Re:legend

りゅう

435:師弟対決












う〜ん、なんでこうなった……
僕は今、アクアと戦うことになっている。先程、アクアにぼろ負けしたエリカが仇を討ってくれと何故か僕に泣きついて来たのだ。

アクアも僕と戦ってみたいと言うので受けることにしたが…はっきり言ってめんどくさい……

「じゃあリュウ様〜いきますよ〜」

アクアがそう言いながらどんどん魔力を高めていく。相変わらずすごい魔力だなぁ…魔力だけなら僕に匹敵するかもしれないな…

「アクアスパイラル」

アクアがいきなり魔法を発動させる。ちょっ、まだ準備が……

「バリア…フェアリー、頼む」
「はい!鉄壁の舞」

慌てて強化したバリアを張るがアクアの魔法にあっさりと破壊されてしまった。アクアの魔法が僕に当たる直前に僕はテレポートで離脱する。

「ふう、こっちの準備が終わるまで待って欲しかったんだけどな…」

僕はバンクカードからエリュシオンを取り出して覚醒状態になって言う。

「それが覚醒状態…」

「そうだよ。そしてこれが神器エリュシオン」

僕はエリュシオンを構えながら言う。

「精霊神モードにはならなくていいんですか?」

アクアが僕に尋ねるが僕には精霊神モードになるつもりはなかった。

「精霊の力を借りないと弟子を倒せれないと思われたくないからね…」

「………あの、すでに精霊の力を借りてませんか?」

「あっ………」

そういえば開始数秒後にフェアリーの力を借りてしまった。やばっ恥ずかしい………

「まあ、えっと…まだ準備ができてなかったから仕方ないってことにしてくれると…」

「リュウ様が勝てたら考えてあげますよ〜」

アクアが笑うのを必死に堪えながら言う。必死に堪えようとしてくれているのだが笑い声が漏れてますよ……

僕はフェアリーたちをカバンから出してエリカたちのもとに行かせる。

「さあ、じゃあ、仕切り直そうか」

再びエリュシオンを構え直し僕はアクアと向かい合う。















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