない。めんどうだし…」
「アウル、一体誰の優勝祝いのパーティーだと思っているの…?」
「確か魔法学院チームとかいう俺達の学院から先週の魔法大会で優勝したチームだろ?
俺も少しは祝う気持ちはあるが、生憎俺はパーティーが苦手でね」
“パシッ”
「って、その魔法学院チームのリーダーはあなたでしょ!!」
アリシアは俺の頭を勢いよく叩いた。かなりの威力だったので頭がへこむかと思った。アリシアこんなに力、強かったか? とにかく俺はこの優勝祝いパーティーに参加しないといけないらしい。となると服が必要な訳で、先に言っておくが、俺はそんな準備全くしていない。
その後、俺はアリシアと町へ服を買いに行くことになった。勿論、俺はダンスやビュフェスタイルのパーティーなど前世でもこの世界でも一度も参加したことが無いので、どんな服を着れば良いのかも全くわからない。というわけで今、俺はアリシアに任せて、どんな服を買えば良いのかを彼女に教えてもらいながら、町中を歩いている。
「やっぱりアウルはこんな感じの服が一番似合ってる!」
アリシアが選んだ服は少し細身の黒スーツだった。以前の俺ならただの冴えないスーツを着た高校生になっていただろうが、この世界の俺は訳が違う。今の俺は運良くトップクラスの美形顔とモデルのような体になっている。転生してから14年間くらいは毎日、自分自身を鏡で見て興奮していたのを思い出す。いや、15歳になっても時々、そんなこともあるが、今は平常心を保たなければ…。
「何、自分の顔見てにやけているの?」
「いや、これは…」
どうやら既にニヤニヤとしてしまっていたようだ。アリシアが俺を気持ち悪そうに見ている。だって、仕方がないよね。転生したらいきなりイケメンになっていたなんてことがあったら誰でもこうなるよね?
結局、俺はこのスーツを買い店から出た。ところでアリシアはどのような服を買ったのだろうか? そう思いながらも俺はアリシアと学院へ帰っていった。
そしてその日の夜。
「アウル殿、パーティーがあることをすっかり忘れており、ドレスを買い忘れてしまった!!」
「アウル君、私も買い忘れてしまいました…」
シャワーを浴びて部屋で休んでいると、俺の部屋のドアが勢いよく開き二人が部屋の中へ駆け込んでそう言った。俺は壁に掛けてある時計を見た。そこには11時と書いており、俺はシャワーを浴びたばかり。
「えっと…今日は遅いから明日の放課後に買いに行く?」
「すまぬ」「すみません」
明日、授業が終わるのが4時。そしてパーティーが始まるのが7時。俺もアリシアに買い物を付き添ってもらって言うのもなんだが、女性は服を決めるのが遅いしこだわりもかなりある。たったの3時間で二人ともドレスを買うことができるのだろうか?
次の日の放課後、俺達は大急ぎで町まで来た。
「あの、今頃だが、私は以前にドレスを着たことが無い。なのでどのようなものを選べば良いのかわからないのだ」
「お姫様なのに?」「お姫様なのにですか?」
「二人同時に言われても、着たことが無いのだから仕方がない」
いや、何故国の姫ともあろう人がドレスを着たことが無いのだろうか? というよりも今まで王城でのパーティーとかどうしていたのだろうか?
「では、いつもパーティーの時、どんなものを着ていたんですか?」
「何をと聞かれても、いつもこの服を着ていた」
と、セリーヌはいつもの戦闘用の着物を指さした。国の姫様がパーティーで戦闘服…ってもう意味がわからない。とりあえず、ゼレシアは黒色のドレスを買い、セリーヌには緑色のドレスを買った。
そして現在7時20分、既に遅刻である。俺はこれ以上遅れることは出来ないと思い、時間停止魔法を使い歩いて帰った。今、思えば最初から時間停止魔法を使えばよかったのだが、もう時すでに遅し。俺は時間停止を使っているので、シャワーを浴びることも出来ず、三人でパーティー会場へ向かった。
当然ながら、パーティーは既に始まっており、生徒達は会場の真ん中で二人組になり踊っていた。
「やっぱりもう開宴は終わっちゃったみたいですね」
「そうだな。もう20分も遅れているからな」
「あ、いたいた。もう三人共、パーティー始まっちゃったよ」
するとハクとアリシアが会場の奥からワイングラスを持ち、こちらへ歩いてきた。
今日の授業が一通り終わり、俺が教室から出て行こうとするとアリシアが俺にそう声を掛けた。そういえば先週、3年Sクラス担任のクラスタ先生が来週の金曜日に優勝のお祝いパーティーがあるなどと言っていたような気がするな。
「えっと、明日のパーティー俺、行かない。めんどうだし…」
「アウル、一体誰の優勝祝いのパーティーだと思っているの…?」
「確か魔法学院チームとかいう俺達の学院から先週の魔法大会で優勝したチームだろ?
俺も少しは祝う気持ちはあるが、生憎俺はパーティーが苦手でね」
“パシッ”
「って、その魔法学院チームのリーダーはあなたでしょ!!」
アリシアは俺の頭を勢いよく叩いた。かなりの威力だったので頭がへこむかと思った。アリシアこんなに力、強かったか? とにかく俺はこの優勝祝いパーティーに参加しないといけないらしい。となると服が必要な訳で、先に言っておくが、俺はそんな準備全くしていない。
その後、俺はアリシアと町へ服を買いに行くことになった。勿論、俺はダンスやビュフェスタイルのパーティーなど前世でもこの世界でも一度も参加したことが無いので、どんな服を着れば良いのかも全くわからない。というわけで今、俺はアリシアに任せて、どんな服を買えば良いのかを彼女に教えてもらいながら、町中を歩いている。
「やっぱりアウルはこんな感じの服が一番似合ってる!」
アリシアが選んだ服は少し細身の黒スーツだった。以前の俺ならただの冴えないスーツを着た高校生になっていただろうが、この世界の俺は訳が違う。今の俺は運良くトップクラスの美形顔とモデルのような体になっている。転生してから14年間くらいは毎日、自分自身を鏡で見て興奮していたのを思い出す。いや、15歳になっても時々、そんなこともあるが、今は平常心を保たなければ…。
「何、自分の顔見てにやけているの?」
「いや、これは…」
どうやら既にニヤニヤとしてしまっていたようだ。アリシアが俺を気持ち悪そうに見ている。だって、仕方がないよね。転生したらいきなりイケメンになっていたなんてことがあったら誰でもこうなるよね?
結局、俺はこのスーツを買い店から出た。ところでアリシアはどのような服を買ったのだろうか? そう思いながらも俺はアリシアと学院へ帰っていった。
そしてその日の夜。
「アウル殿、パーティーがあることをすっかり忘れており、ドレスを買い忘れてしまった!!」
「アウル君、私も買い忘れてしまいました…」
シャワーを浴びて部屋で休んでいると、俺の部屋のドアが勢いよく開き二人が部屋の中へ駆け込んでそう言った。俺は壁に掛けてある時計を見た。そこには11時と書いており、俺はシャワーを浴びたばかり。
「えっと…今日は遅いから明日の放課後に買いに行く?」
「すまぬ」「すみません」
明日、授業が終わるのが4時。そしてパーティーが始まるのが7時。俺もアリシアに買い物を付き添ってもらって言うのもなんだが、女性は服を決めるのが遅いしこだわりもかなりある。たったの3時間で二人ともドレスを買うことができるのだろうか?
次の日の放課後、俺達は大急ぎで町まで来た。
「あの、今頃だが、私は以前にドレスを着たことが無い。なのでどのようなものを選べば良いのかわからないのだ」
「お姫様なのに?」「お姫様なのにですか?」
「二人同時に言われても、着たことが無いのだから仕方がない」
いや、何故国の姫ともあろう人がドレスを着たことが無いのだろうか? というよりも今まで王城でのパーティーとかどうしていたのだろうか?
「では、いつもパーティーの時、どんなものを着ていたんですか?」
「何をと聞かれても、いつもこの服を着ていた」
と、セリーヌはいつもの戦闘用の着物を指さした。国の姫様がパーティーで戦闘服…ってもう意味がわからない。とりあえず、ゼレシアは黒色のドレスを買い、セリーヌには緑色のドレスを買った。
そして現在7時20分、既に遅刻である。俺はこれ以上遅れることは出来ないと思い、時間停止魔法を使い歩いて帰った。今、思えば最初から時間停止魔法を使えばよかったのだが、もう時すでに遅し。俺は時間停止を使っているので、シャワーを浴びることも出来ず、三人でパーティー会場へ向かった。
当然ながら、パーティーは既に始まっており、生徒達は会場の真ん中で二人組になり踊っていた。
「やっぱりもう開宴は終わっちゃったみたいですね」
「そうだな。もう20分も遅れているからな」
「あ、いたいた。もう三人共、パーティー始まっちゃったよ」
するとハクとアリシアが会場の奥からワイングラスを持ち、こちらへ歩いてきた。
「ファンタジー」の人気作品
書籍化作品
-
-
6
-
-
52
-
-
0
-
-
310
-
-
59
-
-
1
-
-
15254
-
-
17
-
-
1978
コメント
小説書いてみたいけど内容が浮かばない人
久しぶりのハク