Re:legend

りゅう

473:6人目













「リュウさん、起きてください!リュウさん!」

朝、僕はヒナちゃんに思いっきり体を揺らされて目を覚ました。

「ん…ヒナちゃんおはよう。何かあったの?」

「………リュウさん、好きです。結婚してください!」

ヒナちゃんが顔を真っ赤にして僕に思いを告げる……え?何が起こった?ヒナちゃんが僕に告白?寝ぼけているのだろうか…それともここは夢の中?ためしにほっぺを引っ張るが痛い。ものすごく痛かった。

「ヒナちゃん、急にどうしたの…」

「ずっとリュウさんのことが好きでした。昨日、リュウさんが私を守ってくれるって言ってくださったのを聞いてこの思いを伝えずにはいられませんでした。私がリュウさんと結婚することは他の5人の方々から許可をいただいてます」

「はい。私とエリカ、フランさんにアミちゃん、ニコルちゃん全員が認めました」

部屋の扉の近くに立っていたハルカが言う。あれ、これもう断ることできないやつだ…まあ、ヒナちゃんならいいけどさ…

「わかった。ヒナちゃんの気持ちは素直に嬉しいし、結婚しよう。必ずヒナちゃんも幸せにするよ」

「はい。よろしくお願いします」

ヒナちゃんがそう言いながら僕に抱きついてきたので僕はヒナちゃんを優しく受け止めた。

「はやく全部片付けてみんなと結婚式をあげないとな…」

「ええ、リュウさん、はやく結婚式をあげるために頑張りましょう」

ハルカが僕に言う。ヒナちゃんはそれを聞いて少し震えていたが僕が強く抱きしめてあげたら震えが止まった。

「大丈夫、ヒナちゃんは戦わなくていいから…ヒナちゃんやみんなは僕が必ず守るから…」

僕にはみんなを守れるだけの力がある。とその時の僕は錯覚していたのだろう…

「リュウさん、ありがとうございます。じゃあ私は毎日リュウさんのために美味しいごはんを用意しますね」

「幸せ太りしないように気をつけてくださいね」

ハルカが笑いながら僕をからかう。たしかにヒナちゃんの料理は美味しいから幸せ太りしちゃいそうだな…
















コメント

  • ノベルバユーザー145242

    色んな小説が混じってる感じがしますが、気のせいでしょうか。
    好きな小説部分が複数入ってるので面白いとは思いますが。

    0
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