Re:legend
213:集合、戦闘開始
ハルカとエリカが風の魔女と対峙する。
「お主ら大罪だな、復活後のいい運動になりそうだ」
風の魔女ウィルモアが2人に言う。
「我は風の魔女ウィルモア、お主らの名はなんという?」
「私はエルフレッド・ハルカ、『傲慢』に選ばれし者」
「エルフレッド・エリカ、『暴食』の使い手」
2人が風の魔女ウィルモアに対し名乗りを上げる。
「『傲慢』に『暴食』か…なかなか楽しめそうだ、お前らは手を出すな」
風の魔女ウィルモアがウィッチプロフェッサーにそう言う。
風の魔女ウィルモアの言葉を聞き、ウィッチプロフェッサー達は風の魔女ウィルモアの後ろに移動する。
「リュウさん、大丈夫ですか?」
僕の目の前にフランが現れた。テレポートでやってきたのだろう。シャルロットにアミちゃん、エリス、ニコルちゃん、ソラミちゃん、コリンさん、エイリーンさんも一緒だ。
「ハルカさん、エリカさんとりあえずテレポートで同時に飛べる人数で最強メンバーで来ました。私達も一緒に戦います。」
「フランさん…わかりました。フェアリーとエリスさんはリュウさんを守ってください」
「了解」
「了解です」
エリスとフェアリーが僕の前に立つ。
その頃僕は立ってすらいられずに地面に倒れ込んでいた。
「みんな…無茶だけは…しないで…」
僕はなんとか今の思いを口にし、気を失った。
「フランさんはリュウさんを家まで送ってあげてください。エリスさんとフェアリーは一緒に戦ってください」
ハルカの言葉を聞き、フランが気絶した僕をテレポートで家に送り届ける。
「リュウさん、少し待っててくださいね。すぐにあいつを倒して戻って来ます。」
フランは気絶した僕の前でそう言い必ず風の魔女ウィルモアを倒しみんなで戻ってくると決意して再び戦場に向かう。
「リュウさんは無事送り届けました」
風の遺跡の前に戻ったフランは風の魔女ウィルモアと対峙しているみんなに言う。まだ戦いは始まっていなかったようだ。
「フランさんは後ろで待機していてください。みんなリュウさんの言う通り無茶だけはしないで!フランさんは危険そうな人がいたらすぐにテレポートで逃してあげてください」
「わかりました」
ハルカの指示を聞き、フランは見通しの良い場所まで下がる。
これで危なくなってもフランがテレポートで逃してくれると思い、ハルカは風の魔女ウィルモア目掛けて走りだす。
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