Re:legend
289:怠惰と爆破
「私はシャルロット、『怠惰』に選ばれたプラチナランクの冒険家」
シャルロットが魔族に名乗りをあげる。
「そうか、ご丁寧にありがとな、俺様は爆破のドンチス、この村1番の魔法使いだ」
「そう、卑劣のドンチスね。覚えておいてあげるわ」
「卑劣じゃない!爆破だ!」
「あら、ごめんなさい。さっきから卑怯なことばかりするからつい間違えちゃったわ」
シャルロットが言葉に怒りを込めながら言う。相当お怒りのようです…
「じゃあ、さっそく卑怯なあなたに制裁を…」
シャルロットがそう言いながら剣を1000本作り出す。
「おいおい、多すぎだろ…」
「ピルリサボテンみたいにしてあげる」
シャルロットがそう言いながら剣を動かす。ピルリサボテンってなんだ?どうやらこの世界に存在するサボテン型の魔獣のようだ。
シャルロットが剣を操作してドンチスを追い詰めていく。ドンチスは爆破の魔法を使いシャルロットの剣を少しずつ破壊しているが破壊された瞬間シャルロットが新たに剣を作るので数は全く減っていない。
「あー鬱陶しいなー」
ドンチスの怒りが限界を超える。
「これで終わりね」
ドンチスが叫んでいる隙にシャルロットの剣がドンチスを囲む。
「しまった…」
「何か言い残すことはある?」
「そうだな…貴様ら全員俺様の道連れになれ」
ドンチスが丸くなり魔力を一斉に爆発させる。
「予想通り動いてくれてありがとう」
シャルロットは1000本の剣でドンチスの周りを囲みこむ。シャルロットの剣がドンチスの爆発から周囲を守る。
爆発が収まったとき、すでにドンチスの姿はなかった。
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