ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

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スイス傭兵団って?



14世紀頃、ほぼ最強と呼ばれた傭兵団がいました。
それがスイス傭兵団です。彼らはパイクと呼ばれる長槍を集団で騎兵に向ける槍衾戦法と山岳の傾斜からハルベルトと呼ばれる矛槍による歩兵突撃で敵を打ち破り、常勝の無敵傭兵団と呼ばれ、スイス傭兵に勝てるのはスイス傭兵のみと言われていました。


さて、ほぼ最強と書いたのは資料を読み漁るとどうも山岳部では最強だったようですが、平野部といった平たい場所やパイクと言った長柄武器を扱っていたので乱戦とかは苦手だった模様です。


スイス傭兵団は州政府単位で雇われ、スイス傭兵団同士が敵味方に別れることもありました。
普通の傭兵団などはお互い損傷を少なくしようとプロレスのブックみたいに談合しあっておざなりな戦闘をしますが、スイス傭兵団は同胞が敵でもセメント試合をするので雇い主側からすればとても喜ばれたようです。


スイス傭兵団ですが契約金が結構高いのか、こんな逸話があります。

「フランスがスイス傭兵に支払う賃金は金の延べ板でパリからバーゼルまで道路が作れてしまうほどだ」


それに対して傭兵団の団長が言い返した言葉がこちらだったそうです。


「フランスの為に流したスイス人の血はパリとバーゼルにいたる全ての川に満ち溢れている」


中世末期、スイス傭兵団の契約料金は高かったようですが、逆にそれを雇うのが貴族や都市にとってステータスでもあったようです。
2017年現代でもスイス傭兵は現存し、ヴァチカン市国のローマ法王のための警察任務として雇われています。



          

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