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りゅう

526:火の開戦








「なんか、すごく呆気なかったな…」

巨大都市エルミスを陥落させるための足掛かりとするために5つの拠点を制圧すると決めた翌日、5つの拠点はあっさりと制圧された。

5つの拠点それぞれにサラちゃん、ソフィラさん、アクア、フレイム、エリカを送り込んだ結果、5つの拠点はあっさりと制圧された。

5つの拠点のうち3つは魔族の奴隷とされていた人々がいた。現在、ガランさんの指揮のもと3つの拠点の住人への対応をしている。

確認した限り人間が80名ほどと獣人が30名、エルフが4名いたらしい。それらの人々を一旦一つの拠点に集めてコヨミちゃんの部隊に保護体制を取らせた。

残る4つの拠点全てにピュレット騎士団の小隊を1つずつ設置して拠点の守りを固める。

目標の拠点5つを全て制圧出来たので次は巨大都市エルミスだ。

「本当にこれだけの人数で行く気ですか?」

出撃の準備をしていた僕にガランさんが尋ねる。

「うん。確認した限り巨大都市エルミスは完全に魔族しかいない都市だ。魔族以外の人は例え奴隷であっても入ることが出来ない。だから今回は救助作業がいらないから少数精鋭の方が都合がいい。それにヴァンパイアロードやピュレットの方の守りを手薄にはしたくないしね」

僕はガランさんにそう答えみんなのもとに向かう。

今回、巨大都市エルミスは僕、エリカ、サラちゃん、アクア、ソフィラさん、フレイム、アミちゃん、フランの8人で攻める。

念のため巨大都市エルミスの周囲にピュレット騎士団の小隊をいくつか配置してあるがおそらく出番はないだろう。

「よし、行くぞ」

僕はテレポートを発動させて一瞬で巨大都市エルミスの目の前に移動した。

「さあ、開戦といきましょうか…」

フレイムはそう言いながら覚醒状態になり巨大都市エルミスの上空から巨大な火の塊を大量に叩き込む。流星のように流れ落ちる火の塊は巨大都市エルミスのあちこちを灼熱地獄へと変化させる。










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