ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ
ベルフリーって?
ベルフリーとは攻城櫓のことです。
このベルフリーが生まれるまで攻城戦の攻める側は城壁にたどり着くのが困難でした。
攻撃側は堀を飛び越え、城壁にたどり着くと、城壁をよじ登り、城内へと攻め込みます。
無論防御側もあ、いらっしゃいませ~なんて言って見逃すわけないので矢や投石などで進軍を妨害しました。
こういった城壁をよじ登って攻撃することをエスカラードと呼ばれ、大変危険な任務でした。
実際このエスカラードを最初に達成した傭兵や兵士は一番乗りボーナスが支払われたようです。生き延びていればですが……
これをどうにかするために開発されたのがベルフリーです。
多層構造となっており、各階に攻撃兵が登れるはしごがついています。高さは攻撃予定の城の城壁に合わせて現地で建築調整されていたようです。
城壁にたどり着くと胸壁に届く跳ね橋をかけて、中で待機していた兵が城壁内へと攻め込みました。まだこの時期も一番乗りボーナスはありました。
時代が進むとベルフリーは城壁よりも高く建築され、屋上に弓兵を配置して城壁より高い場所から敵を攻撃したり、下層部に破城槌を付けてついでに城壁を破壊しました。
このベルフリーには色々と弱点がありました。まず木製なので火に弱い、高く築くので傾斜や堀などの地形や足回りが弱い、防御側からは最優先破戒目標にされるといった弱点がありました。
「エッセイ」の人気作品
書籍化作品
-
-
37
-
-
29
-
-
0
-
-
4503
-
-
238
-
-
221
-
-
59
-
-
140
-
-
52
コメント