Re:legend

りゅう

376:2つの力









「精霊神モード」

フレアが僕に少しずつ力を送ってくれる。

「なんかいつもと違う感じだな…」

「まあ、フレアの力を借りている状態ですから…」

「ちなみに今40%くらいだぜ」

「わかった。40%で止めて」

フェアリーの指示に従いフレアは力の40%を僕に渡すと僕に力を流すのをやめる。

「リュウさん、次に私の力も流し込みます。私とフレア、2人の精霊神の力をうまく操ってください」

フェアリーがそう言い僕に力を送ってくれる。

「私の力も40%くらい流し込みます」

フェアリーがそう言いしばらくすると力を流し込むのをやめる。

「どうですか?リュウさん」

「結構キツい……油断すると一瞬で力が出て行きそう……」

「そうですか、じゃあ私とフレアの力を30%まで下げますね」

「頼む……」

フェアリーとフレアが送ってくれた力が減って行く。

「どうですか?」

「これなら大丈夫。普通に動けるし魔法も使えそう」

「ちょっと試してみてえな…」

フレアが僕にそう言う。たしかにこの力を一度実戦で使ってみたいな……

「じゃあ、ギルドで依頼でも受けたらどうです?討伐依頼でそこそこの難易度のものを受ければ力を試すのにちょうどいいと思いますよ」

「せっかくだしこの力を試してみるか…」

僕がそう言うとフレアが嬉しそうに早く行こう早く行こうと急かしてくるので僕はドリフトでギルド本部に向かった。

「う〜ん、どれがいいかな?」

ギルド本部に到着した僕達は何かいい依頼がないか探していた。クラーケン討伐やグリフィン討伐、キングエイプの討伐や飼い猫探しの依頼、街のお掃除依頼や商人の護衛など様々な依頼がある。

とりあえず今日の目的は精霊神モードを実戦で試すことだからとりあえず討伐系の依頼を探す。

「どれがいいかな…アクアスライム討伐…ゴールデンゴーレム討伐、ジェノサイド討伐、オークの群れ討伐…うーん、あまりいい感じの依頼がないな…」

「あの〜大変失礼ですが、国王様でしょうか?」

ギルド本部の職員のような人が僕に話しかけてくる。

「はい。そうですが…」

「おお、お会いできて光栄です。ところで国王様はブラックランクの実力者、是非受けていただきたい依頼があるのですが…」

「どんな依頼でしょうか?」

僕がギルド本部の職員の人に尋ねると1枚の紙を渡された。えーと、ヒュドラ討伐か…

「ヒュドラですか…この世界でも上位クラスのモンスターですしいいと思いますよ」

「ヒュドラか…面白そうだな…」

フェアリーとフレアの反応を見て僕はヒュドラ討伐を引き受けることにした。



























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