ファンタジー作品に使えるかもしれないふわっとした中世ネタ

パクリ田盗作@カクヨムコン3参戦中

城って?



城には様々な役職の住人が住んでいます。城はそれだけで一つのコミュニティーともいえるでしょう。
中世の城は領主が領地支配と戦闘のための拠点としていました。その為生活空間としての快適度は下手をすると農民の家よりひどい場合もありました。
当時の建築技術は空気の流れや保温性とか考えていません。少しでも寒さを凌ぐために壁にタペストリをかけて隙間風を抑えたり、床に藁やおが屑をまいていました。


城に住むのはまず領主一家、その下に下級官吏を従えて領地の管理を行い、城内の日常生活を取り仕切る家令、城主の身の回りの世話をする侍従や侍女がいました。
ちなみに家令は中世後期になると領地管理部門と生活管理部門と二つに別れ、別々に雇われるようになったそうです。
領土管理を行う家令はその役職の重要性から騎士や司教が採用されました。会計能力がある家令は特に重要視され高い地位や特別な衣装を与えられ厚遇されました。


下級官吏の役職は料理人、倉庫や特別な部屋を管理する執事、石工や大工、鍛冶屋や馬の管理と世話をする厩舎長、従者や侍女も下級官吏扱いだったようです。
領主によっては理容師も個人で雇い、身だしなみと医療活動に従事させていました。


ミサを取り仕切る礼拝堂付きの司祭はミサの取り仕切りや公文書の作成、貧者への救済活動の監督をしました。


連絡手段の乏しい中世ヨーロッパでは領主専門の伝令も雇われており、高い給料と専門の服と靴が与えられたそうです。
ただ金品や重要書類を扱うため、自衛能力と馬術が、貴人に面会するためにそれなりの礼儀作法や宮廷知識が必要だったために紋章官が伝令役を兼任することが多かったそうです。


戦闘面では領主の配下や金銭で雇われた騎士、見習い騎士である従卒がいます。
その下に領土から徴兵した兵士、傭兵がつきます。
騎士たちは平時には交代で城の警備や訓練、時には領主に付き添って狩りをしていたそうです。

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