Re:legend

りゅう

19:旅の途中そして寝不足

「眠い……」

昨日全く寝てないので馬車で走っている間に寝ようとしたが全く寝れなかった…(エリカが酔ったせいということは伏せておこう)

「ごめん…今日の夜は私が見張りをするから…」

「もうすぐ目的地に着きますよ」

馬車の操作をしながらハルカが言う。洞窟に入る前に昼食を済ませようということになり洞窟から
少し離れた場所で馬車を止める。昨日の夜と同じように僕がエリカの世話をしている間にハルカが昼食を作る。

今日の昼食は肉無しのシチューだった。バンクカードの中に入れていても肉が腐る可能性があるので旅の間は生物を食べれない…

昼食を食べエリカの酔いも覚めたので僕達は洞窟の中に入ることにする。洞窟に入る前に装備をだす僕は剣ハルカは弓エリカはガントレットを装備する。

洞窟へ入りしばらく歩くと辺りが暗くなってくる。

「ライト」

この前ハルカからコピーさせて貰った魔法を発動する。

魔法ランク1ライト   発動者の周囲を明るくする

ライトを発動させ先に進んでいく。数体の魔獣と遭遇したが大して強くなかったのであっさりと倒すことができた。魔獣の牙や皮などは武器の素材にしたり鑑定屋で売ることができるので使える部位はいただいておく。それらを僕のバンクカードにしまい先へ進む。ちなみに僕のバンクカードのメーターは全く動いていない。結構中に詰め込んだと思うのだが…

しばらく進んでいると奥から魔獣の叫び声のようなものが聞こえてくる。

「おそらくこの先にグリフォンがいます」

ハルカの発言に僕達は慎重に先へ進む

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