Re:legend

りゅう

153:試合

僕は家に帰り疲れたから少し休もうと思っていた…思っていたのだが………周りがそれを許してくれなかった…

僕は家に帰って即訓練所に連行された。
訓練所ではシャルロットやフラン、ユリちゃん達がまだバスケットボールをしていた。

「あっ、リュウさんおかえりなさい。」

フランが僕に気づき僕の方に走ってくる。
僕の横にくると僕の腕を掴みシャルロットとユリちゃんの元へ連れて行く。

「リュウさん、早くさっきの続きを教えてください」

その後みんなのバスケットボールの指導をすることになった。

数時間後

うちの人達がある程度上達したので僕は家に戻り寝ようとしていた。
僕が訓練所の扉を開けようとすると扉が勝手に開いた。

「え?」

驚きのあまり目を丸くする。
目の前にはガランさんとシーラさんがいた。
どうやら騎士団の仕事が終わったのでバスケットボールをしに来たみたいだった。

その後僕は2人にもバスケットボールの指導をした。幸いガランさんは獣人のため運動神経が良くすぐに上達した。

問題は…

「あっ、また失敗…」

さっきからボールを投げてはリングから程遠い場所にボールを拾いに行くという無限ループをしていたシーラさんだ…

シーラさんがある程度上達するまでかなりの時間がかかった。
当然僕はずっと練習に付き合わされた…

みんなが上達したら今度は試合がしたいと言いだした。
僕は疲れているので審判にして貰った。(審判も十分疲れるんだぞ…)

チーム分けはエリカ、ハルカ、フラン、ソラミちゃん、ユリちゃんチームとエリス、シャルロット、ユリちゃん、ヒナちゃん、ガランさんチームだ。

シーラさんはまだ試合が出来るまで上達してないので端っこで練習中だ。
コリンさんがシーラさんの練習相手をしていた。

ジャンプボールでガランさんがボールを取りエリスを中心に攻め込む。

「行かせませんよ」

フランがエリスの前に立ち塞がる。

「パスだ!」

エリスの後ろにガランさんが回り込みパスを貰う。
そしてそのままロングシュートを放つ。
ボールは綺麗にリングを抜けていく。

「おいおい、ほぼ自分チームのゴール下からうちやがった…チームだろ今の」

獣人恐るべし…コリンさんもそうだが獣人の身体能力凄すぎだろ…スピードだけならソラミちゃんの方が少し速いんだけどな…

てか、コートの端から端に向けてシュート打つって奇跡のなんちゃらのシューターみたいなことするなよ…

結果ガランさんが無双してガランさんのチームの勝ちだった。

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