異世界転移した俺は異世界ライフを満喫する事にした

森崎駿

カイトの評価と制限解除

「No.01,No.02この二人を殺せ」
クロガネは二人にユートとカイトを殺せと命令を下した

「《了解》マスターの命令に則りあの人間を始末します」
「え~…マスターの命令なら断れないなぁ…ごめんねお兄さん達」
先に動いたのはNo.01だった

手を硬化させてユートを殴りつける
この威力は大型トラックがぶつかってきた位の威力はあるがユートは鋼鉄化ヘビメタ根強い根ハードプラントを同時に使ってその攻撃を耐える

No.02は袖口から短剣を取り出しユートを切りつけるが鋼鉄化ヘビメタの硬度に適わずを刃毀はこぼれする

「《疑問》戦闘では先に弱い方から潰すのが定石、だから貴方から殺りにいきましたが…なぜ耐えられるのですか」
No.01は追加で殴打を続けながらユートに疑問をぶつけてくる

「だよね~、マスターの情報通りならこっちのお兄さんの方が弱い筈なのにね…手応え的にこっちの方が強そうに感じるんだけどな~」
No.02は武器が使い物にならなくなってしまった為一旦引いて様子を伺っている

「そうなのかい?君達の情報では僕の方が強い事になってるのか…それは凄く光栄な事だね…」
「だけど…僕が本当に全力でユート君に立ち向かってもユート君が本気なら傷一つ付けられないだろうね」
カイトは二人の考えの斜め上をいく解答をする
それを聞いた瞬間、クロガネも驚愕した

「そんな訳が無いだろう!君は普通ならば人類では適うのは僅かと言われ、さらにそれでも何人ものパーティを結成して行かなければ勝てないと言われているドラゴン族を一人で討ち取れるのでは無いのか!」
クロガネは声を荒らげ手に持っていた機関銃をカイトに突きつけながら尋ねる

「確かにドラゴン族とは戦えるけど…変な話、ユート君は単純にドラゴン族以上の力を持ってるんだよね」
カイトは自分は弱いという事をクロガネに説明するがクロガネは嘘をつかれたと思いユートは弱いという証拠をカイトに叩きつける

「だったら何故No.93に負けたのだ!君の言う通りならばNo.93はドラゴン族よりも強いというのか?バカを言うな!あいつは飴を食べたとしても強さはこのNo.01とNo.02に劣っているのだぞ!」
クロガネはハァハァと肩で息をしながら言ってやったぞという様な顔でカイトに突きつける

「う~ん…ユート君は強いんだけど常に『劣化』のスキルを発動してるんだよね、さらに言えばユート君はいつも言っては何だけど手加減しながら戦ってるんだよ、本気を出したら一瞬で方が付いちゃうからね」
「ユート君がその気になったら…恐らくだけどあの四賢者様の一人『迅雷の武神マスター・オブ・スピリット』と同等…いやそれ以上の力を有していると思うんだよね」
カイトの賞賛の声を聞いたユートはNo.01との攻防の途中だが頭に左手を当て顔を赤くして照れる素振りを見せる

「あまりそう言うなよ、俺だって照れるんだぜ?」
そんなユートだが残してある右手はNo.01の攻撃を一打一打正確に受け止めている

「バカな…No.01!ちゃんと本気で殺れ!このポンコツが!やはりNo.02の方が優秀だな…このままだと…スクラップにするぞ」
クロガネがそう言うとNo.01の攻撃の手が止まり後ろへ後退する

「……《了解》これより制限リミッターを解除します」
そう言うとNo.01は首に下げていた緋色のダイヤ型のペンダントに魔力を注ぎ込む

するとペンダントから白い光が溢れてNo.01を包み込む
光が収まるとNo.01の服装や髪の長さや包帯が取れていた
隠されていた瞳の色は紫色で元々出ていた方も青色に輝いている
綺麗な黒髪も片側が結ばれていたが降されロングになっている
服装は黒の浴衣ドレスからさらにラフな格好になり容易に男を悩殺できるだろう

「見た目が変わった…いやそれだけな訳無いか…」
ユートは警戒の為No.01とさらに距離を取るがNo.01の姿が一瞬で消える

「消えた…」
ユートは気配察知サーチを使いNo.01を探すが感じ取れない
No.01の行方を考えていた時に不意に下腹部に激しい痛みを感じ初め下を見るとそこにはNo.01がいた
拳を握りしめておりその拳はユートの下腹部を強打している

ユートの体は部屋の壁に叩きつけられユートは吐血し動かなくなる

「《報告》人間一人の始末を完遂、次の標的を攻撃します」

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