僕と彼女たちのありきたりなようで、ありきたりではない日常。

きりんのつばさ

野郎2人編 これからの選択

そして京介が罠を仕掛けて数日
僕らは更衣室を見張っていた。
「ん?あれじゃないのか?」
と京介が指を指した方を見ると清掃員が怪しい動きを
していた。
「どうする?もう捕まえにいくか?」
「いや、中に入って罠に触ったら一気にやるから
少しずつ近づいていく」
と僕らは隠れながら更衣室に近づいていた。
「あっ、今更衣室に入った」
「よしカメラ起動」
僕らは罠の他に更衣室にカメラをいくつか仕掛けた。
「よしよし、罠に近づいていっているな・・よし
今だ‼️行くぜ優希〜‼️」
「よっしゃあ〜‼️」
と僕らはなだれ込むように更衣室に入っていった。
「は、はぁ⁉️」
と先ほどの清掃員がとても驚いていた。
「悪いが目当ての物は既に回収した、優希」
「ああ、これだろ」
と僕らが見つけたビデオカメラを見せた。
「そ、それは・・・」
「中身は全てホモビデオに代えておいた」
「うわ・・地味にくるやつ」
「さて、盗撮犯さん。大人しくお縄にかかるわけには」
「くっそぉ〜‼️」
とその清掃員は懐からナイフを取り出した。
「刺されたくなければ退け‼️」
「なんかさ、ここまで小者感出されるとやる気
失せるんだけど・・」
「優希・・それいったらあかんやつ。確かに小者感
MAXだけどな」
「とりあえず僕が捕まえるよ。さぁ勝てるかな?」
と軽く挑発をしたら
「ガキが舐めるなッ‼️」
と向かってきた。だが動きが全て一直線だったため
避けるのは簡単だった。そして相手の腕を掴み
「少しは勉強しろよっ‼️」
とその清掃員を投げ飛ばした。
「ふぅ・・終わりかな。京介頼んだ」
「はいよ、まぁあんた人生詰んだな」
と京介は慣れた手つきで犯人の手足を結束バンドで
結び、動けないようにした。
「おい、なんで盗撮なんてした」
「そりゃ、簡単さ売れば金になるからな‼️
お前らは金持ちなんだから、それぐらい許せよ!」
「うわースゲー理論」
「そういえば、今年の新入生主席だったな。あいつは
俺の好みだったな。撮れなくて残念だ・・‼️」
「・・反省ゼロね。分かった、京介、こいつは
僕の家に預からせてもらうよ」
「おいおい、何する気だよ」
「そりゃ社会的に抹殺するさ。あと犯人さん。
あんたが言っていた新入生主席だが、あれは僕の
妹だ。そして僕の名前は筧優希だ、意味分かるか?」
「筧優希・・ま、まさかKIグループの・・」
「ああ、あのグループの後継だよ。あんたは挑む
相手を間違えたんだよ」
「嘘だろ・・」
「暫く自分の行いを後悔してるんだな」
と扉から黒いスーツを着込んだ男性が複数人
入ってきた。
「優希様。お呼びでしょうか」
「ああ、こいつを連れて行け。そして適当に
交番の前に転がしておけ」
「かしこまりました」
「なぁ犯人、次伊代に何かしたら僕は自分を制御
できる自身がない。連れて行け」
とその犯人を抱えて出ていった。

「おつ」
「そっちも、おつ」
と僕らは屋上で缶コーヒーを片手に休憩してた。
「いや〜まさかの展開だったな。お前が家の力
使うなんて」
「・・まぁ伊代に危害が加わりそうだったからな。
伊代は守るさ。何があっても」
「・・どうやらシスコンだけじゃないようだな。
そこまでお前が言うなんて」
「伊代や茜には感謝してもし尽くせない恩がある。
だからあの2人は僕が守るよ。何があろうとも」
「そうか・・じゃあ俺から1つ質問。
お前は伊代ちゃん、茜ちゃん、守山、湊の中で
誰が推しメンだ?」
「はぁ?」
「だから誰が好きかって事だよ。だってお前ら
いつも仲良くやってんじゃん。いるんじゃないの?」
「僕は・・」
というか僕はまだあの出来事から完全には立ち直って
いない。完全では無いと恋愛はむずいだろう。
「まぁまだ決まって無いならゆっくり考えろ。
助けが必要なら助ける。だって俺らは親友だぜ」
「京介・・」
「まぁ考えろよ。それでお前さんが後悔が少ない方を
選べるといいな。とりあえずラーメン行かないか?
腹減ったぜ!」
「そうだね、ラーメン行こうか‼️」
と僕らはラーメン屋に向かった。


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