とても人気ある生徒会長の姉は、ブラコン過ぎてヤバイ(暴走気味)

Fuu

夏休みの宿題を終わらせよう

朝起きると姉さんはもう居なくなっていた。
俺はスマホを手に取り起動させて時間を確認する。画面に表示された時間は8時30分と書いてあった。やばい、寝すぎた。
原因は昨日姉さんと寝たので寝るのが遅れたからなんだよな。ここ最近妙に意識してしまう節がある気がする。昔はこんな事もなかっのに。

ふぅ、一旦頭の中を切り替えてっと。
今日は千沙都達と宿題とかする予定だったよな。とりあえず着替えるとするか。

そう思い俺はベットから起き上がる。
その時、まるでタイミングを見計らったようにスマホが振動して着信を告げる。
スマホを確認すると千沙都からだった。

『今日の件だけど、和樹くんの家でしたいなって話になってるけど大丈夫だったよね?』

ふむ。

『大丈夫だよ。だけど、都合上1時からね』

これで送信っと。
さて、さっさと着替えて小説読んで暇でも潰そうかな。

ーー
ーーー
ーーーーー

それから時間が経ち午後1時少し過ぎに千沙都達は来た。ちなみに家に姉さんは居ない。生徒会の仕事が入ったらしい。

「「「お邪魔します」」」

「とりあえず前に来た時使った部屋でやろう」

というわけでリビングに移動する事にした。
千沙都が移動する終始の間キョロキョロしてたけどなにしてるんだろ?

とりあえずさっさと終わらせるとしますかね。






「駄目だ!全然わからん!和樹教えてくれ!」

開始30分で武田が根を上げ始めた。仕方ないな

「どれどれ?それはそこのXをここに当てはめてーー」

ピンポーン

「あ、武田すまん。少し出て来る」

「おぅ、出来るだけやっとくわ!」

教えていた武田に声をかけてから席を立つ。
宅配とかかな?とりあえずさっさと戻らないとな。そう思いながら玄関のドアを開ける。そこには...

「はーい、今出ますねーーってゆずか」

「はい。こんにちは、和兄さん。今日暇してますか?」

「あー、今はみんなで夏休みの宿題片付けてるんだよね」

「え!そうなんですか!?あの、私も参加してもいいですか?」

んー、別に問題ないかな

「うん、いいんじゃない」

「分かりました。それじゃあすぐ取って来ますね」

そう言ってゆずは隣の家まで走って帰って行った。そこまで急ぐ必要ないと思うんだけどな...。
しばらく待ってるとプリントなんかを持ったゆすがまた走って帰って来た。

「はぁ...はぁ...。お待たせ...しました」

「あぁ、とりあえず息整えたら?」

「は、はい。すー...はー...すいません。和兄さんお見苦しいところを」

「あ、あぁ。とりあえず中に入るか」

「はい」



「あ、帰って来た...ってあんで柚木が居るの?」

「私も参加しようかなって」

なんだろうか、少し黒雲が立ち込めた気がしたぞ?

「柚木ちゃん!?ほんとに居た!お久b」

「すいません、黙っててください」

武田は笑顔で毒対応されてるな...。まぁ、これは前からか。

「はいはい、始めるぞ」

場を納めてからさっきまで座って居た所にまた座ったところで玄関の方から音が聞こえて来た。
そして、姉さんが走ってこの部屋に入って来る。

「かーずき!今日の晩は花火だよー!...あ、あれ?」

入って来た姉さんはこの部屋に居る人数に目を点にしている。
どうやら今日は勉強会だけじゃ終わらないらしい。


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