ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ
城門の守り方って?
城塞都市にとって城門はもっとも重要な防衛の要だったようです。都市が建設される際も一番最初に建設されるのは城門と言われていました。
城門付近で防衛する場合重視されたのは堀と跳ね橋です。堀を掘って城壁や城門に取り付ける場所を制限することで攻撃側の行動を妨害し、防御側は兵士が少なくても防衛する箇所を決められるので一点集中で防衛できます。
機械じかけの跳ね橋は鎖で跳ね橋を巻き上げれば城門の役目も果たせました。
攻撃側は堀を埋めたり、内部に侵入させて跳ね橋機械を確保したり、城門を守護する兵士を買収したりして門を開けさせたりしました。
城門を超えると防衛側の次の防衛場所は殺人孔と呼ばれるエリアです。
殺人孔とは城門の通路の天井に設けられた開口部で、ここから石や熱湯や熱した油、クロスボウのボルト、ジャベリンなどを雨のように落としました。
殺人孔の次は城門の通路に設置される落とし格子やトラップドア。落とし格子は第二の城門として役立ち、トラップドアは通路の両サイドに隠し扉があり、そこが開いて横から防衛の兵士が奇襲したり、床に落とし穴を作って落とし穴のそこに設置した尖った杭で侵入者を殺しました。
ただ、この落とし格子やトラップドアには色々問題がありました。
まず落とし格子は設置費用が高かったそうです。防衛に有利だとわかっていても予算の都合で設置を見送った都市がいくつかあったとか。
トラップドアは防衛時まで使われることがないため、メンテナンスを疎かにしていざという時にドアが開かない。平時に荷馬車の重みで落とし穴が作動して死者が出る事故とかがあったそうです。
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