Re:legend

りゅう

418:助っ人












「君は…何故、君がここに?」

突然現れた僕を見てウィズが驚きながら僕に尋ねる。

「僕の『強欲の書』にここへの術式がコピーされてたから来れたんだ。ハルカが戦ってるってレグルスから聞いた時はびっくりしたけどね」

「久しぶりですね。リュウ様、ここには最大で大罪の魔族と大罪に選ばれしものが1組しか入れないはずなのですが、まさかコピーした術式から侵入してくるとは思いませんでしたよ」

「そうか、じゃあ、今後はコピーされた術式の対策もしとくんだな…さて、この僕の自由とハルカの記憶を返してもらうぞ」

「この前、『強欲』と私に挑んでぼろ負けしたのをお忘れですか?」

「いいや、しっかりと覚えてるよ。だから今回は僕達全員でやらせてもらう」

「全員?ここにはあなたとハルカ様と『傲慢』しかいないのですが…あなた方3人が束になれば私に勝てるとでも?」

ガーディアンが苦笑しながら僕に尋ねる。

「残念だけど僕達3人じゃお前は倒せない。だから助っ人を呼ぶことにした。悪いね…」

「助っ人…」

「よう。待たせた…」

突然僕の横に開いた穴からレグルスが飛び出して来た。

「レグルス、連れて来てくれたか?」

「ああ、強力な助っ人を呼べるだけ呼んできてやったぜ」

「はあ〜めんどくさいけどレグルス兄の頼みなら仕方ないか〜」
「お腹空いた…レグルス、戦いが終わったらちゃんと飯を食わせろよ」

レグルスに続き2人の魔族が穴から出てくる。そう、レグルスが『強欲の書』に記された『怠惰』と『暴食』から連れて来てくれた2人の助っ人、『怠惰』の魔族フィーと『暴食』の魔族メリド、2人の強力な助っ人が今回やって来てくれた。

「そういえば〜久しぶりだね〜この4人で戦うの〜」

「まさか、また4人揃って戦う日がくるとはな…」

「『怠惰』に『暴食』か…面白い、全員でかかって来い!」

「悪いけど始めからそのつもりだ。みんな、やるぞ」

僕の掛け声に合わせて全員がガーディアンに向かって行く。















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