胸ばっか見るんじゃない!

S.W

神と巨乳優等生美少女と恋愛授業

神「さて女神よ、これからの話であるが。」

美波「もうその女神はやめて。美波でええわ。」

神「了解した、美波よ」

原田「私のことは、みずきって呼んで下さいね!」

神「貴様きさまと、会話する気は無い!」

みずき「ところで、なんで私のことそんなに嫌いなんですか?」

神「・・・。」

みずきは、理由を聞くまで動こうとしないようだ。

美波「そういえば、そうやな!なんでやの??」

神「・・・。なんだ貴様きさまのその無駄むだ巨乳しぼうは!全くの無用の長物ちょうぶつである!」

紘に憑依のりうつっている神が、みずきの胸を指差している。

美波「・・・」
みずき「・・・」

美波もみずきも唖然あぜんとしている。

神「巨乳きさまは、貧乳みなみのいや、全ての貧乳つつましいおとめてきだ。」

みずき「・・・、つまり胸の大きい女の子が嫌いということですか?」

神「左様さようこやつ巨乳どくがに毒されつつある。」

みずき「・・・別に好きで大きくなった訳じゃないのに。。。」

神「お前のような巨乳やつは皆、そのような戯言ざれごとをぬかす。それがどれほど貧乳つつましいおとめを傷つけてきたのか、巨乳おまえに分かるのか?」

美波もみずきは、あきれて何も言えないようだ。


神「さて、話しを戻そう。今後の話だか。」

美波「・・・そうやったな。なんやの?」

神「美波は、そのままでも良いと思うのだが、さらにこやつに好かれるよう貧乳力じょしりょくを高めてもらおう。」

美波「そうやな、女子力じょしりょくを高めて悪いことはないわな。」

みずき「私も参加してもいいですか?」
神「・・・」
美波「ええやろ!別に原田さんが参加しても。」
みずき「吉井さんは、優しいですね!」
美波「美波でええよ。ライバルやけど、抜け駆けみたいでいややし。」
みずき「うふふ、そうですね!私のこともみずきって呼んで下さいね!」

神は不服そうだが、あきらめたようである。

美波「そんでどうやって女子力(じょしりょく)を高めていくん?」
神「お前達の世界で表現すれば、恋愛授業とでも言っておこう。」

美波「おっ、ええやん!いかにもって感じやな!」
みずき「楽しみですね!」

神「われが言ったクーパー靭帯じんたいとは、何か知っているか?」

美波「なっ、何言ってるの知ってるわよ!」
みずき「知らないです。」

神「では続けよう。」
みずき「待って下さい、私は知らないので教えて下さい!」
神「ググッて調べろ!優等生がっ!」
みずき「ググる??」

みずきは、勉強のできる優等生ではあるが世間の俗語にはうといようである。

神「もうよい。クーパー靭帯(乳腺提靭帯)とは、胸を構成する一部で線維状の靭帯だ。建物で言えば鉄骨に当たる。これが伸びたり、切れたりすると胸の形が崩れ、垂れた状態になる。」

みずき「そ、そうだったんですね。。。さっき私の靭帯を切れればいいみたいなこと言いましたよね?切れちゃったら胸が垂れてきちゃうってことですか?」

神「左様。巨乳きさまなど垂れてみにくくなってしまえばよいのだ!」
みずき「ひどい。。。」

みずきは、少し落ち込んだようだ。
美波は、話題をらそうと、

美波「そ、そんでクーパー靭帯がどうしたん?」
全く逸れては、いないが。。。

神「美波は、自分には関係ないと思ってはおらぬか?」
美波「えっ、そうやな。。。垂れる胸もないし。。。そうやないの??」
神「左様。胸の大きさに関わらず、クーパー靭帯は伸びたり、切れたりする。」

みずき「そうなんですか?」

みずきが復活した。

神「クーパー靭帯は、日常生活の中でも十分ダメージを受けている。胸が揺れる運動やブラを着けている時間が短い・ブラのサイズが合ってない、寝ているときにノーブラなどがある。」

みずき「寝ている時も必要なんですか?」
神「・・・。人生の3分の1が睡眠だ。胸が横になっていれば、クーパー靭帯も横に伸びてしまう。うつせなど最悪さいあくだな。」

美波「寝てる時でもブラをするのは、しんどいな。(寝る時はしてないけど)」
神「ナイトブラという寝る時用のブラがある。スポーツブラみたいなものだ。」

美波「でもなんだかんだ言って、クーパー靭帯って切れても治るんやろ?」
神「いや、修復不可能しゅうふくふかのうだ。だから忠告ちゅうこくしている。」
みずき「そうなんですね。。。」

美波「ナイトブラは、どこで売ってるん?」
神「ネットが便利だが、やはり店頭で販売員に相談し、実際に試着した方が良かろう。手間だが確実に自分に合ったものが手に入るだろう。」
美波「そうするわ!」


神「さて、本日はここまでとしよう。こやつもそろそろ目覚める。ではさらばだ!」

神はそう言うと、紘はゆっくりとうつ伏せになった。

紘「ん?あーまた気を失ってたかぁ。」
みずき「島田君、大丈夫ですか?」
紘「うん、大丈夫だよ。原田さん、ありがとう!」

美波「(いつもの島田に戻ったな)やっぱり、神が憑依のりうつってたんかな。」

紘「(吉井さんは、機嫌が戻ったようで良かった。)」



続く。。。



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