Re:legend

りゅう

336:撤退と戦闘開始








「リュウさん、もうすぐサラさんの城に到着します。ここら辺で少し休息をとりながら作戦を練りましょう」

「そうだな…じゃあ、あそこら辺で休もう」

僕達は岩陰に隠れながら休憩をする。

「とりあえず僕が砂の魔女サラと戦って時間を稼ぐ。その間にみんなはアミちゃんと合流しラスのドリフトでピュレットまで戻ってくれ」

僕は作戦をおおまかに確認する。この作戦に反対する人はいないみたいだった。

「なるほど…僕が留守にしてるすきにあの子を連れ去ろうってことか…」

「貴様」
「敵…ですか…」

エリカとソラミちゃんが突如現れた砂の魔女サラに向かって行く。

「遅いよ〜もっとはやく動かないと…」

エリカとソラミちゃんの足に砂がまとわり付き砂に足を引っ張られたエリカとソラミちゃんが地面にぶつかる。

「2人とも、大丈夫か?」

「うん。なんとか…」
「はい…大丈夫…です…」

「ラス、みんなを連れて撤退しろ」

『了解』

ラスが僕の指示に従いドリフトを発動させようとする。

「リュウさん、今のうちにアミちゃんを助けた方がいいのでは…」

「さっきの話を全部聞かれてた可能性がある。城で敵が待ち伏せしてる可能性があるから危険だ。ラス、頼む」

『了解、ドリフト』

ラスがドリフトを発動させるとこの場は僕と砂の魔女サラだけになった。

「1人で大丈夫なのかな?」

「1人じゃないさ、フェアリーがいるからな」
「そうです‼︎」

フェアリーが僕の横を飛び回りながら言う。

「まあ、いいけど、あの子を連れ去ろうとするなら全力で君を倒す」

砂の魔女サラはそう言いながら魔力を高めていく。










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