Re:legend

りゅう

339:60%









「精霊神の裁き」

僕は精霊魔法を発動させていくつもの光の矢を作り出す。それらを一気に砂の魔女サラ目掛けて放つ。

「サンドゴーレム」

砂の魔女サラは人間の形をした砂の塊を作り出し僕が放った攻撃を受け止めようとした…が、僕の精霊魔法がサンドゴーレムを貫き砂の魔女サラ目掛けて進んでいく。

「くっ…」

砂の魔女サラはなんとか僕の精霊魔法を回避したがバランスを崩してその場に倒れこむ。

好機とみた僕は砂の魔女サラに迫る。

「サンドゴーレム」

砂の魔女サラが時間稼ぎのために慌ててサンドゴーレムを作り出す。

「そんなんじゃ時間稼ぎにもならないぞ」

僕は神器でサンドゴーレムを真っ二つにし、そのまま倒れている砂の魔女サラに斬りかかる。僕の神器が砂の魔女サラを真っ二つにするがそこには砂だけが残った。

「やっぱり分身だったか…よくあの一瞬で分身を作り出せたな…」

「まあ、サンドゴーレムを作るようなものだからね、僕にとっては朝飯前さ…それにしても君、この短期間でよくここまで強くなれたね。アミちゃんの成長速度もすごいけど君はもっとすごいよ」

「アミちゃんの成長速度?」

「ああ、ちょっとアミちゃんに砂の魔法を教えてあげてたんだ。アミちゃんはすごかったよ。この短期間で覚醒状態になれるようになったし…」

「アミちゃんが覚醒状態になったって…」

「事実だよ。あっ、もうすぐアミちゃんと魔法の練習をする時間だからちょっと急がないと……覚醒の魔女」

砂の魔法サラはそう言い覚醒状態になる。

「フェアリー、60%まで上げてくれ」
「わかりました」

フェアリーが僕の頼みを聞いて更に力をくれる。

「へえ、まだそんな魔力を持ってたんだ…すごいね…」

「まあな…まだあげることもできるぞ…」

「へえ、でもそれをやると君の体がもたないんじゃないのかな?」

「まあね…」

「じゃあ、君の体が限界になる前に決着をつけよう…」

「そうしてくれるとありがたいな…」

僕はそう言いながら神器を構える。
僕と砂の魔女、2人の戦場に1つの影が迫っていた。









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