ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

募兵官って?



募兵官とは中世末期に登場した職業です。
中世末期は流通が活発化し、貨幣が発達、徴兵や賦役を貨幣を支払うことで回避できるようになって兵が集めにくくなったそうです。
そこで当時の領主たちは傭兵を雇うのですが傭兵たちも傭兵団の規模で給料が決まったらしく少しでも人を揃えないといけません。


そこで生まれたのが募兵官です。
募兵のやり方は様々で町や村を巡ってご馳走や現金を見せて募集、衛兵所の娘……傭兵お抱えの娼婦を使って誘惑して契約、儲かっている傭兵団などは自前の酒場などを持ち、そこで酔い潰したり、ぼったくりバーよろしく法外な値段を請求して兵士にさせました。
中には誘拐、脅迫、暴力といった非合法な募兵もあり、白昼堂々若者を攫ったり、ミサを襲撃してミサに参加していた人を連行したり、果ては他国に侵入してその国の兵士を攫ったりしたそうです。
犯罪そのものの募兵もありましたが、傭兵が欲しかった国や領主は黙認したり、文句を言ったら逆に雇う予定の傭兵団に襲われたそうです。


そんな行為をする募兵官は忌み嫌われ、人肉売りなんてあだ名をつけられていたそうです。

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