Re:legend

りゅう

26:『強欲』『色欲』『怠惰』そしてミス

町に帰ってきて僕達はさっそくギルドへ向かう。僕達は依頼報酬の1200ドランをいただく。それを3人で3等分する。

ギルドで僕達は『怠惰』の少女について聞き込みをする。分かったことは少女の名前のみだ少女は
シャルロットと呼ばれていた『怠惰』なる少女シャルロットはかなり悪い噂で有名だった。

聞き込みを終えた僕達は鑑定屋にいきグリフォンと道中手に入れた素材を売る。グリフォンがかなり高く売れて僕達は3000ドランを手に入れた。これも3等分し1人合計で1400ドラン(280000円)3日で280000円はかなり嬉しい。

その後僕達は宿に戻る。宿に戻りハルカが見せたいものがあるというのでハルカの部屋を訪れる。

ハルカの部屋でお茶を飲みながらハルカが机の上に広げた巻物のようなものを見る。

「これには大罪の書の能力が少しだけ記されています。私達はまだ少ししか解読できませんでした。」

つまりこれを僕に解読しろと…

「この前リュウさんに魔道書屋でコピーしてもらった魔法を使って解読してもらいたいのですが」

あーそういえばハルカに頼まれて魔法をコピーしたっけ。僕は自分の魔道書をパラパラめくりその魔法が記されたページを開く。

これか…

リーリング   援護魔法  魔法ランク2  読めない文字が読めるようになる。

「リーリング」

僕が魔法を使い巻物を見る。巻物に記されていたのは『怠惰の書』の魔法と『強欲の書』の魔法と『強欲の書』があった場所ここまではハルカ達は解読できていた。

そしてもう1つ『色欲の書』の魔法が記されていた。『色欲の書』の魔法は自分が出会ったことのある相手に変身できるという魔法だ変身中は変身した人の契約している魔道書の魔法を使うことができる。ただし変身しているのは自分の半径1キロメートル以内にいない魔族以外の種族つまり近くにいれば自分には変身されないし魔族には変身できない。

『色欲の書』もなかなかのチート魔法だなぁ

そして巻物を読み終えた僕はすごく大切なことに気づく。この巻物に記されている『強欲の書』の魔法内容とハルカ達から聞いた魔法内容が違うのだ。恐らくハルカ達の解読ミスが原因だろう。

ハルカ達から聞いた強欲の書の内容は

操作魔法  魔法ランク1〜5
防御魔法  魔法ランク1〜4
回復魔法  魔法ランク1〜3
援護魔法  魔法ランク1〜2

これらの魔法なら相手が放った魔法を魔道書の空白のページで受け止めるか魔道書の空白のページに他の魔道書の魔法が書かれたページを乗せるかでコピーができる。
ただし魔法ランク4以上の魔法は2つ目の方法でしかコピーできない。(1つ目の方法でもできるがその場合は魔法をコピーした回数分しかつかえない)
と聞いていたのだが実際は…

2つ目の方法なら全ての魔法をコピーでき自由に使うことができる。

『強欲の書』が更にチート化されたような気が…

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