428:おでかけ

「あっ、そうだ。リュウ、明日私、ハルカと出かけるから…」

僕が体に戻ろうとした時ウィズが僕に言った。どこに行くのかウィズに尋ねたがウィズは教えてくれなかった。

ウィズが言うにはガーディアンが復活するまでには最低あと2週間はかかるらしい、その間に色々と準備をしないとな…

翌日、家にハルカはいなかった。ハルカも僕に留守にすると言ってきたがどこに行くのかは教えてくれなかった。いや、教えてくれなかったのではなくハルカもどこにいくのか知らないみたいだった。

「リュウさん、ハルカさんもいませんしたまには2人で出かけませんか？リュウさん、最近元気ないみたいですし、一緒に出かけて気分転換しましょう」

アミちゃんがリビングにいた僕を誘ってくれる。出かけるならエリカ、フラン、ニコルちゃんも連れて行こうとしたら3人はすでに出かけていたらしい。エリカはフランとニコルちゃんは兄のラハドさんと出かけていったらしい。

「じゃあ、2人ででかけようか」

「はい。じゃあ、少し待っててください。準備してきますから」

「わかった。ここでゆっくりしてるよ」

僕はそう言いながらスタスタと歩いていくアミちゃんを見送る。

「お待たせしました」

アミちゃんを見送ってから約一時間後、ようやく準備を終えたアミちゃんがやってきた。

「かわいい…すごく似合ってるよ」

アミちゃんを見た僕がそう呟くとアミちゃんは嬉しそうに笑った。

「さて、じゃあ行こうか、どこに行きたい？」

僕がアミちゃんに尋ねるとアミちゃんはどうしても行きたい場所があると言うので先にそこに向かうことにした。

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