Re:legend

りゅう

266姉妹共闘








「ちょっとまずいわね…」

みんなを戦場に送り込んでから数分後、ハルカとエリカは目の前の光景を見て驚いていた。

「まさかリーズ基地が移動要塞だったとはね」

エリカが目の前で動く金属の塊を見ながら言う。前にロンさんが魔族の基地には自動で動き回り近く敵を自動で倒す基地があると、まさかそれが大陸北側にあるとは思わなかったな…

「まあ、これくらいなら私たち2人でなんとかなるでしょ、お姉ちゃん、さっさとこれ破壊して他のところに向かおう」

「ええ、私が引きつけるから破壊はエリカに任せるね」

ハルカが『傲慢』の魔法を発動させながらエリカに言う。

「わかった」

エリカはハルカに返事をしながらガントレットを装備する。

エリカがガントレットを装備したのを確認してハルカは飛び出していく。基地からハルカ目掛けてビームが放たれるがハルカは全て『傲慢』の魔法で跳ね返した。

「エリカ、このビームは魔力が元になってるみたい。だから『暴食』で受け止めれるよ」

「わかった」

ハルカの言葉を聞き、エリカも飛び出していく。ビームの矛先がエリカにも向き、エリカ目掛けてビームが放たれる。

エリカが『暴食』の魔法でビームを全て吸収した。次から次へと放たれるビームを全て吸収していたエリカがビームを吸収するのをやめてビームを躱しはじめる。

「お姉ちゃん、もう十分溜まったから一気にいくわよ」

「了解」

エリカの言葉を聞き、ハルカは少しさがる。そして腕に魔力を集中させる。

「火龍の咆哮」

ハルカが火の古代魔法を放つ。すると、基地も魔力を1ヶ所に集中させて強力なビームを放った。

ハルカの魔法と基地のビームがぶつかり合う。ハルカの魔法がビームを打ち消し基地目掛けて進んでいく。

ハルカの魔法が基地に命中し、基地が揺らいだ。

「エリカ!今のうちに早く!」

「わかってるって、パワー全開」

エリカが『暴食』の魔法を使い先程吸収した魔力を全て自身の身体能力強化に使う。

「砕き散れー」

エリカが基地を全力で殴りつけた。『暴食』の魔法で強化されたエリカの拳がいともたやすく基地を砕く。

全壊した基地から魔族達が飛び出してきた。ハルカとエリカは襲ってくる者は倒し、逃げる者は見逃していた。

やがてその場に魔族がいなくなりハルカとエリカは僕に連絡する。

僕はハルカとエリカを迎えに行き1ヶ所目の戦いが終わった。









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