僕と彼女たちのありきたりなようで、ありきたりではない日常。

きりんのつばさ

再会その2

僕は守山さんに職員室の場所を教えてもらい
そこで分かれた。
その後、担任の先生にクラスまで一緒に
行く事になった。
そしてクラスの前に着いた。
「筧くん、少しここで待っててくれ」
「分かりました」
と先生は先にクラスに入り、少し経ち
「じゃあ入ってくれ」
と呼ばれクラスに入った。

「筧くん⁉︎」
と声がした方を向くと守山さんがいた。
・・・よし、知り合い1人確保
まずはボッチ回避だな。
「守山さん、朝はありがとうね」
「いやいやいいよ〜」
「じゃあ筧くん、自己紹介してくれ」
「分かりました。今日から一緒に
勉強する事になります筧優希といい・・・」
「ユウちゃん‼︎」
と僕が言い終えない内に
とある女子生徒が立った。
・・茶色の髪をボブカットにしていて
守山さんと似ているタイプの美少女だった。
「ど、どうしたの⁉︎明日香?」
「ユウちゃんだよね⁉︎10年前まで
この町で遊んだ湊明日香だよ‼︎」
「湊明日香・・・・」
と言われて、頭の中に懐かしい記憶が蘇ってきた。
「あれ、まさかあーちゃん⁉︎」
「うん‼︎そうだよ‼︎」
とあーちゃんは笑った。


湊明日香みなとあすか
僕が10年前に引っ越す前まで
一緒に遊んでいた言わば幼馴染である。
家が隣という事もありよく遊んだ。
まさかこの学校で再会するなんて
すごい偶然もあるもんだな〜
・・・とりあえず知り合い2人目確保。

「明日香が言ってた子ってこの子か〜」
「三春⁉︎言わなくていいよ〜‼︎」
「あら、そうなの?」
「そうだよ‼︎」
「・・湊、守山、筧くんの自己紹介の途中だろ」
「「すみません」」
と2人が謝っていた。
「筧くん、続きをどうぞ」
「あ、はい。とりあえず皆さん
これから2年間よろしくお願いします」
パチパチと拍手がクラス全体にした後
先生が連絡事項を話した後
朝のホームルールは終わった。

「僕と彼女たちのありきたりなようで、ありきたりではない日常。」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く