Re:legend

りゅう

523:3人の魔女














「さて、じゃあチートキラーらしく瞬殺させてもらうとするか…」

僕はエリュシオンを強く握りしめて言う。

「4番7番、魔法を展開し標的を射貫け」

敵がそう呟くと2つの死体が現れて僕目掛けて魔法を放つ。これは、古代魔法だな…水と砂の古代魔法が僕を襲う。

「フェアリー、フレア、クロノス、やるぞ!」

「「「了解」」」

「精霊神モード、風、火、時」

僕は3つの精霊神モードを同時に発動する。

「マジックタイム」

僕は時の魔法を発動させ敵が放った砂と水の魔法を消滅させる。マジックタイム、対象を時空の彼方へとおいやる魔法だ。ただし生物相手には使えないし魔力消費が激しいため連発できない。クロノスの時魔法は強力だがその分燃費が悪いのだ。

「クロノスタジア」

僕は敵の時を止めて敵の目の前に移動、そして魔法を解除して一気に斬りかかる。

「ちっ…8番、守れ」

敵がそう呟くと新たに死体が現れて僕の攻撃を防ぐ。エリュシオンでの攻撃が直撃した死体は動かなくなり消滅した。

「せっかくのお気に入りを…」

「それは悪いことをした。お詫びに投降するチャンスをあげるよ。どうする?」

「するわけねえだろ」

敵がイラつき新たに死体を呼び出した。

「この1番とそっちの2体、4番7番はかなりお気に入りのコレクションでね。先代の魔女と呼ばれた連中の死体なんだ。雷、水、砂の魔女を相手に君は勝てるのかな?」

敵はニヤニヤと笑いながら僕に尋ねる。

「さあ、わかんないな。生前の3人が協力してきたら勝てないかもな、でもそれは意思のない死体だ。協力なんて概念は存在しない…だから僕は負けない」

「そうかい、そうかい、じゃあ勝てるかどうか試してみるといい」

敵がそう言うと3人の魔女の亡骸は僕に襲いかかってきた。














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