Re:legend

りゅう

159:『 』の居場所





エルが魔法を発動させ、『        』の居場所を探す。
シャルロットの時と比べて時間がかかっているような…もしかして見つからないように魔法を使ってるとか『       』の魔法が魔法無効化か、見つからなかったらどうしよう。

「場所がわかりました」

あっ、さっきの考えがフラグ扱いにならなくて良かった…少しほっとした。
だが、エルはかなり疲れているようだった。

「大丈夫?」

「はい、大丈夫です。いろいろと魔法阻害の魔法がかかっていたのでそれをかいくぐるのに時間がかかりました」

魔法阻害の魔法?そんな魔法もあるのか…今まで見たことも聞いたこともない魔法だな。

「で、あいつは今どこにいるの?」

「えーと、ここから結構近い場所にいますね。地図を出してもらえますか?」

エルに言われた通りポケットからスマホを取り出しマップアプリを起動させる。
スマホで開いたマップアプリをエルに見せる。

「少し貸してもらっていいですか?」

僕はエルにスマホを渡すとエルはマップアプリを少し動かす。

「ここですね。ここの周辺にいるはずです。」

エルが指差したのはピュレットから数十キロ離れた場所にあるラビ村という場所だった。ここは魔族に支配されている場所だから近づくのは危険だとロンさんに止められたが僕は無理矢理ラビ村に出発することにした。

僕はエルとスカーレッドに乗りラビ村へ飛び立とうとしているとロンさんが現れた。

「リュウ様、行くというなら止めはしませんが見張りは付けさせていただきます」

「え?」

ロンさんが見張りとしてハルカ、エリカ、アミちゃん、シャルロット、ソラミちゃんを連れて行くように言ってきた。
みんなも付いてきたいと言ったので連れて行くことにした。
ちなみにフランはヒースクリフとコリンさんとともにギルドの依頼を受けに行った。
フェアリーはまだ家で寝ている。

スカーレッドに僕、エリカ、アミちゃんが乗りハルカのパートナー魔獣であるククルカンにハルカ、シャルロット、ソラミちゃんが乗る。

「じゃあ、行ってきます。できるだけ今日中に戻るようにしますので」

「わかりました。お気をつけて下さい。くれぐれも魔族との戦闘は避けるようにしてください」

ロンさんが僕に言う。僕も今回はできるだけ魔族と戦闘はしたくない。下手に動いて魔族に同盟のことがバレるといろいろと面倒だからな…

「「行ってらっしゃいませー」」

ユリちゃん、ヒナちゃんが僕達に手を振ってきたので僕達も手を振る。

「じゃあ、行くぞ!」

僕の声を聞き、スカーレッドとククルカンが飛び立つ。



こうして僕達は『        』、大空白を探すためにラビ村に向かうことになった。

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