チート特典スキルは神より強い?
第16話 老人2
俺はジークとアリスの泊っている宿屋へ行くと、すぐ隣にあるカフェテリアで二人が手を振って待っていた。だが彼らのテーブルの上には大量のケーキやジュース、そしてマフィン。
「よ! なんでこんな大量に食べ物が? 誰か他にも来るのか?」
「え? そんなに多かった? 別に僕ら以外は誰も来ないよ」「私達はいつもこのくらいが普通ですわ」
「は? これお前らだけで食べるのか?」
「そうだけど」
「…」
なるほど。新しい服が買えないわけだ。食べ過ぎだろ!
「あの、えっと…新しい服を買うんじゃないの?」
「うん。ちょっと待ってね」「あと少しですわ」
「あの、そこのウエイターさん! そこのケーキも持ってきてくださる?」
まだ食うのかよ! というか周りの人、ドン引きだぞ
「ふう…お腹、一杯」「ちょっと食べ過ぎましたわね」
食べ過ぎって量じゃねえよ!!!
と、お腹が一杯になったところで俺達はカフェテリアから出て、町で買い物にやっと行けることになった。俺はアリスに外見相応な上品な服を買い、ジークは執事用の服を買っていた。意外にもあのよろけた感じのジークは執事だったのだ。
アリスとジークは服を各2セットずつ買ったがどれも高級な品ばかりだったのでなんと白金貨が7枚と白銀貨が6枚も一瞬で無くなった。前世の時だったら白目を向いて倒れるくらいの出費だ。それもその内の白金貨4枚と白銀貨4枚はジークの服に使った。主よりも約1.7倍も高い服を買うとはなんとも贅沢な執事だ。
その後、俺は彼らと別れ、学院に帰った後自分の部屋のベッドで放心状態になって彼らと宿屋のカフェテリアで待ち合わせたことを後悔した。
(げぷっ…食いすぎた…)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
その頃、アキレア帝国では
「王様! 大変です!」
「なんだ。どうしたと言うのだ」
魔王城の中のように大きい王座の間にある扉が重々しい音を立てて開いた。そしてそこからアキレア帝国の壁外地で警備や外から来る魔物と戦っている前衛のユニフォームを着た男が王様の前まで慌てて玉座の前まで走って跪いた。
「王様、この帝都の周辺の地から各種の王や他のSランク級の魔物が集まり、大群を連れながらここ、帝都へ進軍中でございます」
「なんだと! 敵の戦力はどれ程だ?」
「現在確認出来ている戦力はAランクの魔物が数百体とSランクの魔物が数体です」
「ではこちらの戦力で収まるのか?」
「はい。ですが先週から徐々に数を増やしていき、もしこのまま増え続けるようであれば我々には手に負えません。」
「では至急、近国から兵士や冒険者などを徴収せよ」
「了解致しました」
すると王様は笑顔を取り戻し、こう言った。
「ところで、来週の魔法大会の準備は順調か?」
「はい。準備は万端です。今回は前回の10倍ほど魔法空間を拡大しており、魔法結界も前回より何倍も強くしております」
「前回の大会ではあの男が戦闘中に魔法結界を派手に破壊しおったからのう。今回はあの男が来ても簡単には壊れんようにしておくことじゃ」
「は!!!」
その後、男は立ち、その場から去って行った。
「ふっふっふ…今回は和国に修行をしに行っていた我が娘も魔法大会に出場する為、帰ってくるのでな。今回は我が娘が勝たせてもらうぞ、発明の天才、レオナよ!
はっはっは!!!」
「よ! なんでこんな大量に食べ物が? 誰か他にも来るのか?」
「え? そんなに多かった? 別に僕ら以外は誰も来ないよ」「私達はいつもこのくらいが普通ですわ」
「は? これお前らだけで食べるのか?」
「そうだけど」
「…」
なるほど。新しい服が買えないわけだ。食べ過ぎだろ!
「あの、えっと…新しい服を買うんじゃないの?」
「うん。ちょっと待ってね」「あと少しですわ」
「あの、そこのウエイターさん! そこのケーキも持ってきてくださる?」
まだ食うのかよ! というか周りの人、ドン引きだぞ
「ふう…お腹、一杯」「ちょっと食べ過ぎましたわね」
食べ過ぎって量じゃねえよ!!!
と、お腹が一杯になったところで俺達はカフェテリアから出て、町で買い物にやっと行けることになった。俺はアリスに外見相応な上品な服を買い、ジークは執事用の服を買っていた。意外にもあのよろけた感じのジークは執事だったのだ。
アリスとジークは服を各2セットずつ買ったがどれも高級な品ばかりだったのでなんと白金貨が7枚と白銀貨が6枚も一瞬で無くなった。前世の時だったら白目を向いて倒れるくらいの出費だ。それもその内の白金貨4枚と白銀貨4枚はジークの服に使った。主よりも約1.7倍も高い服を買うとはなんとも贅沢な執事だ。
その後、俺は彼らと別れ、学院に帰った後自分の部屋のベッドで放心状態になって彼らと宿屋のカフェテリアで待ち合わせたことを後悔した。
(げぷっ…食いすぎた…)
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その頃、アキレア帝国では
「王様! 大変です!」
「なんだ。どうしたと言うのだ」
魔王城の中のように大きい王座の間にある扉が重々しい音を立てて開いた。そしてそこからアキレア帝国の壁外地で警備や外から来る魔物と戦っている前衛のユニフォームを着た男が王様の前まで慌てて玉座の前まで走って跪いた。
「王様、この帝都の周辺の地から各種の王や他のSランク級の魔物が集まり、大群を連れながらここ、帝都へ進軍中でございます」
「なんだと! 敵の戦力はどれ程だ?」
「現在確認出来ている戦力はAランクの魔物が数百体とSランクの魔物が数体です」
「ではこちらの戦力で収まるのか?」
「はい。ですが先週から徐々に数を増やしていき、もしこのまま増え続けるようであれば我々には手に負えません。」
「では至急、近国から兵士や冒険者などを徴収せよ」
「了解致しました」
すると王様は笑顔を取り戻し、こう言った。
「ところで、来週の魔法大会の準備は順調か?」
「はい。準備は万端です。今回は前回の10倍ほど魔法空間を拡大しており、魔法結界も前回より何倍も強くしております」
「前回の大会ではあの男が戦闘中に魔法結界を派手に破壊しおったからのう。今回はあの男が来ても簡単には壊れんようにしておくことじゃ」
「は!!!」
その後、男は立ち、その場から去って行った。
「ふっふっふ…今回は和国に修行をしに行っていた我が娘も魔法大会に出場する為、帰ってくるのでな。今回は我が娘が勝たせてもらうぞ、発明の天才、レオナよ!
はっはっは!!!」
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